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インフレ

  • 2024年7月22日

米国の不法移民問題は流入の容認・阻止問わずインフレ長期化を招く

あなたはFedが年内に利下げし、米国株も日本株も爆上がりすることを期待しているでしょうか? ********** 今年に入り米国では不法移民問題が最大の関心事になっています。 トランプ氏やその支持者たちは、不法移民が米国民の雇用を奪ってきたと主張します。 大手メディアや市場は、不法移民を締め出すと労働市場がますます逼迫し、インフレが過熱すると言っています。 大手メディアは、労働統計局が公表する雇用 […]

  • 2024年7月16日

官製賃上げの帰結は大量失業・大格差社会

[2024/07/08 日本経済新聞]5月 基本給など高い伸びも 実質賃金は26か月連続マイナス ことし5月の働く人の基本給などにあたる所定内給与は、前年と比べて2.5%増加し、およそ31年ぶりの高い伸び率となりました。一方で、物価を反映した実質賃金は26か月連続のマイナスとなり、依然として物価の上昇に賃金の伸びが追いついていない状態が続いています。 先月に4月の毎月勤労統計が出た時、企業が政府の […]

  • 2024年6月11日

米国の新規雇用者のほとんどは不法移民?

[2024/06/08 ロイター]米5月雇用、予想上回る27.2万人増 失業率上昇も賃金伸びは再加速 米労働省が7日発表した5月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比27万2000人増で、予想を大きく上回った。賃金の伸びも再加速し、労働市場の耐性を強調する内容だった。 ロイターがまとめた予想は18万5000人増。予想レンジは12万人増─25万8000人増。5月の増加数は過去1年間の月平均( […]

  • 2024年6月10日

インフレ期待に働きかけて物価安定を図る中銀の前提は破綻している

中央銀行は、インフレを制御し、インフレを安定化させる使命を持っています。 インフレには2種類あります。1つは食料、日用品をはじめ、私たちが実感するモノの値段に基づくインフレ、物価に基づくインフレであり、事実です。 もう1つは期待インフレです。これは主に市場(投資家)が予想する将来のインフレ予測値であり、意見です。 現在、世界の中央銀行の金融政策は、期待インフレを制御することで物価安定を図れるという […]

  • 2024年6月6日

賃上げ率はインフレ率を上回っているのに実質賃金が25か月連続マイナスの伸びとなった理由

[2024/06/05 東京新聞]実質賃金、25カ月連続で減 最長更新、4月マイナス0・7% 厚生労働省が5日公表した4月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、物価変動を考慮した1人当たりの実質賃金は前年同月から0・7%減った。マイナスは25カ月連続となり、3月に続いて過去最長を更新。物価高騰に賃金上昇が追い付かない状況が続いている。 今回の実質賃金のマイナス成長は特別な意味を持ちま […]

  • 2024年6月4日

スターバックスの経営状況について調べてみた

スターバックスの状況が良くありません。 [2024/05/28 ロイター]アングル:米スタバ、中国で安値合戦に直面 デフレ心理で想定狂う 米コーヒーチェーン大手スターバックス(SBUX.O), opens new tabは、中国で避けようとしてきた価格戦争に巻き込まれつつある。急成長する低価格路線の地元ライバル勢との厳しいシェア争いに直面しているためだ。 2大市場の米国と中国の販売がいずれも低調と […]

  • 2024年5月20日

米国でコアインフレ鈍化?でもスーパーコアインフレ率は伸びている

4月の米国のインフレ率が鈍化したことに、市場はぬか喜びしています。 Fedが年内利下げに踏み切るとの見方を強めたことで、株高となり、世界株式は過去最高値を更新しました。 食料・エネルギーを除いたコアインフレ率が低下し続けていることを市場は好感しています。 しかしそれでも4月のコアインフレ率は前年同期比3.6%と、インフレ目標2%には程遠い大きさとなっています。 コアインフレを細かく見ると、商品価格 […]

  • 2024年4月2日

物価高に負けない最強の資産形成方法

1980年代後半のバブルの頃は、家計も「財テク」に沸き、短期的な利益追求のため頻繁に売買していました。 ところがいまのバブルでは購入額は急増していますが、売却額は非常に少なく、買い越し額は35年前の倍以上あり、最高水準にあります。 物価高で現預金が目減りしていくリスクに備え、インフレヘッジのために家計は株式保有を増やしているそうです。 投資の教科書には、米国株や世界株の積立投資を20年、30年と続 […]

  • 2023年12月4日

金を買い支える、政府への信頼が薄れた新興国の国々の人々

[2023/12/02 朝日新聞]NYで金が史上最高値 3年4カ月ぶり 金利低下と「ドル離れ」進む 1日の米ニューヨーク商品取引所で、金(ゴールド)の先物価格が約3年4カ月ぶりに史上最高値を記録した。終値は、前日より32・50ドル(1・58%)高い1オンス=2089・70ドル。一時は2095・70ドルまで上昇した。米長期金利の低下で、安全資産とされる金の魅力が相対的に高まった。中東情勢の悪化や中国 […]

  • 2023年11月13日

物価高対策は建前、物価高の長期継続が本音

誰も指摘しようとしませんが、物価高の長期継続こそが日本政府の隠れたアジェンダとなっていることは疑いようがありません。 それは岸田政権が物価高対策と称して所得税減税、給付金、補助金、経済界への賃上げの働きかけをする一方で、消費税の減税・撤廃を頑なに拒んでいることから明らかです。 消費税を撤廃すれば10%近くインフレ率は低下します。急激な物価安で個人消費は拡大し、企業業績は改善し、賃上げする余裕が生ま […]