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アボマガで紹介している銘柄

2020/01/14

 

 新年最初のアボマガです。今年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 今回はアボマガを開始して1年4カ月以上経過しましたので、新年ということもあり、いままで紹介したアボマガ銘柄の検証をしていきます。

 

[アボマガお試し版 No.105]アボマガ銘柄の検証の記事(一部)です。2020/01/07に配信したものです。

 

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アボマガ銘柄を俯瞰的に検証する

 まずはこれまでアボマガで紹介した銘柄を俯瞰的に振り返り、長期配当再投資という投資方針に沿ったものであるか検証していきます。

 

 下図はアボマガでこれまで紹介した銘柄の紹介日、紹介時株価、昨年末時点の株価、紹介時からの株価騰落率を示したものです。売却扱いの銘柄や金・銀・金鉱株は含んでおりません。

 

 金・銀・金鉱株を含んでいない理由は、貴金属を長期配当再投資銘柄とは別の資産クラスとして捉えており、今回の記事では長期配当再投資における話をメインに据えたいためです。

 

 最も株価が伸びたのは***で35%超値上がりしました。

 

 ***も32%超の伸びでした。***は紹介後から6か月半後に過ぎませんので、保有期間が半年を超える銘柄の中では***が最も高パフォーマンスでした。

 

 他方、一時的な無配を発表した***は35%超の下落で、減配を発表した***も16%超の下落率でした。減配や無配は株価が暴落する要因であるのみならず、配当再投資の推進力も弱らせる天敵です。

 

 大きな株価上昇、下落がありながら、紹介銘柄の平均株価騰落率は4.53%となっています。

 

 

 しかし上図では配当再投資による影響を含めていません。長期配当再投資においては、配当再投資による株数増加分も含めた資産価値を簿価と比較する必要があります。

 

 ここでいう簿価とは、初回投資および追加投資における投資合計額のことです。換言すれば配当再投資分を除いた購入合計額のことです。

 

 アボマガでは紹介時に初回投資を行い、残りはすべて配当再投資で追加投資はしないものとしてポートフォリオを管理しているため、簿価は紹介時の購入額と同じ意味となります。

 

 下図は配当再投資分も含めてどれくらいのリターンであるかを示したものです。言葉の説明をします。

 

  • 株数指数:紹介時の株数を1とした場合の、昨年末時点の株数
  • 株価指数:紹介時の株価を1とした場合の、昨年末時点の株価
  • 資産指数:簿価を1とした場合の、昨年末時点の資産価値(時価)。ここでの簿価は事実上、紹介時の購入額を意味する

 

 

 資産指数の平均をみると1.089あります。これは紹介時から資産価値が8.9%上昇したことを意味します。

 

 株価指数の平均は1.045で、上述のように株価が4.5%伸びたことを意味します。

 

 これに加え、株数指数が1.042あります。これは配当再投資により株数が4.2%上昇したことを意味します。

 

 株価の伸びだけでなく、配当再投資による株数の伸びが加わったことで、簿価と比較して資産価値が8.9%伸びたのです。

 

 なお、アボマガでは簿価と紹介時の購入額が一致するため、資産指数は「株数指数×株価指数」の計算結果と同じです。

 

 とはいえ昨年、S&P500指数構成銘柄が年間で29%上昇したことと比較すると、資産価値の伸び率が8.9%であるのは物足りないかもしれません。

 

 配当再投資では、長期的なパフォーマンスを目指して投資するために、高配当利回りなバリュー株に意図的に投資することになります。こうした銘柄は投資家の悲観が含まれやすい銘柄のため、株価がしばらく軟調ないし大きく下がってしまう場合があります。

 

 さらに配当再投資では株数の増加が資産価値の伸びの決め手となります。株数増加の効果は3-5年程度投資を続けないと資産価値に大きく反映されません。

 

 これら理由により、アボマガ紹介銘柄からなるポートフォリオのリターンは短期的にはパッとしないものとなる点はご記憶ください。

 

 

 

 続いて、これまでアボマガで紹介した銘柄の配当利回りを見てみましょう。

 

 下図はアボマガでこれまで紹介した銘柄の紹介日、紹介時株価、紹介時配当利回りを並べたものです。

 

 配当利回りは過去12ヵ月の1株当たり配当金合計を紹介時の株価で割った数字です。これまでの記事で記載してきた配当利回りのなかには予想配当利回りを指す場合もありましたので、数字は異なる場合があります。

