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社会的証明を働かせないためにノイズをシャットアウトすることの大切さ


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社会的証明を働かせないためにノイズをシャットアウトすることの大切さ

   今回は間違った社会的証明を働かせないためにノイズをシャットアウトすることの大切さです。


   世の中の情報は玉石混合。 真実や知見を与えてくれる有益な情報を発信してくれる個人や企業がある一方で、重要な事実の隠蔽や歪曲をも利用した意図的な世論誘導が見え隠れする情報や、自らの利益を稼ぐために何の根拠もない、マーケティングワードが並べられただけの情報といったノイズも沢山存在します。


   間違った情報に流されないために一番大切なこととは何なのか? それは予防でしょう。 つまり間違った情報というノイズをシャットアウトすることです。

何故ノイズをシャットアウトすることが大切なのか

   それでは何故、間違った情報に流さないためにノイズをシャットアウトすることが大切なのでしょうか。


   理由はノイズに触れてしまうと、ノイズだと気づかずにノイズが引き起こす考えや行動を行ってしまいやすくなるからです。 要はノイズを発端とした社会的証明が働きやすくなってしまうのです。


   人間心理はそう簡単に制御できるものではないので、であれば最初からノイズをシャットアウトして変な思考や行動を防ぐことが賢明となるわけです。


   ノイズを発端とした社会的証明が働きやすくなってしまうを見るために、まずは集団や群集の中の個人について簡単に見ていきましょう。


   人間の心理的性質上、特に何の注意も払わずに集団や群集に接してしまうと、知らず知らずのうちに心理的バリアが壊れて情報や集団に何の疑いもなく従ってしまう可能性が十分あることが知られています。


   例えば集団や群集に属している個人は、個人でいるときのアイデンティティや責任感といった自分らしさ(自己認識)が薄れていき、集団や群集が持つアイデンティティや特性に自ら合わせていってしまうことが社会心理学の分野で知られています(例:仕事中はいつもの自分らしさを封殺して会社のルールに従う)。 これを没個性化と呼びます(→参考)。


   どんな善人でも変なグループに属してしまうと、それだけでグループの掟に従ってしまうのです。 サービス残業を受け入れる、出世するために周囲を蹴落とす、こうした客観的に見るとモラルに反するようなことでも、それと気づかずに集団や社会のルールが体中に浸透してしまったがために感性が麻痺して、自然と受け入れてしまうのです。


   しかし没個性化に似たような現象は、例え個人でいても情報を接する中で簡単に生じてしまうものです。 情報に自らを合わせていく、つまり情報を知らず知らずのうちに鵜呑みしてしまうのです。


   ただ単に情報に接する、それだけで疑うといった心理的バリアが崩壊して情報が私たちの体に浸透していってしまうことが起こりえるのです。


   よくあるパターンはマスコミがこぞって特定の国の政府の言動を過熱に報道するなどして不信感を植え付けさせたり、事の本質を隠蔽したり捏造した為政者に都合の良い情報を大々的に報じるものです。 いわゆるプロパガンダというやつですね。 現在でもよく行われています(→参考1参考2(リンク先で「プロパガンダ」と検索して飛んだ先の行から))。


   人間は真実であろうと嘘であろうと悪意のあるプロパガンダであろうと、何回でも同じものを繰り返し見せられると親近感や好意を抱いたりするものです(単純接触効果)。


   親しみを抱くと、関連した情報を見るときや考えるときに繰り返し見せられた情報を無意識のうちに頭に思い浮かべやすくなり、それ以外の可能性を探ることが難しくなっていきます。


   例えば諸外国を嘲笑するニュースを見続けると、事あるごとにその国に対する今までの悪いイメージばかりが頭に思い浮かんで、良い部分といった全く異なる部分を見られなくなっていきます。 これは人間にAvailability heuristicという心理的ルールが備わっているからです。


   さらに植えつけられた悪い印象はさらなる悪い印象を生んでいきます。 人間は無意識のうちに勝手に連想や稚拙な類推を行う生き物なのです(→参考)。


   そうやって嘘の情報、悪い印象を頭の中に思い浮かびやすい状況になっていくと、人間は次第にそれを無意識のうちに正しいと信じ込んでしまうものです。


   しかも人間は正しいと思っていることを追い求めたりそれに反することから避けようとするコミットメントと一貫性確証バイアスという心理的原理や傾向がありますから、一度強く正しいと信じ込んでしまったり決め付けてしまったら、もはや別のことを考えることが困難になっていくのです。


   諸外国に対する悪い印象は次第に「あの国は悪い国だ!」という確証に変わっていくのです。 ここまでくるともはや思考を改めることはそう簡単にはいきません。


   このように間違った情報、マーケティング目的の情報でも、それと気づかずに接していると信じてしまうのです。 「嘘も100回言えば本当になる」という言葉が現実のものとなってしまうのです。


   上で説明した心理的な性質を意識によって完璧に制御することは困難です。 こうした性質は無意識のうちに、知らず知らずのうちに起こっていくからです。


   だからこそ不要な情報は始めから出来るだけ見ないようにするという、ノイズをシャットアウトするという考えが非常に大切になっていくのです。


   よって私たちは信頼できる情報源を見つけ出して、そこから有益な情報をメインに集めることが極めて大事になるのです。 こうして必要のない限りは他の情報を出来るだけ見ないようにすれば、ノイズを大きくシャットアウトできますし時間的な無駄も減ります。


   また信頼できるかわからない場合には(例え信頼できる情報源でも誤りが含むことは当然あり得るので)、常に疑う気持ちを持って少しでも害を減らす努力を怠らないことが大切でしょう。

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