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2022年6月

  • 2022年6月27日

米ドルは超円安対策の資産退避先として不適格?

今回は通貨に関するお話です。 金融政策により日本円の価値を守れる時期はとっくに過ぎている ご承知の通り、世界の中央銀行は目先の景気を犠牲にしてでもインフレ退治のために続々と金融引き締めを本格化していく方針を明確にしました。 5月のインフレ率が予想以上に高まったため、Fedは6月に当初0.5%とみられた利上げ幅を0.75%に引き上げました。 スイスが6月に利上げ開始、EUが7月に開始予定であり、これ […]

  • 2022年6月20日

ヘルスケア銘柄の先行きに違い

本題に入る前にマーケットについて簡単にコメントします。 株式は下げが進み、S&P500は今月13日に弱気相場入り(直近の最高値から20%以上下落)し、今月16日にダウ平均は節目の3万ドルを下回り近々弱気相場入りしそうです。ナスダック総合指数は3月に弱気相場入りし昨年11月の最高値から33%下落しました。 下げの原因は明白で、Fedが景気を犠牲にしてでもインフレ退治を優先する姿勢を示したため […]

  • 2022年6月13日

国賊日銀黒田の円安棄民政策も加わり日本にも迫り来る食料危機

すでに日本では食料価格の値上がりが続き、家計を直撃しています。 報道を見ていると、食料自給率が38%しかなく多くを輸入に頼る日本において、いつ値上がりに歯止めがかかるのか、全く先を見通せなくなっています。 [2022/05/31 日本経済新聞]肥料が最高値、JA全農最大9割値上げ 野菜価格押し上げ [2022/06/07 FNNプライムオンライン]タマネギ 5週連続平年比2倍 梅雨に入り価格上昇も […]

  • 2022年6月6日

インテルの逆襲

今回は半導体メーカーのインテルについてです。事業に前向きな大きな変化がみられるようになりました。 微細化で出遅れたインテル TSMC、エヌビディアをはじめとした半導体会社の株価が高騰したなか、インテルだけ冴えない値動きを続けてきました。 この決定的要因は、インテルが微細化で後れを取っていると半導体業界や市場の関係者からみなされてきたためです。 インテルが微細化でTSMCやサムスン電子の後塵を拝した […]

  • 2022年6月3日

景気後退を望む市場に水を差す、米国の景気が好調という現実

最近、市場では景気後退の懸念が強まっています。インフレ、金融引き締め、ウクライナ戦争、5月いっぱいまでの中国上海の都市封鎖、サル痘の出現、サプライチェーンの混乱といった出来事が重なり、悲観論が強まっています。 でも、市場が本当に怯えているのは景気後退ではありません。米国をはじめ世界の中央銀行がインフレ退治のために利上げや量的引き締めを本格的に進め、マーケットから資金を引き揚げていくことで株式や債券 […]