「出来ない」と言うことの大切さ


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「出来ない」と言うことの大切さ

   今回は「出来ない」と言うことの大切さです。


   最初から「出来る」と言うことは良い事であるとの風潮が日本には根強く残っているように思えます。 そのため上司からの命令に逆らえない人も多いのではないでしょうか。


   しかしよくよく考えると「出来る」と言われる側はメリット満載の一方で、言った側はそれ相応のリスクを負うことになります。 「出来る」と言うことが素晴らしく「出来ない」と言うことが悪いという発想が出てくるのは、権威のある側の立場で考えるからこそなわけです。


   自分自身の利益やリスクも考えると、場合によっては「出来ない」と言うことも大切となるでしょう。

何故「出来ない」と言うことも大切なのか

   何故「出来ない」と言うことも大切なのでしょうか。 それは「出来ない」と言ったほうが自分自身のメリットが大きい場合もあるからです。


   これを理解するためには「出来る」もしくは「出来ない」と言ったときに、言われた側と言った側それぞれの立場でどういったメリットやデメリットがあるかを考えることが重要です。


   まず「出来る」、「出来ない」と言われた側(上司等)のメリット・デメリットを考えてみると、「出来る」と言われれば彼らはメリット満載ですし、逆に「出来ない」と言われればデメリット満載なんですよね。


   もし「出来る」と言えば、言われた側は安心してスケジュールを組むなどすることが出来るようになるわけです。 言われた側の人はさらに上の立場の人にも前向きな報告が出来るわけですね。


   しかし「出来ない」と言われれば先へ進むことが出来なくなります。 上の人にも後ろ向きな報告をせざるを得ず、厳しいことを言われる可能性が出てくるわけです。


   また「出来る」と言われた側は安心することができます。 人間は前向きな発言を受けると気持ちが前向きになる傾向があるからです。


   一方で「出来ない」などの後ろ向きな言葉や白黒はっきりしない曖昧な態度に対して、人間は気持ちが重くなったりイライラしたりするものです。


   こうした単なる感情的な問題も「出来る」「出来ない」と言われた側には存在します。


   さらに重要なのは私たちが「出来る」と言ったときに、言われた側は私たちに対する強力な武器を得ることになります。 つまり出来ると言った人がもし上手く出来なかった場合に、「出来ると言ってたじゃないか」という剣を喉元に突きつけることが可能になるわけです。


   しかし初めから「出来ない」「出来るかはやってみないとわからない」と言われれば、こうした強力な武器を得ることはできません。


   政治家がよく曖昧な態度を取るのは、無闇に「出来る」と発言してしまうことは、野党や国民に対して公約等を達成できなかった場合の強力な攻撃材料を与えることをよく理解しているからだと言えます。


   このように「出来る」と言われた側はメリット満載の一方、「出来ない」と言われたり曖昧な態度を取られるとデメリット満載なのです。 言われる側の立場で考えると「出来る」と言うことがなぜ素晴らしいかがはっきりしてきますよね。


   では「出来る」と言った側のメリット・デメリットはどうでしょうか。


   一番のメリットはチャンスを活かして自分のスキルをあげられる、評価をあげられる可能性ですよね。


   しかも「出来る」と言うことで、もし出来なかった場合に受けるかもしれない責任や恥辱のプレッシャーを感じながら行動することになります(→Publicity)。 これによりコミットメントと一貫性がより強く働いて、目標やプロジェクトにより邁進して自分のスキルや評価を上げやすくなる可能性があるのです。


   人によっては「出来る」と公言することは、自分の心に火をつけて前向きに行動することにつながることは覚えておくとよいでしょう。


   しかしこうしたコミットメントと一貫性はデメリットも孕んでいます。 もし自分が本当はやりたくないことに対してさえも、コミットメントと一貫性が働いて引くに引けない状況に追い込まれるかもしれないからです。


   どんなにやりたくないことでも、「出来る」と言ってしまえば失敗に対する責任を負いたくない、恥ずかしい思いをしたくないといったPublicityによって行動せざるを得なくなります。 このようなプレッシャーを持ちつつ行動していくうちに、さらにコミットメントと一貫性が働いて拒否しにくくなっていきます。


   コミットメントと一貫性が働く上で、その人自身の前向きな気持ち、正しいと信じている意志というのは関係ありません。 例え自分の意志に反することでも、行動を続けるだけでまるでロボットのように無意識的に行動を続けざるを得なくなるかもしれないのです。


   どんなに残業等で体がボロボロでも、ドクターストップが働くまで日本人が働いてしまう一因に、個人の意志とは関係なく働くコミットメントと一貫性は無視できないでしょう。


   このように「出来る」と言った側にはメリットもあればデメリットもあるわけです。


   もちろん「出来ない」と言った場合は、相手側の自分への評価に掛かるというデメリットはつきものです。 上に書いたように「出来ない」と言われた側はデメリット満載ですから。


   しかし「出来ない」と言うのは自分がやりたくないことを予防して、自分の幸福や利益追求のためのメリットを生む事だってあるわけです。 それに言われる側も「出来ない」と最初から言ってくれたほうが、素早く別の策を考えて実行したり気持ちの切り替えが出来るかもしれないですから。


   **********


   このように「出来る」「出来ない」を言われた側、言った側それぞれの立場で考えると、自己犠牲や上意下達の精神が根強く残る日本で何故「出来る」と言うことが素晴らしいと言われてきたのか、その一端が見えてくると思います。


   自分のメリットを考えて決断を下すのは個人に与えられた当然の権利です。 日本の風潮に惑わされずに、時には「出来ない」と決断することも大切だと言えるでしょう。

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