 

 灰色がかった銘柄は売却をおすすめし、現在アボマガでは取り扱っていない銘柄です。

 

 アボマガでは長期配当再投資に適した銘柄を紹介するという方針のもと、できるかぎり配当利回りの高い銘柄を紹介してきました。

 

 これまでの紹介銘柄の平均配当利回りは5.54%で、昨年末時点の配当利回りも5.21%あります。参考までに、S&P500指数を追跡するETFであるSPYの昨年末時点の分配金利回りは約2.32%、高配当米国株ETFであるSPYDの分配金利回りは4.42%です。

 

 5.21%と4.42%の違いは一見小さいように見えますが、複利効果により長期的な資産価値や受取配当金に大きな違いが生じます。

 

 

アボマガ銘柄を個別に検証する

 続いてアボマガで紹介した銘柄からいくつかをピックアップし、資産価値や受取配当金の推移をみながら、長期配当再投資における大切な観点をいくつか話していきたいと思います。

 

 まずは株価が軟調に推移した2銘柄を見ていきます。

 

 最初は***です。紹介時より約6%の下落です。

 

 注目したいのは株数です。***の株数は約9.1%も増えました。一つの理由は紹介後4%程度の増配があったためです。

 

 しかし最大の理由は、***への悲観的見通しで30ドル台の株価まで急落したためです。株価急落によりますます配当利回りが高まったことで株数が大きく増えたのです。

 

 その結果、「株数指数×株価指数」で表される資産指数は1.026、つまり紹介時の投資元本が約2.6%増えたのです。

 

 ***は紹介時から株価が3割以上下落した時期もあり、読者の多くの方々はこの結果に信じられないかもしれませんが、これが現実です。

 

 株価は下落したままなのに、資産は増えている。しかもそれは株価下落により配当利回りが高まり、株数が高まった結果得られたものです。これこそ配当再投資のなせる技であり、配当再投資の大きな魅力です。

 

 

 

 さらに重要なのは受取配当金です。一時8%台に達し現在も6%台の高い配当利回りによって得られた株数増加と配当成長の掛け算により、直近の受取配当金は紹介時より14.5%増となりました。これが続けばあと5年程度で受取配当金が2倍となる計算です。

 

 資産価値とは異なり、受取配当金の決定要素である1株当たり配当金は業績が大きく悪化しない限り、一定ないし線型的または指数関数的に増加し続けるものです。もう一つの決定要素である株数は指数関数的に増加の一途をたどります。

 

 受取配当金は、「線型的増加×指数関数的増加」や「指数関数的増加×指数関数的増加」という、「指数関数的増加にレバレッジがかかる」という性質を持つわけです。

 

 そのため、配当再投資によって受取配当金は、配当再投資の威力を理解しきれていない配当再投資初心者にとって、想像を大きく上回る伸びを見せるのです。

 

 

 アボマガでは配当利回りは一見物足りないですが、高配当成長率を期待できる銘柄も紹介しています。***と***です。

 

 受取配当金は「株数」と「1株当たり配当金」の掛け算であり、株数は配当利回りによって決まります。配当利回りが小さくても配当成長率が高ければ1株当たり配当金が伸びるため、受取配当金も伸びていきます。

 

 ***は紹介時の配当利回りが2.85%で、昨年末時の配当利回りが2.57%でしたが、紹介時から株価が19.1%上昇し、株数の2%の上昇分が加わり資産価値は紹介時から21.5%上昇しました。

 

 

 

 また増配と自社株買いにより1株当たり配当金が15%伸び、受取配当金は紹介時より16.4%アップしました。

 

 

 

 ***は、紹介時の配当利回りが3.05%で、昨年末時の配当利回りが2.41%でしたが、紹介時から株価が32.7%上昇し、株数の1.4%の上昇分が加わり資産価値は紹介時から34.6%上昇しました。

 

 ***銘柄で、当時割安だったために株価上昇の潜在力が元々高かった銘柄でしたが、収益減少に対する悪材料が消えて短期間に株価が急騰しました。

 

 紹介後から昨年末にかけて増配はしていませんが、次回の配当支払いでは10.3%の増配となります。

 

 

 

 以上、ポートフォリオおよび銘柄の検証を行ってきました。今回の記事の内容をご参考にされながら、また一年、配当再投資を続けて着実に資産形成していってくださいね。

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