ピーポじゃないよ!ヴィーヴォだよ!


ネットでらくらく日本語対応「海外⇔日本」双方向送金。
海外送金サービスの「黒船」が日本に来航してきたぞ!



メルマガ最新号
  • [アボマガ No.55]見た目と中身、あなたはどっち派?_2(配信日: 2019/03/14)
  • [金のメルマガ No.10]最終回:備えあれば憂いなし(配信日: 2018/12/07)

→登録はこちらから

ピーポじゃないよ!ヴィーヴォだよ!

2018/10/11

 

 ブラジルのテレコム銘柄を興味本位で分析してみた。それだけ

 

[アボマガNo.20]ピーポじゃないよ!ヴィーヴォだよ!

の記事(一部)です。投資は自己責任で行って下さい。

 

記事全文をご覧になりたい方は「アボマガ」にご登録下さい。当記事のブログ公開日から早めにアボマガにご登録されると、期間限定サービスとして全文がメール配信されます。

 

スポンサーリンク

 今年に入り新興国相場の低迷が続きましたが、9月初旬ごろを底に少し落ち着きを取り戻しています。

 

 下図はいくつかの新興国通貨の米ドルとの為替の動きですが(上昇:新興国通貨安)、9月初旬ごろから新興国通貨安の動きが反転したことがわかります。

 

 しかしそれでも年初来で多くの新興国通貨は対ドルで2桁パーセント下落している状況が続いています。アジア中心に新興国債務が多く、少なくとも2019年終わりまでは先進国中央銀行の金融引き締めやテーパリングの流れが続きますから、新興国はまだまだ注意が必要です。

 

画像ソース: YAHOO! FINANCE

 

 新興国相場が弱いことから何か新興国株式で長期投資に向いている銘柄がないかどうか探していますが、現時点で特に目立つのはテレコム銘柄の配当利回りの高さです。

 

 「アボマガNo.4、5」ではテレコム株の配当利回りが高いぞということで、・・・について触れました。それぞれ当時の配当利回りは6.12%、7.54%、4.51%でした。

 

 しかし目線を広げると、世界のテレコム株は配当利回りが7%を超える銘柄がザラにあります。

 

 最近、新興国のテレコム銘柄で何か良さそうなのがないかちょっと調べてみました。あまりに変な銘柄を調べても仕方ないので、MSCI新興国テレコム指数の上位10銘柄から選びました。

 

画像ソース: MSCI

 

 そのなかで今回は、ブラジルのテレフォニカ・ブラジル(通称:ヴィーヴォ)について調べてみました。配当利回りが高く、多くの設備投資が必要だった昨今の新興国テレコム企業のなかでも珍しくフリー・キャッシュ・フロー(FCF)が常にプラスで、またブラジルのテレコムとはどんなものなのか気になったためです。

 

 ヴィーヴォの事業領域はブラジルのみです。ポートフォリオの地理的分散という意味で、あまりに多額を投資するべき銘柄ではないと思います。ポートフォリオのラテンアメリカ銘柄の割合を少し増やしたいときに購入を考えたほうが良さそうです。

 

 また、配当利回りは高いと言えば高いのですが、レヤル安や記事執筆中の株価上昇の影響で、現在の為替レートだと配当利回りは6.9%程度でやや物足りない水準になってしまいました。

 

 後述するように、ヴィーヴォは他にも購入前に少し様子見をしたほうが良い要素がありますので、購入するにしても少し時間を置いたほうが良いかもしれません。

 

 あと、最近は当メルマガで銘柄分析を行うようにもなりましたが、一番の目的は皆さんに長期投資の分析に関する目線をシェアすることで、「皆さん自身の銘柄探しの能力アップ」に寄与したいためです。要は皆さんのサバイバル能力のアップが目的です。

 

 今回もそのような目線で見ていただければ幸いです。個人的には、皆さんにはヴィーヴォに投資して欲しいというよりも、テレコム企業の分析例の一つを皆さんに提示するので、それを踏み台に皆さんにとって良さそうな銘柄を「皆さん自身で」探せるようになって欲しいです。

 

ヴィーヴォの業績とは関係なく株価が下がってきた

 まずは簡単にヴィーヴォ(テレフォニカ・ブラジル)について説明します。

 

 ヴィーヴォはブラジル最大の通信事業者です。NYSEに上場しています。正式な企業名はテレフォニカ・ブラジルでヴィーヴォはブランド名です。しかし企業の決算書を見てもヴィーヴォという名称で通じています。ティッカーもVIVです。

 

 元々はブラジル国営の通信事業者であったテレブラスの一部でしたが、1998年にテレブラスは12の企業に分割・民営化され、その後ポルトガルテレコムやスペインのテレフォニカの合弁のもと、複数の携帯電話事業会社が合併していまのヴィーヴォが形成されました。

 

