- 2023年5月29日
食料価格上昇に保険をかける逆張りの機会が広がり始めている
食品価格の値上がりが続きいまだに家計を圧迫しているなか、食品価格と密接な関係にある肥料市場に変化がみられます。 肥料価格の急落が続いています。下図はブラジルの肥料(窒素、リン酸、カリ)価格の推移です。 窒素肥料価格は2021年初めごろの水準にまで大きく暴落しましたが、最近はやや反発する傾向もみられ、本格的な下げは一服したのかもしれません。リン価格は今年に入り下げが続いていますが、比較的高い状況が続 […]
食品価格の値上がりが続きいまだに家計を圧迫しているなか、食品価格と密接な関係にある肥料市場に変化がみられます。 肥料価格の急落が続いています。下図はブラジルの肥料(窒素、リン酸、カリ)価格の推移です。 窒素肥料価格は2021年初めごろの水準にまで大きく暴落しましたが、最近はやや反発する傾向もみられ、本格的な下げは一服したのかもしれません。リン価格は今年に入り下げが続いていますが、比較的高い状況が続 […]
今週月曜日の今日のつぶやきにて肥料需給について触れました。その続きではないですが、食料市場について事実から見える今後について考えていこうと思います。 日本では今月、加工食品を中心に5106品目の値上げが実施されました。今後も5月に700品目あまり、6月には2390品目あまりの値上げが決まっているなど、今年度は9000品目の値上げが見込まれています。 値上げの動きが本格化した2021年度と比較すると […]
今回アボマガ・エッセンシャルでは農業関連銘柄について扱っています。 ブログでは肥料に関するお話しをしましょう。 肥料価格は食料価格と連動する特徴があります。食料価格が上昇すれば肥料価格は上昇し、食料価格が下落すれば肥料価格は下落しやすいわけです。 農家さんたちにとって食料価格は売上、肥料価格は費用に関わります。肥料は農家さんたちにとって最大の支出項目です。 食料価格が上がれば売上を増やすためにたく […]
今回はたばこ会社のブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT、ティッカーはBTI)について書きます。 BATはフィリップモリスに加熱式たばこの展開で遅れ、長期的に利用者離れが確実視される紙巻たばこの収益依存が大きい状況が続いており、何年にもわたり成長を不安視されています。 売上構成割合をみると、フィリップモリスはすでに売上の3分の1ほどを無煙たばこ(加熱式たばこ)から獲得しています。利益でみると無 […]
今回は一つ銘柄を紹介します。ブラジルのビール・清涼飲料水メーカーのアンベブ(ティッカー:ABEV)です。 収益のおよそ半分はブラジルから発生し、残りはカナダと、中南米・カリブ海地域のアルゼンチン、ボリビア、チリ、パラグアイ、ウルグアイ、グアテマラ、ドミニカ共和国、キューバ、パナマ、バルバドス、ニカラグア、セントビンセント、ドミニカ、アンティグアから発生します。 バドワイザーを製造・販売するビール・ […]
今回は食料需給についてです。日本では食品価格の値上げラッシュの最中でで来年も続きそうな勢いです。 そのなかで、今後の食料需給に影響を与えそうな天候不順に関連した出来事が起こっています。ミシシッピ川の水位低下です。 ミシシッピ川の水位低下は今夏の熱波による旱魃が発生したことが原因で、9月以降に水位は歴史的低さとなっています。 10月17日時点で1988年7月に記録された最低水位を下回りました。ルイジ […]
ディフェンシブ株は株価が急落しない銘柄のことではありません。 このことを、最近の食料雑貨店銘柄の株価急落が改めて教えてくれました。一体この急落の理由は何なのかを探るのが、今回の記事の目的です。 在庫管理の失敗が薄利多売の食料雑貨店を直撃 先日の「ターゲット・ショック」をご記憶されている方は多いのではないでしょうか。 大手食料雑貨店のターゲットが5月18日の決算発表で1株当たり利益が前年から48%下 […]
すでに日本では食料価格の値上がりが続き、家計を直撃しています。 報道を見ていると、食料自給率が38%しかなく多くを輸入に頼る日本において、いつ値上がりに歯止めがかかるのか、全く先を見通せなくなっています。 [2022/05/31 日本経済新聞]肥料が最高値、JA全農最大9割値上げ 野菜価格押し上げ [2022/06/07 FNNプライムオンライン]タマネギ 5週連続平年比2倍 梅雨に入り価格上昇も […]
2022/03/14に配信した有料版記事[アボマガ No.204]の一部を編集したものです。 アボマガ・エッセンシャル(有料版)にお早めにご登録されると、当記事のフルバージョンをご覧いただけます。 →ご登録はこちら 今回は日本だけでなく世界のあらゆる人々が最も心配する話題の一つである、食料事情についてです。 現在の穀物価格はウクライナ情勢の影響が一時的であるとの楽観に基づいている 以前の記 […]
2022/03/07に配信した有料版記事[アボマガ No.203]の一部を編集したものです。 アボマガ・エッセンシャル(有料版)にお早めにご登録されると、当記事のフルバージョンをご覧いただけます。 →ご登録はこちら ロシアがウクライナに侵攻し2週間近く経とうとしています。 ロシアはウクライナに非軍事化(ウクライナ軍の解体、核廃絶)、中立化(NATO非加盟の約束)、非ナチ化(軍産複合体が背後 […]