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2024年

  • 2024年9月3日

金鉱株がハイリスクローリターンに甘んじている理由

昨日に続きゴールドに関する話題です。 金価格の上昇に乗るにはゴールドそのものや金ETFに投資する以外にも、例えば金鉱株に投資するという方法があります。 金鉱株の特徴は金価格の上昇・下落にレバレッジの掛かる値動きをすることです。 売上も費用も2倍になれば利益は2倍になります。 でも売上が2倍で費用が変わらなければ利益は3倍にも4倍にも増えます。売上が半分になり費用が変わらなければ利益は激減、赤字にな […]

  • 2024年9月2日

早く行動した者にゴールドは輝き始めている

現在、金相場が好調です。最近の円高ドル安傾向によって円建て金価格は足踏みが続いています。 ところがドル建て金価格は今年3月に「謎の金高」が起きてから値上がりに拍車が掛かり、8月には節目の1トロイオンス2500ドルを超えました。 現在の金強気相場が始まったのは2022年11月からでした。ウクライナ戦争を機に新興国の中央銀行は米国債から金準備へと準備資産を切り替える動きを本格化させました。 昨年10月 […]

  • 2024年8月27日

金融市場の嘘と虚構は利下げを契機に暴かれ始める

[2024/08/21 ブルームバーグ]米雇用者数、2009年以来の大幅下方修正-年次基準改定の速報値 2024年3月までの1年間の米雇用者数の伸びは、従来の発表値よりはるかに低いものだった可能性が高い。21日に発表された年次ベンチマーク(基準)改定の速報値で明らかになった。 米労働統計局が発表した年次ベンチマーク改定の速報値によれば、3月までの1年間の雇用者増は81万8000人下方修正されそうだ […]

  • 2024年8月26日

植田日銀総裁は現代の高橋是清になるのか

先月末の金融政策決定会合で植田総裁は利上げと量的引き締めの開始を発表しました。 安倍元総理と黒田前日銀総裁が主導して推し進めた10年間にわたる大規模緩和路線を修正、否定するという重い決断でした。 ところがこの発表を受けて一時急速な円高と日本株の歴史的暴落が起こったことで、植田総裁への批判が噴出しました。 とりわけ日銀生え抜きの内田副総裁が今後も緩和路線を継続すると、植田総裁の決断に相反する意見を公 […]

  • 2024年8月1日

すべての主要中央銀行が量的引き締めで舵を揃えた

日銀が昨日の金融政策決定会合で、0.25%への利上げと国債買い入れ減額を決めました。 国債買い入れは現行の月6兆円から、3カ月ごとに4000億円ずつペースを落とし、2026年3月までに月3兆円に半減していきます。 日銀が保有する国債の償還を合わせると、来年~再来年にかけて年25兆円程度ずつ保有が縮小し、その後も緩やかに保有は減っていきます。 日銀は事実上の量的引き締めを決めたことになり、これで主要 […]

  • 2024年7月22日

米国の不法移民問題は流入の容認・阻止問わずインフレ長期化を招く

あなたはFedが年内に利下げし、米国株も日本株も爆上がりすることを期待しているでしょうか? ********** 今年に入り米国では不法移民問題が最大の関心事になっています。 トランプ氏やその支持者たちは、不法移民が米国民の雇用を奪ってきたと主張します。 大手メディアや市場は、不法移民を締め出すと労働市場がますます逼迫し、インフレが過熱すると言っています。 大手メディアは、労働統計局が公表する雇用 […]

  • 2024年7月16日

官製賃上げの帰結は大量失業・大格差社会

[2024/07/08 日本経済新聞]5月 基本給など高い伸びも 実質賃金は26か月連続マイナス ことし5月の働く人の基本給などにあたる所定内給与は、前年と比べて2.5%増加し、およそ31年ぶりの高い伸び率となりました。一方で、物価を反映した実質賃金は26か月連続のマイナスとなり、依然として物価の上昇に賃金の伸びが追いついていない状態が続いています。 先月に4月の毎月勤労統計が出た時、企業が政府の […]

  • 2024年7月10日

日本国民を犠牲にして年金財政は息を吹き返すのか

先日、厚生労働省が5年に一度の将来の公的年金の財政見通し(財政検証)の結果を公表しました。 まず、財政検証で提示された、景気の良し悪しで分かれた4つのシナリオに基づく試算はどれも参考にならないことにお気を付けください。 現実を無視した前提に依っているためです。前提に関して特に問題なのは3点あります。 第1に、4つのシナリオにスタグフレーションシナリオ(実質賃金マイナス、物価上昇率は最低でも2%以上 […]

  • 2024年7月8日

円の実質実効為替レートは1970年以降で最も低くなった

ご承知の通り、円安が止まりません。先日一時1ドル161円90銭台を付け、160円以上の円安が定着しています。 日本円は2022年から主要通貨の中で最弱となっており、実質実効為替レートは遂に1970年以降で最も低い水準に達してしまいました。 財務省、日銀が2022年9~10月と今年4~5月に計19兆円の為替介入を実施した結果がこのザマです。 為替介入はすればするほど効果が小さくなります。サプライズを […]

  • 2024年7月2日

中国産の安価な太陽光パネル輸入が各国の経済発展の近道となっている

[2024/06/25 日本経済新聞]銀価格、中国で「割高」 国際相場と値差2割に拡大 銀(シルバー)の最大消費国の中国で引き合いが一段と強まっている。現地の取引所の価格は国際指標となるロンドンの価格を約2割上回る水準で推移し、国際相場に比べた割高感が出てきたとみる向きもある。太陽光発電向けなどの産業用需要がけん引しているようだ。衰えぬ中国需要は銀相場の先高観の一因にもなりつつある。 銀が太陽光パ […]