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数と権威性その2

   権威性とは何も人に対して働くだけではありません。 私たちは数に対して権威性が働きます。


   例えば次の二つのニュースがあったとします:

  1. 「日本での交通事故死亡者数は前年からある程度減少した」
  2. 「2012年の日本での交通事故死亡者数は、前年の4663人から5.4%減の4411人になった。」

   このときどちらのニュースの方が説得力があると思いますか。 2番目のニュースですよね。 数字が混じっているニュースの方が客観性、具体性が増してより納得できるようになります。


   このように私たちは数字が文章に入っているだけで文章の内容を信じてしまいがちになります。 つまり数に対して権威性が働いているのです。


   数が私たちの権威性に働きかけることはマーケティングでもよく使われています。 一度本屋に行ってビジネス書のタイトルを見渡してみてください。 「統計の9割はウソ」「ビジネスで成功するための3原則」「20代の過ごし方でその後の人生が決まる」といったような数字が入っているタイトルがずらっと並んでいることに気づくことでしょう。


   出版社側は数字が権威性を働かせ、読み手に説得力を与えることを知っているのです。 だからこうした数が入ったタイトルの本が陳列棚にいっぱい並んでいるのです。


   それでは数に対して権威性が働く原因は何でしょうか。 一つは数字がもつ客観性が考えられます。


   最初の例の「交通事故死亡者数は前年からある程度減少した」でも、「ある程度」だとどの程度かわかりません。 こういった度合いを形容詞や副詞で表そうとしても、感じ方は人それぞれなのでどのくらいなのかよくわかりません。


   しかし数字で表せば、ある程度がどの程度なのかをはっきりと表してくれます。 人間の主観、感情を排除した評価を数字は可能にしてくれるのです。


   数字を客観的に捉える考えは、昔から私たち人間に宿っています。


   紀元前770年から約550年の間、中国で起こった春秋戦国時代。 この時代に行われた争いの中で、どれだけ多くの首を取ったかというのが評価の対象となっていたのです。 つまり紀元前の頃から、人間は数を客観的に評価するための基準として用いていたのです。


   客観性が権威性を働かせることは、ちょっと考えればわかります。


   大人になっても自分の言いたいことを主観でズバズバ言う人はよく子供だって思われますよね。 逆に自分の気持ちを抑えて冷静に客観的に発言できる人に対しては大人だと感じますよね。


   客観的に話されると納得感が増し、相手に対する信頼感が芽生え、その人の言うことだったら信じられる、そんな風に思うようになってきます。 こういった過程で権威性が芽生えるのです。


   実際私も経済情報を提供してくれるメルマガを読んでいますが、いろんな経済に関するニュースを論理的で客観的な説明をしてくれるためとても信頼しています。 おそらく私はそのメルマガに対して権威性が芽生えています。 何故ならメルマガの記事に対して「なるほどな」と妙に納得している自分がいますから。


   このように数字がもつ客観性が、私たちが数に対して権威性を抱いてしまう一つの原因と考えられます。


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