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テクノロジー・テレコム

  • 2025年2月3日

DeepSeekの登場でエヌビディアのボロ儲け構造に暗雲立ち込める…?

先週のディープシーク(DeepSeek)による生成AIモデル「R1」の発表は世界中で大きな話題になりましたね。 オープンAIと同等もしくはそれ以上の性能を、開発コストを95~97%削減して実現してしまったのですから。 イノベーションを起こすのは巨額のお金ではなく、何度失敗を繰り返しても諦めない不屈の精神、失敗で得た情報に基づく創意工夫、そして富貧に関わらずあらゆる人々が使える技術を開発して革新を起 […]

  • 2024年11月26日

スケーリング則だけでは汎用人工知能(AGI)に到達できない?

昨日のAIスケーリング則に関する話の続きです。 実はもうすでにAIスケーリング則に懐疑的な専門家もいます。 データの量よりも質、多様性が重要だと述べている人がいますし、そもそもデータだけで汎用人工知能(AGI)にまで達することは不可能だと述べている専門家もいます。 データだけで人類を超越する人工知能に到達することは無理であることを示す分かりやすい例が・・・です。 ブログでの公開はここまで。続きはア […]

  • 2024年11月25日

AIのスケーリング則に黄信号?

[2024/11/14 ブルームバーグ]飛躍的なAI進歩に疑問符、開発大手3社も苦戦-費用対効果が限定的 対話型人工知能(AI)「ChatGPT(チャットGPT)」を開発したオープンAIは、画期的な成果を目前に控えていた。チャットGPTのテクノロジーを超えた新しいAIモデルの初期段階のトレーニングを9月に完了し、人間を超える強力なAIという目標に近づくはずだった。 しかし、事情に詳しい関係者2人に […]

  • 2024年10月22日

AIと原発の結婚

米国の大手クラウド事業者が最近相次いで原子力発電所からの電力調達契約を結んでいます。 マイクロソフトは9月に現在稼働停止中のスリーマイル島原発1号機から20年間で835メガワットの電力を調達する契約を結びました。45年前に事故を起こしたのは2号機で1号機は無傷でした。 10月にはグーグルが小型モジュール炉(SMR)から500メガワットの電力供給契約を結びました。 その前の3月にはすでにアマゾンウェ […]

  • 2024年10月21日

ASMLの受注額半減は台湾一極集中の半導体生産体制の弊害かも

[2024/10/16 ロイター]ASML株16%安、受注低迷や25年見通し下方修正がサプライズ オランダの半導体製造装置メーカー、ASML(ASML.AS), opens new tabのアムステルダム市場の株価は16%安と、大幅安で引けた。1998年以来、1日の下げ幅として最大。 この日に発表した第3・四半期決算で、受注額が26億ユーロと、40─60億ユーロとされていたアナリスト平均を大きく下 […]

  • 2024年9月10日

エヌビディアは「独占」「幻想・恐怖心」「供給不足」をフル活用してボロ儲けしてきただけ

アボマガお試し版にて「今日のつぶやき」を配信しました。 エヌビディアの儲けのからくりと政治的な試練についてのお話です。台湾情勢次第でエヌビディアはAIチップをつくれなくなります。 ブログ非公開です。 本日9月10日にアボマガお試し版にご登録されるとお読みいただけます。ご登録は下の登録フォームから。

  • 2024年6月17日

生成AIブームに乗った配当利回り3.6%だった銘柄の現状

生成AIブームがいまも続いています。 生成AIの大きなメリットは、直接対話するだけで、企業が保有するデータの8割を占める非構造化データ(これまで自動化に蚊帳の外に置かれていた)から必要な情報を一瞬で検索・収集できることにあります。 知識労働者は労働時間の約5分の1、つまり週に1日を情報の検索と収集に費やしているとの調査結果がありますが、生成AIを使えばこの時間を大幅に短縮できます。 生成AIを導入 […]

  • 2024年5月27日

サムスン電子の不甲斐なさがエヌビディアの空前絶後の収益増・株価暴騰を多少なりとも後押しした

[2024/05/23 Business Insider Japan]エヌビディアの第1四半期決算、売上・利益ともに予想を上回る…株式分割、増配も発表 エヌビディア(Nvidia)は5月22日(アメリカ東部時間)に第1四半期の決算を発表し、同社の株価はの時間外取引で過去最高値を更新した。 決算発表後、チップメーカーの株価は急騰し、1株あたり1000ドルを超えた。同社は、H100を中心とするAI対応 […]

  • 2024年2月5日

失望に覆われた業界に眠る掘り出し物

[2024/01/24 日本経済新聞]Netflix純利益17倍 10〜12月、会員増最高の1300万人 米ネットフリックスが23日発表した2023年10〜12月期決算は、売上高が前年同期比12%増の88億3200万ドル(約1兆3100億円)、純利益が17倍の9億3700万ドルだった。アカウント共有の禁止や広告付きの安いプランを広げたことで、会員数は12月末までの3カ月間で約1300万人増え、増加 […]

  • 2024年1月30日

サムスン電子の半導体分野での競争力低下が露わになってきた

サムスン電子の状況が芳しくないようです。 昨年の営業利益は前年比85%減の6兆5400億ウォンとなる見通しで、10億ウォンを下回るのはリーマン危機の起こった2008年以来となります。 半導体市況の低迷で、半導体部門で大幅な赤字を記録したためです。 営業利益こそ黒字ですが、フリーキャッシュフローは10兆ウォンを上回る赤字になりそうです。業績悪化に加え、半導体製造工場への設備投資が急増しているためです […]