• 2023年3月22日

量的緩和再開はFed崩壊への道

(引用開始)[2023/03/22 ブルームバーグ]FRBをインフレと銀行危機が挟撃-22日の政策決定に異例の不確実性 パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長率いる金融当局がインフレ抑制と銀行危機への対応に追われる状況にあって、22日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合の政策決定に金融界・経済界の全神経が注がれることになる。 21日に始まった今回の会合でどのような決定が下されるかは異例なほど不 […]

  • 2023年3月20日

中央銀行は数十兆~百兆円以上の債務超過状態にある

実は中央銀行の財務状況は、破綻したシリコンバレー銀行よりも遥かに悪いことをご存知ですか。 Fedの米国債等の自国の政府系証券の保有額(簿価)は82.4兆ドルありますが、純資産は425億ドル、政府系証券保有額の0.52%しかありません。 日銀は593兆ドルの日本国債保有額(簿価)に対し、純資産は5兆円、保有日本国債に比べて0.84%しかありません。 ECBはFedや日銀と比べるとマシですが、ユーロ圏 […]

  • 2023年3月16日

トランプが世界大恐慌の再来を警告している

現地時間のこの前の日曜日に、トランプ前大統領は自身で設立したSNS「トゥルース・ソーシャル」内で「世界大恐慌の再来」について言及したことを、あなたはご存知でしょうか。 画像ソース: Truth Social 以下DeepL翻訳: 「私たちの経済に起こっていること、そして米国史上最大かつ最も愚かな増税の提案によって、ジョー・バイデンは現代のハーバート・フーバー(1929-1933年の米国大統領)とし […]

  • 2023年3月14日

Fedの金融政策によらず投資が難しい資産、勝てそうな資産

シリコンバレー銀行(とシグネチャーバンク)の破綻を受けて、Fedの今後の金融政策への見方が割れています。 米利下げとQT停止予想、3月FOMCで-ノムラのエコノミストhttps://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-13/RRH9Y2DWLU6801?srnd=cojp-v2 ブラックロック、米金融当局は引き締め継続と予想-SVB破綻でもhttps […]

  • 2023年3月13日

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は衰退企業なのか

今回はたばこ会社のブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT、ティッカーはBTI)について書きます。 BATはフィリップモリスに加熱式たばこの展開で遅れ、長期的に利用者離れが確実視される紙巻たばこの収益依存が大きい状況が続いており、何年にもわたり成長を不安視されています。 売上構成割合をみると、フィリップモリスはすでに売上の3分の1ほどを無煙たばこ(加熱式たばこ)から獲得しています。利益でみると無 […]

  • 2023年3月9日

賃上げどころでない:円安、インフレを価格転嫁できなくなっている日本企業

最近、経済学者の野口悠紀雄氏の本を読んで知ったことがある。 日本では輸入物価が上昇すると、その上昇幅の10分の1ほどが、数か月の遅れをもって消費者物価に反映されるという経験則があるとのことだ。 つまり輸入価格が10%増加すると、数か月後に消費者物価が1%増えるということである。 ただこの経験則は、企業がエネルギーや原材料などの輸入品の価格上昇を製品価格に完全に転嫁できたからこそ成り立ってきた。 昨 […]

  • 2023年3月7日

絶望のインテルから見えてきた明るい兆し

今回は半導体メーカーのインテルについてです。 インテルは昨年から業績が大きく悪化してきましたが、10~12月期の業績の酷さは凄まじいものがあり、投資家たちを驚かせました。 売上は140.42億ドルと、一年前から31.6%も低下しました。ここまでの減収率は、2010年以来最悪です。 前年比の売上成長率をグラフで見ると、崖から転げ落ちるかのようであり、その酷さが鮮明に伝わってきます。 インテルの大黒柱 […]

  • 2023年3月6日

金融市場新時代で勝者になれる配当成長株

今回、アボマガ・エッセンシャルでは代替資産に関連するある銘柄を紹介しています。 新聞などを読んでいて、数年前から代替資産投資(オルタナティブ投資)という言葉をよく目にするようになりました。何故代替資産投資が着目されているのか、知っていますか? 低金利・低インフレ時代の終焉と代替資産投資スーパーサイクルの始まり 私は今年最初の配信記事で、「40年続いた低金利時代が終了し、金融市場に地殻変動が起こり始 […]

  • 2023年3月1日

米国は最低でも11%程度への利上げが必要だ

原油価格は一年前の水準に低迷し、天然ガス価格はピークから75%ほど暴落し、2021年3月頃の水準にまで落ち込んだ。 これから春を迎え暖房需要が減少していくなか、エネルギー価格が大きく落ち込みインフレは落ち着いていく。そう市場は高をくくっていた。 しかし今年に入り、米国経済はますます絶好調となり、インフレが再び強まりつつある。 米雇用者数、予想大きく上回る51.7万人増-失業率53年ぶり低水準htt […]

  • 2023年2月27日

石油市場の現状と今後

今回は石油市場に関する話題です。 現在、今年の予想石油価格を巡って意見が割れています。特に、年末にブレント原油価格が1バレル100ドルに達するかどうかに注目が集まっています。 強気派は年末までに1バレル100ドルに達すると見ています。彼らの意見を見ていると、大体次のことを前提としているようです: ・中国の石油需要が大きく回復する(日量110万バレル程度増える)・中国以外の石油需要が堅調に伸びる(日 […]