 現在ヴィーヴォはスペインのテレフォニカの子会社で、テレフォニカは傘下の子会社による間接所有も含め、ヴィーヴォの発行済み株式数の約73%を保有しています。
【Telefonica】ヴィーヴォの株主構成

 

 なお、テレフォニカはブラジル含めラテンアメリカ諸国で事業を展開していますが、ここでは紹介しません。欧州での収益の割合が多いこと、欧州のテレコム株はヴォーダフォンなど他にも銘柄が存在すること、テレフォニカが多額の借入で利払い費が大きいためです。

 

 ヴィーヴォの株価は2007年夏をピークに、現在まで趨勢的に下落してきました。ヴィーヴォの2007年以降の株価は大体1株あたり純利益(EPS)の推移に沿って動いています。

 

 ヴィーヴォの株価は2012年はじめ、2014年中ごろ、2018年はじめの3回に急落していることがわかります。

 

 このうち最初の2回の急落は新株発行が原因です。新株発行でヴィーヴォの純資産はそれぞれ317億レアル、236億レアル増えました。最初の新株発行は設備投資拡大のための増資で、2回目は設備投資拡大のための増資と買収によって生じた新株発行です。

 

 ヴィーヴォは2015年にブラジルの通信事業者グローバル・ヴィレッジ・テレコム(GVT)を約72億ユーロで買収し、顧客数および売上げでブラジル最大の通信事業者になりました。このとき新株発行されました。
【Telefonica】Telefonica closes the acquisition of GVT and becomes the leading Brazilian integrated operator
【2014/09/19 ZDNet】Telefonica expands Brazil presence with ?7.2bn GVT acquisition

 

 

 一方で2018年の急落はヴィーヴォの問題ではなく、新興国相場の下落やブラジルの大統領選の政局不安に伴うレアル下落の影響がヴィーヴォの株価に波及したものです。

 

 ※なお、今月7日の大統領選では決着つかず28日の決選投票に持ち越されましたが、減税や国有企業の民営化など市場寄りの政策を掲げるボルソナロ氏の勝利を市場が確信したため、ヴィーヴォの株価やレアルが上昇しました。

 

 そのため、これまで15-18倍程度あったPERも急落し、現在の為替レートと今年のEPS予想から算出される予想PERは10.4倍程度です。

 

 配当利回りは現在の為替レートで6.9%程度です。株価下落と増配という2つの配当利回り上昇要因があったものの、レアル安が進みドル建ての配当利回りを大きく押し下げてしまいました。

 

 コンセンサスをみると、2018年に営業利益が27%増とのことです。その後は芳しくないですが、2020年までの3年間のトータルで営業利益は24%増えるとの見通しです。

 

 Q218の業績発表を機にヴィーヴォの1株あたり利益のコンセンサスは大きく上方修正されました。しかし2019年のコンセンサスは悪化しており、ブラジルや新興国相場の不安定化もあって、ヴィーヴォの株価は低迷したままです。

 

4G、4G+への設備投資の成果が出てきているヴィーヴォ

 続いてヴィーヴォの業績や事業についてみます。

 

 (以下省略)

 

米国証券口座で長期投資。日本よりも圧倒的に安い手数料で世界中の株式に投資できます。最近、Firstradeの取引手数料が完全無料となりました。

 

 →初めての方はこちら
 →Firstradeの口座開設方法
 →Sogotradeの口座開設方法

アボカドまつりのメルマガ(アボマガ)、金のメルマガ

 あなたが知らない、「危機をチャンスに変えて経済サバイバルする」ための情報をメルマガでお教えします。だらだらとインターネットや新聞を眺めているだけの、あなたの鈍った脳内に新たな刺激と体験を注入します。


 登録は無料です。米国証券口座を利用し始めた方、「アボマガ」ご登録で日本での確定申告方法についてまとめた記事を特典としてプレゼント中です!

メルマガ登録ページへ


当サイトの関連記事


スポンサーリンク
このエントリーをはてなブックマークに追加   

 

