CATEGORY

市場・経済・金融

  • 2025年4月22日

トランプ関税を契機に世界各国は対中関税包囲網を本腰入れて作り上げていくかも

トランプ関税は中国を利するという意見をよく耳にします。 中国は国内消費が低迷する中、近年鉄鋼や電子機器をはじめコモディティ製品を過剰に生産し、世界に大量にダンピング輸出してきました。 これにより中国のASEANへの財の純輸出額は2017年から24年にかけて4倍超に激増しました。 ラテンアメリカに対する財の純輸出額は2020年に185億ドル程度の輸入超過だったのが、昨年は353億ドル程度の輸出超過で […]

  • 2025年4月21日

ベッセント財務長官は中央銀行をコケにして富と名声を築き上げてきた

トランプ政権の重要人物、スコット・ベッセント財務長官について気になったので調べてみました。 彼はヘッジファンド「キー・スクエア・グループ」の創業者であり、日本のメディアで良く「ウォール街に近い人物」だと評されます。 4月9日に米国債利回りが急騰したとき、トランプ大統領に相互関税の上乗せ分一時停止を諫言し矛を収めさせたのも彼です。 これらからベッセント財務長官は、トランプ大統領の奔放な政治行動で金融 […]

  • 2025年4月14日

トランプ関税は40年以上続いてきたグローバル金融体制をぶち壊していく

トランプ関税はフーバー大統領時代の1930年に成立・発動した関税法(スムート・ホーリー法)を引き合いに出されることがあります。 ウォール街がトランプ関税に対し、世界経済は不況入りし、貿易が縮小し、長期的に世界が分断し経済がブロック化するなどと言っているのは、フーバー関税で世界恐慌が深まった歴史の記憶が甦っているためでしょう。 フーバー関税は、お金のある米国がデフレで苦しんでいた他国からお金を搾り取 […]

  • 2025年4月10日

相互関税の上乗せ一時停止はトランプが米国債利回り上昇に驚いたから?

[2025/04/10 中央日報]トランプ大統領「報復した中国だけ関税125%に上げ残りの国は90日間猶予」 トランプ米大統領は9日、中国以外の国に対する相互関税を90日間猶予すると明らかにした。ただ中国に対しては関税を125%に引き上げることにした。「トランプ発関税戦争」が米中間のチキンゲームの様相に展開している。 トランプ大統領は相互関税全面発動のわずか13時間後に突然の政策転換を発表しました […]

  • 2025年4月8日

トランプ関税の標的にされる米国株インデックス投資家

昨日の記事の続きです。 トランプ相互関税の各国の大きさを見ると、東南アジアだけでなく東アジアや南アジアが高税率であることに気が付きます。 東アジア、東南アジア、南アジアはスマホやPCをはじめとした電子機器の製造拠点を多く構えるだけでなく、半導体サプライチェーンの中心地です。 世界の半導体の85%はこれら地域で製造されます。台湾のTSMCがファウンドリのシェア6割以上を持ちますが、近年は中国のSMI […]

  • 2025年4月7日

相互関税は迂回貿易を許さないトランプの強い意志の表れ

トランプ大統領が4月3日に約束通りに相互関税を発表しましたね。5日に基本税率10%が適用済みで、9日に上乗せ関税が適用される予定です。 相互関税の中身を見て最も驚いたのはやはり関税率の大きさでした。 当初は各国の関税・非関税障壁の大きさに基づいて決めるとアナウンスしていたので、どの国も最大で10~25%程度だと見られていました。 ところが蓋を開けてみれば38カ国が25%以上の関税率を課せられ、最大 […]

  • 2025年4月1日

トランプのせいで経済の不確実性高まる?西側メディアは全然反省してないね

日本を含む西側諸国のメディアでは、トランプ大統領のせいで経済の不確実性が高まっているとの記事を連日連夜報じています。 関税を次々に発動し、輸入物価が上がるとともに米国景気が冷え込み、スタグフレーション入りするとの不安を掻き立てています。 最近では消費者信頼感期待指数が過去12年で最低水準に落ち込んだことを引き合いに出し、米国が不況入りに近づいていると喧伝しています。 米国の景気後退入りの可能性につ […]

  • 2025年3月31日

さよなら日本円

[2025/03/27 時事通信]自動車に25%関税 国内生産促す、日本に打撃―トランプ氏 トランプ米大統領は26日、すべての輸入車に25%の関税を課すと発表した。一部のトラックも対象にする。4月2日に発効する。輸入車に高関税を課すことで、国内外の自動車メーカーに米国内での生産を促し、製造業の国内回帰を後押しする。自動車が対米輸出の3割弱を占める日本経済への打撃は必至だ。 トランプ氏は会見で、自動 […]

  • 2025年3月24日

Fedが生んだ官製米国株バブルの崩壊はドル安を導く

あまり注目されていませんが、先週のFOMCでFedは重要な政策変更をしました。 4月からバランスシートの縮小ペースを月間上限600億ドルから400億ドルに減らすことを決定したのです。 市場はマネーの需給で動きます。25bpや50bpの利上げより、米国債の保有縮小ペースを月間200億ドル、年間2400億ドルも減らすことの方が市場に与えるインパクトは遥かに大きいです。 量的引き締めは続けるので市場から […]

  • 2025年3月10日

トランプ関税はドル高政策。円安操作牽制発言の真意は?

[2025/03/05 朝日新聞]トランプ氏「円切り下げるな」日本に伝達 「関税少し上げる」と警告 トランプ米大統領は3日、記者団に対し「あなたの国の通貨を切り下げ、弱体化させ続けてはならないと、日本の指導者たちに電話で伝えた」と語った。日本を名指しして、対ドル為替相場で円安操作をしてはならないと牽制(けんせい)する発言だ。自国通貨安を狙った為替操作があれば、関税を課して対抗する考えも示した。 ト […]