超高配当利回りとなった石油メジャー株

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超高配当利回りとなった石油メジャー株

2020/03/24

 

 石油メジャー株についてです。

 

[アボマガお試し版 No.114]超高配当利回りとなった石油メジャー株の記事(一部)です。2020/03/24に配信したものです。

 

 

 COVID-19の拡大が欧米で本格化したことによる石油需要大幅減や景気後退への懸念と、OPECプラスの減産合意決裂で中東・ロシアが増産する見通しであることから、先週末時点でブレント原油価格は1バレル30ドル割れ、WTI原油価格は1バレル20ドル台前半にあります。

 

 4月からサウジ、UAE、ロシアが計400万バレル/日程度増産するという話がありますが、実際にどの程度の増産となるかは不明です。

 

 原油価格の暴落に伴い、石油メジャー株も軒並み大暴落し年初来株価は半分以下になりました。

 

 

 株価暴落により石油メジャーは現在非常に割安となっています。

 

 株価FCF倍率をみると、XOMを除いて5-6倍台にしかすぎません。XOMの株価FCF倍率は非常に大きいですが、これはXOMの設備投資が非常に大きいためです。

 

 XOMも、P/Eレシオで見ると10倍台と割安です。

 

 

 株価純資産倍率(P/Bレシオ)はどの石油メジャーも1倍割れしています。特に欧州の石油メジャー3社は0.5倍台しかありません。

 

 

 配当利回りをみると、どの石油メジャー銘柄も歴史的な水準にまで高まっています。

 

 CVX以外は10%を超えています。BPとRDSは14%台です。CVXは8%台ですが、元々CVXは配当利回りが石油メジャーのなかでも低めであり、十分高い数値となっています。

 

 

 総じて、石油メジャー株は極めて割安な状況にあり、大きな買いチャンスがあるように見えます。

 

 しかも現在「金価格÷原油価格」が突出して高い水準(=原油価格が金価格と比較して歴史的な安さ)となっており、将来のインフレ対策として石油メジャー株含め原油関連銘柄への投資は金投資よりも非常に魅力的となっています。

 

 

 しかし原油価格が暴落したため、今後少なくとも短期的に業績が大幅悪化することは必至です。

 

 そのため財務状況が健全かどうか、見ることにしましょう。

 

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