関連ページ

見えない爆弾だらけの原油市場。目先にとらわれてはならぬ
備えあれば憂いなし
アルゴリズム取引の本格的な暴走までそう遠くはない?
中期的安定性の高い石油銘柄
原油価格は本当に、気分屋で困りますね(笑)
金価格は底打ち反転?不透明な将来への保険としてのゴールドの価値は増すばかり
ピーポじゃないよ!ヴィーヴォだよ!_2
ピーポじゃないよ!ヴィーヴォだよ!
割安なタバコ銘柄を探す
ESG投資:社会問題を相場吊り上げに利用する
日銀量的金融緩和はすでに瀕死、その先に待ち受ける「超円安」
「超円高」に期待しすぎてはいけない
消えかかるドル高材料、近づく金購入「ラストチャンス」
悪材料まみれになってきたテンセント_2
悪材料まみれになってきたテンセント_1
知ると知らずで大違い、配当再投資の隠れた特徴
配当再投資:雪だるま式に資産を殖やし残りの人生を謳歌する投資手法
人民元がゴールドにペッグしている??
「金価格の歴史的上昇トレンド」が新興国から始まる
米中貿易戦争勃発で米国株も怪しくなってきた。笑うのはロシア?
SECメンバーが「米国株式相場のクラッシュ」を厭わない規制導入を提唱した
米国政府の税収の1/4、1/3が利払いで消える日
金価格の伸び悩みはレパトリ減税の影響?
[2018/05/23]フラッシュクラッシュ時代、逆指値売り注文は自殺行為
[2018/05/16]新興国市場に赤信号点灯、世界金融危機の幕開け?
[2018/04/24]トランプが税制改革法案に埋め込んだ「マルウェア」
[2018/04/02]米国の自国優先主義は海外の金持ちを惹きつける
[2018/03/31]トランプは円安ドル高を許さない
[2018/03/24]リーマン・ショックから始まった金融市場の「真の終わり」の規模
[2018/03/17]新時代に向けて世界構造の破壊に本格的に着手し始めた米中
[2018/03/07]トランプの鉄鋼・アルミニウム輸入関税の真のターゲットはどこだ!?
[2018/02/28]物流、トランプ、中東、日銀...物価上昇・通貨減価懸念材料ズラリ
[2018/02/07]2018年2月5日-6日、世界同時株安だと?
[2018/02/03]144A for life -米国ハイイールド債市場を席巻する破滅的闇証券-
[2018/02/01]金利上昇が止まらないー草
[2018/01/24]米国経済が良くなると米国株相場はダメになる
[2018/01/10]配当再投資のリスク低減効果:私のポートフォリオの結果を材料に
[2017/12/29]2018年に向けて、金市場の動向をみる
[2017/12/06]ビットコインバブル→電力消費・発電問題発生→バブル崩壊
[2017/12/04]『金持ち父さんのこうして金持ちはもっと金持ちになる: 本当のフィナンシャル教育とは何か?』を読んでみた
[2017/11/27]トランプによる世界金融市場の大粛清がいよいよ始まりそうだ
[2017/11/23]トランプ税制改革は借り入れ依存企業への死刑宣告
[2017/11/18]ボラティリティ・ターゲット戦略は株式・債券市場を一瞬で破壊する
[2017/11/13]債券市場崩壊の初期段階がすでに現在進行中?
[2017/11/01]IMFは世界の中央銀行として世界を支配したいのか?
[2017/10/15]トータル・リターン・スワップの出現は第2のAIGショックの発生を暗示する
[2017/10/03]MiFID2は世界金融危機を拡大させ、大陸欧州を自滅に導く破壊ツール
[2017/08/26]世界金融市場クラッシュの予兆が見えた
[2017/09/21]暗号通貨に国債市場、日本円が抱える内憂外患
[2017/09/13]ドル離れの動きがFedの量的金融緩和政策再開を促す:その2
[2017/09/12]ドル離れの動きがFedの量的金融緩和政策再開を促す
[2017/08/24]日銀のETF買いは「貯蓄から投資へ」移行する家計を罠に陥れる
[2017/08/20]中国のシャドーバンキングスキームの崩壊はすでに始まっている
[2017/08/16]つみたてNISAのみの利用での長期資産形成は難しい
[2017/08/02]「金融の神様」がグローバル金融の崩壊を警告し続けている
[2017/07/13]「世界金融市場大揺れへのカウントダウン」は、すでに始まっている
[2017/07/09]相変わらず「自身の出口戦略」にしか興味のない日銀・黒田総裁
[2017/07/04]「悪徳」銘柄への投資こそ、年金運用には向いている...!?
[2017/06/29]短期の変動に目を奪われすぎず、本当のリスクに焦点を合わせよう
[2017/06/18]イエレンさん、本当にバランスシート正常化なんてできるの?
[2017/05/18]備えはお早めに:ゴールドへの備えに適した期間は着実に減っている
[2017/05/05]中国金融市況の悪化が米国株式市場の熱狂を生んでいる
[2017/04/29]中国金融当局のレバレッジ是正勧告は世界市場を溶かすかもしれない
[2017/03/07]FRBが3月利上げしそうですね。米国経済が回復していないなかで。
[2017/02/25]インサイダーたちによる爆売りブーム...米国株式市場のバブルの宴のフィナーレが迫っている
[2017/02/17]米国債しか頼れない日本、アジア国際金市場を着実に発展させている中国
[2017/01/24]トランプ政権は米ドル・米国債に対する大胆な政策を画策しているかもしれない
[2016/11/15]トランプの当選が市場に与える影響
[2016/11/05]今後世界の株価が大きく下がることは時間の問題
[2016/10/18]官製相場にかなり近づいた国債市場:日銀の八方美人的な振る舞いに潜む「テーパリング」への道

▲記事本文の終わりへ戻る▲


▲このページの先頭へ戻る▲