• 2022年9月26日

金融崩壊・戦争時代へ

今月21日に2つの大きなイベントが重なりました。 一つはFOMC、もう一つはプーチン大統領による55分間にわたる緊急のテレビ演説です。いずれも将来の世界市場、世界情勢に不可逆的大変動を起こし得る内容を含むものでした。 市場はFedのタカ派姿勢を受け入れざるを得なくなっている まずは今月20~21日のFOMCについて簡単に触れていきましょう。 政策金利は3会合連続で0.75ポイントの利上げで、誘導目 […]

  • 2022年9月14日

幻想からの目醒め:不動産市場の破壊がインフレ退治の必要条件

[2022/09/14 ブルームバーグ]【米国市況】株が急落、CPIショック広がる-ドルは144円台半ば 13日の米株式相場は大幅反落。幅広い銘柄が売られ、S&P500種株価指数は約2年ぶりの大幅な下げとなった。8月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びを示したことから、米連邦公開市場委員会(FOMC)が来週の会合で大幅利上げを実施するとの観測が一段と強まった。 全面安の様相となり、中でも […]

  • 2022年9月12日

進むインテルの資金調達

今回は半導体メーカーのインテル(INTC)についてです。 4~6月期のインテルの業績は惨憺たるものでした。 売上は一年前から16.5%減少し、営業利益、純利益、フリーキャッシュフロー(FCF)は赤字となりました。 インテルが純利益が赤字となったのは2017年10~12月期以来4年6カ月ぶりで、FCFの64.5億ドルの赤字という規模は少なくとも2010年以降に例がありません。 業績の大幅な悪化は、イ […]

  • 2022年9月5日

石油化学市場で胎動間近な不可逆的変化

今回は、石油化学市場に起きようとしている、ある大規模な不可逆的変化についてお話しします。 パンデミック以降、コンテナ不足、物流人員不足、電子商取引の急拡大、企業の在庫拡大意欲の高まりによる原材料調達や仕入れの増大といった理由により、港湾沖で荷揚げ待ちするコンテナ船が急増し、グローバル物流は混乱し、コンテナ船運賃が高騰してきました。 特に値上がりが激しかったのが「東アジア→北米・欧州」ルートで、20 […]

  • 2022年8月29日

支払い遅延の影響が長引きそうなAT&T

AT&Tの株価は昨年末から上昇と下落を繰り返しながら6月にかけて値上がり傾向が続き、一時2020年の底を上回る21ドル台にまで回復しました。 しかしその後株価は再び下がってしまい、4~6月期決算の公表で株価は7.62%下落し、過去20年で最大の下げを記録してしまいました。その後株価は低迷が続いています。 決算公表時にAT&Tの株価が急落したのは次の通りです: [2022/07/22 […]

  • 2022年8月26日

異常気象増加と物流クライシス

ふと、国際貿易の約8割を占める海上輸送について改めて考えてみました。 最近の海上輸送の状況は2021年の混乱ピークに比べれば大分落ち着いているようです。 世界の工場である中国がゼロコロナ政策を堅持していることで、貿易量が低下し、2020~21年にかけて急騰した中国発のコンテナ船運賃はみるみる低下しパンデミック前の2割増し程度になりました。バルチック海運指数はパンデミック前の水準にまで暴落しました。 […]

  • 2022年8月2日

銅・アルミ市場の現状

今回は商品関連記事の第四弾です。第一弾でベースメタルの鉄鉱石を扱いましたが、今回は別のベースメタルとして銅とアルミニウムを扱います。 銅需給の長期逼迫は不可避 銅価格は2020年の急騰後、2021年~22年3月にかけてほぼ横ばいが続いた後、7月中旬にかけて35%ほど下落し、その後11%反発しました。 世界の約半分の銅を消費する中国では不動産、自動車をはじめ経済活動が縮小し、銅需要減少の懸念が高まっ […]

  • 2022年8月1日

投資家の激しい売りに晒された金・銀

金・銀価格は銅・アルミなどの金属価格と同じく、今年3月から現在にかけて調整が続いてきました。 2月末のロシアのウクライナ侵攻後に有事の金買いが急増し金価格は3月に一時、1年8か月ぶりに1トロイオンス2000ドルを突破しました。しかしその後ウクライナ侵攻前の1800ドルを下回り、一時1700ドル割れしました。 銀価格も似たような値動きですが、ウクライナ侵攻による銀買いはそこまで進まず1トロイオンス2 […]

  • 2022年7月26日

1バレル500ドル、1000ドルの時代がやってくるのか

今回は商品関連記事の第二弾として、石油・ガスに関する話題を扱います。 構造的な長期的な石油・ガス不足は確定的 先進国を中心に石油・ガス価格の高騰が続いています。ここでは主に米国のエネルギー価格高騰やインフレに着目して、現状を確認しておきましょう。 6月の米国の消費者物価指数伸び率は9.1%と40年7ヶ月ぶりの水準になりました。これに大きく寄与したのが燃料価格高騰であり、エネルギー分野だけでなく、サ […]

  • 2022年7月25日

現在の商品価格の調整は「インフレ対策のための資源銘柄購入の最後の買い機会の始まり」か

最近、資源市場は大きく変調しています。2020年春のコロナショックを大底に、中央銀行の量的緩和政策再開、鉱山の生産活動再開の遅れ、サプライチェーンの混乱もあって資源価格は大幅に上昇してきました。 しかし今年3月頃から現在にかけて、工業用金属価格は軒並み3~4割程度急落し激しい調整となりました。すでに昨年7月に激しい調整があった鉄鉱石は比較的マシですが、これまで大きな調整に見舞われなかったアルミ、銅 […]