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市場・経済・金融

  • 2025年2月4日

勘違いしていませんか?「賃上げ」は「給与アップ、雇用安定」を意味しません。

[2025/01/29 日本経済新聞]企業の配当、過去最高18兆円 NISA利用の個人に恩恵 上場企業が配当を増やす動きが広がっている。2025年3月期は期初時点から353社が予想を引き上げ、配当総額は約18兆円と4年連続で過去最高となる見通しだ。企業に資本効率改善の要請が強まっていることが背景にある。新しい少額投資非課税制度(NISA)を使って投資する個人に恩恵となる。 [2025/01/13 […]

  • 2025年1月30日

パウエルFed議長はインフレの全責任を負う人身御供に差し出されるのか

[2025/01/30 ブルームバーグ]FOMC、政策金利据え置き-利下げ急ぐ必要ないとパウエル議長 米連邦公開市場委員会(FOMC)は1月28、29両日に開催した定例会合で、主要政策金利を据え置くことを決定した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、FOMCは利下げを急いでいないと指摘。インフレ面でのさらなる進展を見極めるため、昨年に実施した連続利下げをいったん停止すると説明した。 パ […]

  • 2025年1月21日

投資家は市場の大混乱で強く逞しくなれる

先進国の長期金利の上昇で、世界中の株価が下落傾向にあります。 いまの市場参加者、市場関係者に長期金利の止まらない上昇を経験したことのある人たちはほぼ皆無です。 グローバル化が始まった1980年代から2020年にかけて米国をはじめ世界の長期金利は下がり続けてきました。この間、インフレも概ね安定していました。 高インフレと長期金利上昇の真っ只中にあった1975年前後に市場に携わるようになった人はいまで […]

  • 2025年1月20日

株価下落傾向が世界的に続く、表の理由と裏の理由

昨年12月から世界の株式市場の下げが続いています。 ドル建てで見ると米国株、日本株、欧州株、中国株、新興国株(中国除く)のすべてが下げています。 昨年9月終わりから10月初めに一時暴騰した中国株はその後下げが続き、再び弱気相場入りしています。 世界の株価の下げている表の原因は先進国の長期金利の上昇が止まらないことです。 株安に先立つ昨年9月から、米国をはじめ日本、英国、フランスなど先進国で長期金利 […]

  • 2025年1月6日

米国株、金融市場で新たなトレンドの胎動を感じる

あけましておめでとうございます。早速に市場について書きます。 昨年の株式市場については前回の今日のつぶやきで書きました。ドル建てで見ると米国株のみが好調で、しかもこれはエヌビディアの株価高騰に専ら牽引されたものでした。 これ以外に昨年の金融市場やアボマガ・エッセンシャルの紹介銘柄を見ていて感じたことがいくつかありました。 一つはビットコインやゴールドといった代替通貨と見なされる資産が昨年好調だった […]

  • 2024年12月23日

15年分の楽観を蓄積した米国株がこれからタダで済むと思いますか?

今年は世界の政治・地政学分野で激動の年でした。 イスラエルの大量殺戮(ジェノサイド)、ウクライナ戦争はもとより、暗殺されかけたトランプの大統領選勝利、シリアのアサド政権崩壊、韓国の非常戒厳・弾劾訴追案可決など、歴史の教科書に載るような出来事が立て続けに起こりました。 日本でも衆院選で与党が大敗し、選挙結果を左右するメディアがテレビからSNSに移り変わり、国民の増税・社会保障費増への怒りが噴出し始め […]

  • 2024年12月19日

インフレを甘く見すぎたパウエルFed議長、Fed解体の種を蒔く

「大統領選挙前に利下げを行うべきではない」とのトランプ氏の忠告を無視したことへの報いが現れ始めたのでしょうか。 [2024/12/19 日本経済新聞]NYダウ1123ドル安 10日続落、「タカ派的利下げ」に失望 米連邦準備理事会(FRB)が18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で2025年の利下げをより慎重に進める「タカ派」姿勢を鮮明にしたことで、同日の米金融市場では米金利上昇とドル高・円安が進 […]

  • 2024年12月3日

欧州自動車産業の終わりの始まり

[2024/11/28 日本経済新聞]EV失策で生産過剰に 欧州自動車、今年5万人削減 部品メーカーにも波及 欧州の自動車産業が2024年に入り、少なくとも5万人の従業員を削減すると表明した。欧州連合(EU)による電気自動車(EV)の振興策を受けて各社が工場を刷新したものの、ドイツなど主要国が支援を縮小し、生産能力が過剰となったことが響いている。 [2024/11/22 共同通信]北欧電池企業が破 […]

  • 2024年11月18日

米国株は米国債利回り上昇をいつ織り込むの?

[2024/11/13 ブルームバーグ]米10年債利回り5%、テンプルトンが予想-ティー・ロウなどに続く 米政府が多額の赤字を埋めるために米国債の発行を増やすため、10年物米国債利回りが5%かそれ以上に上昇する可能性は十分にあると、フランクリン・テンプルトンが予想した。 フランクリン・テンプルトンの債券部門最高投資責任者(CIO)のソナル・デサイ氏は東京でのインタビューで「米10年債利回りが4.5 […]

  • 2024年11月4日

拡大BRICSの脱ドル化準備が着々と進展

10月22~24日にかけてロシアのカザンで行われたBRICS首脳会議は36カ国の代表が参加し盛況のうちに幕を閉じました。 今回のBRICS首脳会議はイラン、エジプト、UAE、エチオピアが今年新たに加盟し9カ国体制になってから初めて開かれました。 BRICS9カ国はすでに人口、経済規模、コモディティの埋蔵量において西側諸国を凌駕しています。 国際物流においてもBRICS側の支配が増しています。現に欧 […]