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市場

  • 2022年3月2日

ロシア危機は世界の金融市場へと通じる:LTCM破綻期よりも酷い現状

ロシアのウクライナへの軍事侵攻に収束の兆しが見えないことや、欧米やロシアの経済・金融への制裁、規制導入が相次ぐ中、ルーブル安が急速に進んでいます。   現在は1ドル108.5ルーブルであり、侵攻が始まる前からおよそ1/3程度のルーブル安になっています。   急激なルーブル安で思い浮かべるのは、1998年のロシア危機と翌年のLTCMの破綻です。   LTCMはノーベル経済学賞受賞者2人が設立したファ […]

  • 2022年1月18日

崖っぷちの米国経済とバブル末期の信用状況

2022/01/17に配信した有料版記事[アボマガ No.197]の一部を編集したものです。   アボマガ・エッセンシャル(有料版)にお早めにご登録されると、当記事のフルバージョンをご覧いただけます。 →ご登録はこちら 米国経済のいくつかの指標をみると、基盤である個人消費について、非常に悪い兆候がいくつも表れています。   米国では賃金が上昇しているから個人消費のペースを維持できると思われる方もい […]

  • 2021年12月20日

傲慢、強欲、楽観の極みに達した市場に立ちはだかるFedとSEC

2021/12/20に配信した有料版記事[アボマガ No.194]の一部を編集したものです。   アボマガ・エッセンシャル(有料版)にお早めにご登録されると、当記事のフルバージョンをご覧いただけます。 →ご登録はこちら 12月15日、市場に関する大きな動きが同時に起こりました。1つではありません。2つもあります。   一つ目の大きな動きは、先週のFOMCでFedの金融引き締めスタンスが強まったこと […]

  • 2021年8月2日

市場のワクチンへの期待が裏切られようとしている

[アボマガお試し版 No.176]サイクルの潮目の記事(一部)です。2021/08/02に配信したものです。   アボマガ・エッセンシャル(有料版)にお早めにご登録されると、当記事のフルバージョンをご覧いただけます。 →ご登録はこちら 現在、米国市場は楽観の極みのような状況にあります。   米国のCAPEレシオはおよそ30倍あり、過去20年で最も割高な状況にあります。普通に考えれば、もういつ米国株 […]

  • 2021年3月1日

市場は長期金利で動いている

今回は短期的な市場見通しについてです。 [アボマガお試し版 No.155]長期金利急上昇で揺れる市場の見通しの記事(一部)です。2021/02/15に配信したものです。 アボマガ・エッセンシャル(有料版)にお早めにご登録されると、当記事のフルバージョンをご覧いただけます。 市場は長期金利で動いている 現在、市場の最大の関心は米国のインフレ率や名目長期金利(10年債米国債利回りのこと。以下、長期金利 […]

  • 2021年2月1日

インフレとデフレの相剋の先にあるもの

今回は、今後の市場に関する短中期的な見方についてお話しします。 [アボマガお試し版 No.151]インフレとデフレの相剋の先にあるものの記事(一部)です。2021/02/01に配信したものです。 アボマガ・エッセンシャル(有料版)にお早めにご登録されると、当記事のフルバージョンをご覧いただけます。 大荒れの相場の背景と今後の懸念事項 まず最近の市場についてです。先週の株式市場は荒れました。 水曜日 […]

  • 2021年1月29日

ロビンフッドのゲームストップ株取引制限と最大顧客シタデルの関係

[2021/01/29 ロイター通信]米ロビンフッドに批判殺到、ゲームストップなどの取引制限巡り ロビンフッドは市場のボラティリティーや情報の周知徹底の必要性を理由に挙げ、このところ急激に値上がりしていたこれら銘柄の取引を停止するとブログで発表、特定の証券の取引に必要な証拠金も引き上げた。ただ、同社はその後の投稿で、29日から対象銘柄の購入を限定的に認める方針を示した。取引を制限された各銘柄は28 […]

  • 2021年1月21日

ウォール街の強気見通しの裏で進むインサイダー売り

ウォール街の強気見通しが止まりません。 バンクオブアメリカが最近公表したレポートによると、今年の米国の経済成長率は4.6%から5.0%程度になると予測しています。 これは、今年1月に世界銀行が経済見通しの中で示した、ベースラインシナリオにおける米国の予想経済成長率である3.5%を大きく上回る数字です。 この強気見通しは、新型コロナウイルスをめぐる米国の状況が今後大きく改善すると予想しているためです […]

  • 2021年1月16日

バブルとバイデン増税から目をそらしてきた市場

ウォール街による今年の相場予想は、基本的に、どこも強気です。 金融緩和策と財政出動の両輪による支えがありつつ、COVID-19ワクチンが今年半ばから後半にかけて普及し、経済が好転していくという楽観シナリオが目立ちます。 景気回復により良い意味でインフレ期待が高まり、景気敏感株、小型株、新興国株などにお金が流れ、ドル安が進むとの見方が多いです。 今月20日に誕生するバイデン政権は、上下両院で民主党が […]