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2023年1月

  • 2023年1月30日

「風が吹かない」だけじゃない、風力発電の天候リスク

すでに風力発電は石炭火力発電の半分程度のコストで運営できることは、世界の常識となっています。 しかし風力発電は発電量が天候に左右され不安定な電源であるという弱点を抱えています。 すぐに思いつくのは風が吹かないことです。電力生産の25%を風力発電に依存している英国では、2021年秋に風が吹かず、電気料金が1年で7倍に急騰したことがありました。ウクライナ侵攻の前の話です。 しかし風力発電の天候リスクは […]

  • 2023年1月25日

自らが招いた危機を脅しの道具に使い国民を貧困化させている日本政府

東京電力、家庭料金3割値上げ申請 燃料高で大手6社目https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC231ET0T20C23A1000000/ 東電の社長は「燃料費高騰の長期化を受け、値上げをお願いせざるを得ない」と言っています。 もしあなたがこの発言を、渋々ながら「なら仕方ないか」と受け容れたのであれば、よっぽどのお人好しです。 何故東電は3割も値上げするのか。結局 […]

  • 2023年1月24日

進む中国と豪州の関係改善

小麦、豪産豊作で下落 ウクライナ侵攻前水準https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67775740Q3A120C2ENG000/ このニュースを見て気になったのは、小麦価格がウクライナ侵攻前水準に戻ったことではなく、中国が豪州から小麦を「爆買い」していることです。 この記事に書かれている通り、昨年に中国は豪州からの小麦輸入を大幅に増やしました。 昨年1~10月の中 […]

  • 2023年1月23日

今度こそバブルに乗ろう

今回は一つ銘柄を紹介します。ブラジルのビール・清涼飲料水メーカーのアンベブ(ティッカー:ABEV)です。 収益のおよそ半分はブラジルから発生し、残りはカナダと、中南米・カリブ海地域のアルゼンチン、ボリビア、チリ、パラグアイ、ウルグアイ、グアテマラ、ドミニカ共和国、キューバ、パナマ、バルバドス、ニカラグア、セントビンセント、ドミニカ、アンティグアから発生します。 バドワイザーを製造・販売するビール・ […]

  • 2023年1月17日

さよなら、パッシブ投資礼賛時代2

昨日の記事の続きです。今回は2022年が「勝ち組」と「負け組」に明確に分かれた年であったことと、アボマガ紹介銘柄のパフォーマンスについてお話しします。 大局的な見方だけでは見逃してしまう、勝ち組と負け組の二極化 同じ米国株でも、昨年のパフォーマンスには大きなばらつきがありました。 米国の有名な株式指数にダウ平均、S&P500、ナスダック総合指数がありますが、これらの成績に大きな違いが見られ […]

  • 2023年1月16日

さよなら、パッシブ投資礼賛時代

年明けから2週間経過しましたが、今回は昨年のマーケットのパフォーマンスをを振り返りたいと思います。 40年続いた低金利時代が終了し、金融市場に地殻変動が起こり始めた 昨年は世界的に、高インフレを鎮静化するための「金融引き締め元年」となった歴史的な年となりました。 2021年よりロシア、ブラジル、メキシコ、トルコ、韓国など新興国の中央銀行はインフレ対策のためにいち早く利上げを行いました。 昨年はその […]

  • 2023年1月13日

日銀の量的緩和政策に歯止めが掛からなくなり始めた

ここ最近は日銀の金融政策の動きについてあまり興味を持てなかったのですが(黒田日銀が日本の経済・金融を破壊することは確定した未来だと確信しているため)、久しぶりに少し調べることにしました。 きっかけとなったニュース:[2023/01/13 NHK]債券市場 長期金利 上限超え0.545%まで上昇 約7年7か月ぶり 市場関係者による中央銀行の金融政策に対する見方・意見を見聞していて、昨年からずっと違和 […]

  • 2023年1月9日

アナログ半導体の需給逼迫は長期化するのか

アナログ半導体などの旧世代チップについて、情報や考えを整理したく、今回の記事を書きました。 きっかけ: ・最先端チップの供給過剰が進行したなか、旧世代チップの供給不足が続いているとの報道を目にしたこと。 ・ゼロコロナ政策下の中国で電気自動車の販売台数が前年比50%以上の増加が絶好調で、テスラが値下げに迫られるなど、中国のEV市場の競争がますます激化していること。 ・半導体設計会社のアームの車載用チ […]