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為替

  • 2023年5月16日

植田日銀総裁は海外投資家を味方につけるために金融緩和を継続するかも?

今回は日銀と日本株に関する話題です。最近、海外投資家の買いが入り日経平均が上昇し3万円台目前になっています。それと同時に円安ドル高が進み1ドル136円ほどになっています。 さて、4月9日に新たな日銀総裁に就任した植田氏にとって、今後の金融政策のかじ取りは極めて困難になると考えていました。 このまま黒田路線を継続して金融緩和政策を続ければ、円キャリートレードが本格化して酷い円安を招くリスクがありまし […]

  • 2023年1月13日

日銀の量的緩和政策に歯止めが掛からなくなり始めた

ここ最近は日銀の金融政策の動きについてあまり興味を持てなかったのですが(黒田日銀が日本の経済・金融を破壊することは確定した未来だと確信しているため)、久しぶりに少し調べることにしました。 きっかけとなったニュース:[2023/01/13 NHK]債券市場 長期金利 上限超え0.545%まで上昇 約7年7か月ぶり 市場関係者による中央銀行の金融政策に対する見方・意見を見聞していて、昨年からずっと違和 […]

  • 2022年3月17日

有事と円:大震災は円高を招くとは限らない

昨日の夜遅くの福島県沖でのM7.3の大地震に驚いた方は多いのではないでしょうか。   さて、日本では大震災が起きた時に円高が進展する傾向にありました。   1995年の阪神・淡路大震災のときは、地震発生から3カ月で当時101円程度だったドル円は一時79.75円をつけました。   2011年の東日本大震災のときは、1ドル83円程度だったのが発生から数日で76.48円にまで円高が進みました。   しか […]

  • 2021年12月11日

中国不動産市場が揺れる中で人民元安ドル高政策を取る米中

12月9日、中国恒大集団が一部ドル建て社債の利払いを猶予期間を過ぎても行えず、ようやく一部債務不履行に陥りました。   同じく中国の不動産開発会社である佳兆業集団も、同日に一部債務不履行となりました。   この報道に市場は反応なしでした。債務不履行のリスクは市場で広く認識されており、単に個別企業の債務不履行に過ぎないと考えられているためです。中国の銀行が多額の貸倒引当金を計上していることが安心材料 […]

  • 2021年11月29日

トルコショックを契機に環境が激変したトルコ株式市場

2021/11/29に配信した有料版記事[アボマガ No.191]の一部を編集したものです。   アボマガ・エッセンシャル(有料版)にお早めにご登録されると、当記事のフルバージョンをご覧いただけます。 →ご登録はこちら トルコショック再び? 今月23日、トルコリラは対ドルで一時、前日から15%暴落し1ドル13リラ台と史上最高値を記録し、市場を大きく驚かせました。   トルコリラはリーマンショックか […]

  • 2021年10月18日

為替で明暗分かれているロシアとトルコ

[アボマガお試し版 No.185]為替で明暗分かれているロシアとトルコの記事(一部)です。2021/10/18に配信したものです。   アボマガ・エッセンシャル(有料版)にお早めにご登録されると、当記事のフルバージョンをご覧いただけます。 →ご登録はこちら 今回はロシアルーブルとトルコリラについてです。   さて、対ドルでルーブルは緩やかに強くなり続けています。他方、リラは9月に入り急落し、1ドル […]

  • 2021年10月14日

金融緩和継続とばら撒きで円安・物価高の本格化が日本に迫り来る

[2021/10/14 ブルームバーグ]FOMC議事要旨:テーパリング、11月半ばか12月半ば開始で一致   米連邦公開市場委員会(FOMC)は9月21-22日に開いた会合で、テーパリング(資産購入の段階的縮小)の11月半ばあるいは12月半ばの開始で当局者の意見がおおむね一致した。13日公表された議事要旨で明らかになった。   議事要旨によると、「現在想定しているよりも供給障害と労働力不足が長期化 […]

  • 2021年4月16日

エルドアン大統領はどこまでハト派なのか?

[2021/04/15 日本経済新聞]トルコ中銀が金利据え置き、新総裁の下で初会合-タカ派薄れリラ下落 トルコ中央銀行は15日、カブジュオール新総裁の下での初の金融政策決定会合で、政策金利の据え置きを決めた。 金融政策委員会は1週間物レポ金利を19%で維持した。ブルームバーグの調査に答えたアナリストの大半が据え置きを見込んでいたが、HSBCとキャピタル・エコノミクスはそれぞれ0.5ポイントと2ポイ […]

  • 2021年3月6日

長期金利、原油、ドル円為替

[2021/03/05 ブルームバーグ]どこまで行くドル・円相場、約3年ぶり高値か-限界近いとの見方も 米長期金利の上昇を背景に騰勢を強めるドル・円相場。ここからの上昇余地について2018年以来となる1ドル=113円に到達するとの予想が出てきた。一方、108円台がめどとみる向きもあり、市場関係者の見方が分かれている。 ドル・円上昇の原動力となっているのは米長期金利の上げ。追加経済対策やコロナワクチ […]