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ゴールド

  • 2024年4月8日

金価格2330ドル突破、謎の金高が続く

3月から「謎の金高」が続いています。 ドル建て金価格は連日最高値を更新しており、先週金曜日に1オンス2330ドルを初めて突破しました。 新興国通貨を中心に、他の通貨建てでは概ね2022~23年に2020年の金価格の最高値を更新し、その後変動がありながらも上昇相場を続けてきました。 円建て金価格は近年ずっと値上がりが続いています。2021年から通貨安が進み、3年連続で主要通貨のなかで「最弱通貨」とな […]

  • 2023年12月11日

イエローカントリー カザフスタン

アボマガ・エッセンシャルの記事作成でカザフスタンについて触れる機会があったので、ブログでも書いておきます。 カザフスタンは資源国で、石油、天然ガス、鉱業、農業、冶金・金属加工が主要産業となっています。 特に原発の燃料であるウランの生産量は世界全体の半分以上を占め、2位のカナダを大きく引き離して世界トップです。 カザフスタンは2000年代の石油を始めとしたコモディティ価格の上昇期に経済が大きく成長し […]

  • 2023年12月4日

金を買い支える、政府への信頼が薄れた新興国の国々の人々

[2023/12/02 朝日新聞]NYで金が史上最高値 3年4カ月ぶり 金利低下と「ドル離れ」進む 1日の米ニューヨーク商品取引所で、金(ゴールド)の先物価格が約3年4カ月ぶりに史上最高値を記録した。終値は、前日より32・50ドル(1・58%)高い1オンス=2089・70ドル。一時は2095・70ドルまで上昇した。米長期金利の低下で、安全資産とされる金の魅力が相対的に高まった。中東情勢の悪化や中国 […]

  • 2023年7月18日

インフレ率3%に鈍化したがドル防衛のために金融緩和再開は難しいだろう

6月の米国のインフレ率は3.0%と、2021年3月以来の低さとなりました。 市場予想を下回る数字を見て、高インフレの非常事態を脱し、7月の0.25%の利上げをもってFedは利上げを停止するだろうとの楽観論が市場を席巻し始めています。 ナスダックが7月24日に特別なリバランスを実施し、ナスダック100指数におけるマイクロソフト、アップル、アルファベット、エヌビディア、アマゾン・ドット・コム、テスラの […]

  • 2023年6月30日

金ETFに関する日経記事を見てあきれた

[2023/06/27 日本経済新聞]衰えぬ金投資、ETFは3カ月連続資金流入超 金(ゴールド)への投資に衰えが見えない。現物の金を証券化した上場投資信託(ETF)は5月まで3カ月連続で流入超となった。世界経済の減速懸念が「安全資産」とされる金の買いにつながった。ロシアのウクライナ侵攻など地政学リスクの高まりで世界の中央銀行が米ドルの代わりに金の保有を増やしていることも、投資対象としての存在感を高 […]

  • 2022年11月7日

金(ゴールド)の行き先

冴えない値動きが続く金市場ですが、見えないところで大きな動きが生じていることをご存知でしょうか。 今月1日にワールドコールドカウンシルが7~9月期の金需給レポートを公表しましたが、驚きの内容でした。 7~9月の金需要は一年前から28%伸びました。需要の伸びの大きさも去ることながら、その内訳がより重要です。 この期間、欧米の投資家は金ETFを227トン売り越しました。これは2013年第2四半期以来の […]

  • 2022年8月1日

投資家の激しい売りに晒された金・銀

金・銀価格は銅・アルミなどの金属価格と同じく、今年3月から現在にかけて調整が続いてきました。 2月末のロシアのウクライナ侵攻後に有事の金買いが急増し金価格は3月に一時、1年8か月ぶりに1トロイオンス2000ドルを突破しました。しかしその後ウクライナ侵攻前の1800ドルを下回り、一時1700ドル割れしました。 銀価格も似たような値動きですが、ウクライナ侵攻による銀買いはそこまで進まず1トロイオンス2 […]

  • 2022年4月11日

金・エネルギー・資源本位通貨システム構築を画策するロシアと米ドルの衰退

2022/04/11に配信した有料版記事[アボマガ No.208]の一部を編集したものです。   アボマガ・エッセンシャル(有料版)にお早めにご登録されると、当記事のフルバージョンをご覧いただけます。 →ご登録はこちら 今回は国際金融の場で起きているあるパラダイムシフトについてお話します。   金・エネルギー・資源本位通貨システム構築を画策するロシア側 ウクライナ侵攻後、ロシアは西側の国々を非友好 […]

  • 2022年2月7日

金需要をめぐる「個人 vs 欧米投資家」の構図

2022/02/07に配信した有料版記事[アボマガ No.200]の一部を編集したものです。   アボマガ・エッセンシャル(有料版)にお早めにご登録されると、当記事のフルバージョンをご覧いただけます。 →ご登録はこちら 金価格は2020年8月に1トロイオンス2000ドル超えのピークをつけて以来、昨年2月にかけて急落しました。   その後1年程度、1トロイオンス1800ドル前後での値動きが続いており […]

  • 2021年5月26日

金価格が1トロイオンス1900ドルを突破、およそ4か月半ぶり

[2021/05/26 ブルームバーグ]金、年初来の下げ消す-米金融政策据え置き姿勢と債券利回り低下で   金スポット価格は25日、1%高の1トロイオンス=1899.25ドルと1月初め以来の高水準となった。26日のアジア時間午前の取引では昨年末を若干上回る水準で取引されており、年初来の下げを消した。3月には一時9カ月ぶり安値を付けていた。   米国の景気回復に伴う物価上昇は持続的ではなく一時的との […]