失敗は大きな利益を得るための情報


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失敗は大きな利益を得るための情報

   私たちの社会では失敗は恥じらいのあるものとして、ネガティブに扱われます。


   子供の頃、学校に教科書を持っていくのを忘れると先生から怒られました。 社会人になって仕事が間に合わず納期が遅れると、評価がガタ落ちになります。 やむなく会社を辞めて一度レールから外れてしまうと、社会復帰が非常に難しいです。


   このように私たちが住んでいる文化、社会では失敗はしてはいけないものとされ、場合によっては人生に致命的な影響を与えるものです。


   しかし少し考えると、大きな利益を得るためには失敗が欠かせないことがわかります。

失敗は貴重な情報

   Antifragileとは大きな変化や衝撃などで大きな利益を得るという考えですが、大きな変化を大きな利益に結び付けるためには度重なる失敗を繰り返す必要があります。 何故ならいくつもの失敗が大きな結果を得るための重要な情報となるからです。


   子供の頃に自転車の練習をするときには、何回も転ぶことが自転車に乗れるようになるためのきっかけとなります。 何回も転ぶという失敗が正しいペダルのこぎ方、バランスのとり方といった情報を自然と体に教えてくれます。


   またニュートン力学が素粒子レベルのミクロな世界に当てはまらなかったことは、アインシュタインの相対性理論を生み出すための貴重なきっかけとなりました。


   このようにちょっと考えても失敗が大きな利益を生み出していることがわかります。


   新しいものを生み出したり新しいスキルを得るためには、現在自分に存在しない情報を与えてあげる必要があります。 つまり思いもよらない情報が絶対に必要となります。


   失敗とは自分が思いもよらない情報を生み出します。


   自転車を乗って転ぶことで、自分の予想とは違ったバランスのとり方が必要だとの情報を得られます。 ニュートン力学がミクロな世界で成り立たないというのは、新たな物理法則の存在を示唆する情報です。


   もし同じような失敗やミスを繰り返しても、それは自分がまだ慣れきっていない、集中力が足りないといった情報を教えてくれます。


   失敗から恥じらいといった感情的な要素を取り除くと、そこに残るのは自分が思いもよらない貴重な情報なのです。 失敗は大きな利益を生み出すための貴重な情報源となり得るのです。


   そう考えると、沢山の失敗を好意に受け止められることが、自らをAntifragileに変貌させて大きな利益を得るためにとても大切になります。

失敗を繰り返す自然

   実は自然だって度重なる失敗を繰り返しています。 いま地球上に存在する生物は、いままで地球上に存在したすべての生物の0.1%未満なんですよ。 言い換えれば99.9%以上の生物が絶滅したってことです!


   いま地球上には数百万種類の生物が生息していると言われていますが、実は地球が誕生してから現在までに絶滅した生物は50億種とも言われているのです。ここから計算すると、上のようなパーセンテージが計算されます。


   これを知って自然というのは完璧だと思いますか? もし自然が完璧だったら、こんなに膨大な絶滅してしまう生物なんて生み出さないと思います。


   言ってみれば地球が生み出した生物のほとんどが、最終的にボツ作品になっているのです。 幾度となく生物を生み出してはボツ、生み出してはボツ。 どんなに厳しい雑誌の編集部長でも、99.9%以上の割合でボツにすることなんてないでしょう。


   自然は生物をランダムに生み出しては、厳しい自然環境に晒して地球上で生き残るに値する能力を持っているのかテストしているのです。 そして厳しい自然環境に耐えたものだけが生き残るというわけです。


   つまり自然は実験を繰り返して繰り返して、その中でたまたま出来上がった現環境に適した作品だけを残しているに過ぎません。 自然だけが知る完璧な理論を駆使して完璧な生物を生み出しているのではなく、自然は泥臭く実験を繰り返して生き残った生物を採用しているに過ぎないのです。


   自然ですら成功するために何十億回もの失敗を繰り返しているのですから、私たち人間だって大きな結果を得るために失敗を繰り返さざるを得ないという考え方は至って自然だと思いませんか?


   失敗の繰り返しは自然の摂理なのです。

私のサイトも失敗を繰り返して生まれている

   私が本サイトをどのような方法で記事を書いているのか。


   本サイトでは何回も何回も文章を書いて、読み直して、修正して、読み直して、修正しての繰り返しで記事を書いています。 読み直して、文章がおかしかったり論理的に意味不明だったり説明がわかりづらいところを修正していくうちに記事は完成します。


   つまり失敗の連続を経て、各記事が生まれているのです。


   しかも最初からこういう記事を書こうと思って書いているだけではありません。 もちろんテーマを決めて書きますが、書いていく中で新たなアイデアが浮かび上がって思いもよらない分野の記事を書いたりすることだってしょっちゅうあります。


   実際、生物や医療についての話も当初は大して書く予定はありませんでしたが、記事を書いていくうちにどんどん内容が膨らんでいきました。 そのため全く予想外の英語の本や論文をいくつも読んで、より多くの科学的内容を記事に追加する形になっていきました。


   記事を書いていく面白さはこうした予想外のところにあるような気がします。 書いていくうちに記事が膨らんで、いざ完成した記事を読み返すと「へぇ、自分ってこんなこと考えてたんだ」と自分自身に驚くことさえあります。


   試行、失敗を数多く繰り返して、Antiragile的に本サイトは出来上がっているのです。

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