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メルマガ記事

  • 2023年7月3日

前代未聞のスーパー合併の行く末は?

今回はスーパーマーケットチェーンのクローガー(KR)のフォローアップです。2020年のクリスマスイブに31.39ドルで紹介して以降、約50%値上がりした、紹介銘柄のなかでも有望な配当成長株の一つです。 昨年10月の話になりますが、米国のスーパーマーケットチェーンの売上規模第1位であるクローガーが、第2位であるアルバートソンズを246億ドルで買収するという発表が出ました。すべて現金による買収です。 […]

  • 2023年6月26日

グリーンスチールの投資妙味

あなたはグリーンコモディティというのをご存知でしょうか。 世界支配者層が脱炭素社会実現というスローガンを半ば強引に押し付けるなか(笑)、最終顧客、メーカー、政府は二酸化炭素排出量の少ない方法で生産された資源・素材(グリーンコモディティ)を好むようになっています。 グリーンコモディティの生産は容易ではありません。不純物の少ない高品位の鉱石が必要ですし、温室効果ガス排出量の少ない製精錬が必要です。これ […]

  • 2023年6月19日

インフレ対策をリスクを抑えて行う方法とは?

※今回はアボマガ・エッセンシャルで本日配信した記事のなかから、アボマガのインフレ対策に関する考えについての切り抜きです。 アボマガをお読みの方は、ゴールド、石油・ガスなど商品市場や商品関連銘柄に関する記事が多いと思われていることでしょう。 アボマガでは何年も前から将来のインフレ対策として数多くの商品関連銘柄を紹介してきました。 アボマガでは形式的に「長期保有目的銘柄」と「売却益目的銘柄」の2種類に […]

  • 2023年6月12日

配当成長株のお手本のようなバフェット銘柄

先週のアボマガ・エッセンシャルでは、安定したキャッシュフロー・配当を得られるガス中流会社についてお話ししました。 今週のアボマガ・エッセンシャルでも、同じく安定したキャッシュフローと配当が魅力の配当成長株を紹介しています。 キャッシュフローの安定した銘柄の特徴の一つは収益性の高さですが、この銘柄は投下資本収益率(ROIC)が一時100%を超えた時期もありました。現在も30%以上あります。 またサプ […]

  • 2023年6月5日

インフレに負けない収入を得るためにぴったりのガス中流会社

今回、アボマガ・エッセンシャルではあるエネルギー中流会社について扱っています。 エネルギー中流会社とは、石油やガスの処理、輸送、貯蔵、販売を行う会社のことです。米国ではパイプライン輸送は規制事業で、事業を行うには当局からの承認が必要です。 エネルギー中流会社は、インフレ時でも安定して増えていく配当収入を得たい人たちにとってぴったりの投資対象です。 エネルギー中流会社は手数料ビジネスです。配当の原資 […]

  • 2023年5月29日

食料価格上昇に保険をかける逆張りの機会が広がり始めている

食品価格の値上がりが続きいまだに家計を圧迫しているなか、食品価格と密接な関係にある肥料市場に変化がみられます。 肥料価格の急落が続いています。下図はブラジルの肥料(窒素、リン酸、カリ)価格の推移です。 窒素肥料価格は2021年初めごろの水準にまで大きく暴落しましたが、最近はやや反発する傾向もみられ、本格的な下げは一服したのかもしれません。リン価格は今年に入り下げが続いていますが、比較的高い状況が続 […]

  • 2023年5月15日

メルクは特許の崖を越えられるか

今回は製薬会社のメルク(MRK)についてです。 メルクは2021年8月30日に株価76.3ドルで紹介しました。メガドラッグとなった免疫チェックポイント阻害薬のキイトルーダの成長と、収益性の低い既存薬部門をオルガノンとして分社化し、収益性が拡大することを期待してのものです。 2018~20年にかけて収益は停滞していましたが、2021年からキイトルーダの収益増が会社全体を牽引するようになり、業績は大き […]

  • 2023年4月24日

米国を待ち受ける修羅場:景気悪化、金融混乱、インフレ、財政悪化、迫る債務上限

米国のFedが利上げを開始し金融引き締めに転じてから1年以上経過しましたが、その影響は欧米の金融や経済に拡がっており景気後退や金融危機への不安や懸念をいまでも高め続けています。 その最たる事例がシリコンバレー銀行の経営破綻であり、クレディスイスのUBSによる買収でした。 汚職政治家・官僚や麻薬密売人などのマネロンに手を貸し、アルケゴスとグリーンシルへの投融資で多額の損失を被った悪名高きクレディスイ […]

  • 2023年4月17日

太陽光発電は2020年代に本格普及へ、恩恵を受ける資源とは?

2020年代、それは太陽光発電の時代。 太陽光発電は風力発電に比べて世界的に普及が遅れていましたが、その大きな理由の一つは銀の使用により太陽電池(太陽光パネル)の製造コストが高い状況が続いたためでした。 銀は太陽電池の表面のシリコンウエハーにペースト状に塗られることで使用されます。シリコンウエハーに直射日光が当たると光電効果によりマイナス極とプラス極が形成され、電子が導線を伝わって移動するようにな […]

  • 2023年4月10日

商業用不動産市場の崩壊がもたらすもの

シリコンバレー銀行をはじめとした米国の相次ぐ銀行破綻で世界の金融不安が大きく高まりました。最近はやや落ち着きを取り戻したとはいえ、中小の銀行に対する信用不安はそう簡単に払拭できるものではありません。 そんななか欧米の金融に新たな火種がくすぶり始めています。商業用不動産市場、とりわけオフィス市場が急速に悪化しているのです。 一等地の高層ビルが売れなくなりつつある リーマン危機後の金融市場は中央銀行の […]