数百兆円規模のインフラ開発が進んでいくインド

[2024/03/11 ロイター]インドのモディ首相、150億ドルのインフラ事業表明 総選挙控え

5月までに予定される総選挙を前に、再選を狙うインドのモディ首相はインド各地を訪問し、総額150億ドル規模のインフラ事業を発表した。

モディ氏は4─6日に南部テランガナ州とタミルナド州、東部のオディシャ州、西ベンガル州、ビハール州を訪問した。インド経済を現在の世界第5位から3位の規模に押し上げるとし、各地でインフラ事業を発表した。

モディ氏は過去2回の政権で、高成長とインフラ整備を主要政策に掲げてきた。インドを現在の低中所得国から2047年までに先進国にすると表明している。

モディ首相の支持率は7割を超えており、3期目を務めるのはほぼ確実です。

第3次モディ政権は、インドが中国を抜いて世界一の人口を擁する国になり、経済成長への投資家の眼差しがかつてないほど大きいなかで初めて本格運営されます。

モディ氏は首相に就任した2014年から、一貫してインフラ政策を主要政策に掲げて実行してきました。

2017~23年の7年間でインフラ投資は官民合わせて約67兆ルピー(約121兆円)で、その多くを中央政府と州政府が投じました。

総選挙が終われば、モディ首相はインフラ政策をますます強力に推し進めるとみられます。

特に建設が進むとみられるのは、港湾、物流、鉄道、貨物専用道路、内陸水路、高速道路網といった輸送インフラです。

インドの道路網は全長667万kmで世界第2位、鉄道網は全長約12.7万kmで世界第4位と、すでに世界有数の輸送網を持ちます。ちなみに日本の道路総延長は128万km、鉄道網は2万kmです。

しかし世界で7番目に広い国土面積を持つインドではこれでもまだまだ足りません。今後10年間で5万kmの新たな線路を建設する他、高速道路の整備も進めていかなくてはなりません。

今後5~7年で国内の空港の数を現在の149から約220に増やすことも計画しています。

今年から2030年にかけて、インフラ投資額は過去7年間の倍以上にのぼる143兆ルピー(約259兆円)になるとの試算があり、これでも不十分との指摘があります。

インドのインフラ投資の加速にはかなり大きな投資妙味がありそうです。

★さて、どんな銘柄に投資すれば私たちもその恩恵を受けられるでしょうか?

本日配信のアボマガ・エッセンシャルでは、インドの経済成長の恩恵を受けられる3銘柄を取り扱っています。

いずれもインドの成長が株価に織り込まれておらず、割安・高配当利回りで放置されています。

どれも配当利回りは5%を超えており高いですが、なかには配当利回りが14%というとんでもない大きさの銘柄もあります。

高配当株で大人気のJTの配当利回り4.8%が霞むほどの大きさです。

インドの経済成長の恩恵を受けてこれら銘柄の収益が増えることで、ただでさえ高い配当利回りに増配が加わり、将来かなりの配当収入をもたらしてくれそうです。

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