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財政

  • 2024年7月10日

日本国民を犠牲にして年金財政は息を吹き返すのか

先日、厚生労働省が5年に一度の将来の公的年金の財政見通し(財政検証)の結果を公表しました。 まず、財政検証で提示された、景気の良し悪しで分かれた4つのシナリオに基づく試算はどれも参考にならないことにお気を付けください。 現実を無視した前提に依っているためです。前提に関して特に問題なのは3点あります。 第1に、4つのシナリオにスタグフレーションシナリオ(実質賃金マイナス、物価上昇率は最低でも2%以上 […]

  • 2024年3月4日

ウォラーFed理事が量的緩和政策の今後の在り方について重大発言をした

今月1日にシカゴ大学の金融政策を巡る会合に出席したFedのウォラー理事が、今後の量的金融政策の在り方について聞き捨てならない発言をしました。 彼の発言内容は次の通りです。 ・バランスシートを巡る計画は流動性レベルを適切にするためのものである ・バランスシート縮小ペースを変更するタイミングは、政策金利のいかなる変更からも独立して決定される ・Fedによる住宅ローン担保証券(MBS)の保有がゼロになる […]

  • 2023年11月13日

物価高対策は建前、物価高の長期継続が本音

誰も指摘しようとしませんが、物価高の長期継続こそが日本政府の隠れたアジェンダとなっていることは疑いようがありません。 それは岸田政権が物価高対策と称して所得税減税、給付金、補助金、経済界への賃上げの働きかけをする一方で、消費税の減税・撤廃を頑なに拒んでいることから明らかです。 消費税を撤廃すれば10%近くインフレ率は低下します。急激な物価安で個人消費は拡大し、企業業績は改善し、賃上げする余裕が生ま […]

  • 2023年10月30日

米国長期金利上昇の裏で、米国の信用が揺らぎ始めている?

米国の長期金利(米国債10年物利回り)の上昇が進んできました。 最近、上昇は一服したものの、今月19日には一時5%を突破し、10年物米国債価格は2020年のピーク時から半値程度にまで暴落しました。 長期金利が6%に達するのも空想とは言い切れないとの悲観的な見方さえ出てきています。 米国債市場に新時代到来か、10年債利回り6%「絵空事」でない可能性https://www.bloomberg.co.j […]

  • 2023年5月30日

財政赤字の4割超が利払い費に、支出大幅削減に迫られる米国連邦政府

バイデン大統領と共和党のマッカーシー下院議長が債務上限引き上げで原則合意しました。この報道を聞いて米国の債務上限問題は解決したと思われるかもしれません。 ただ議会での法案成立が必要なので、これで終わったわけではありませんし、そもそも米国の財務状況が良くなるわけではありません。 インフレに伴うFedの利上げ・量的引き締めがもたらした長期金利の上昇により、米国連邦政府の国債利払い費は急増しています。 […]

  • 2023年1月25日

自らが招いた危機を脅しの道具に使い国民を貧困化させている日本政府

東京電力、家庭料金3割値上げ申請 燃料高で大手6社目https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC231ET0T20C23A1000000/ 東電の社長は「燃料費高騰の長期化を受け、値上げをお願いせざるを得ない」と言っています。 もしあなたがこの発言を、渋々ながら「なら仕方ないか」と受け容れたのであれば、よっぽどのお人好しです。 何故東電は3割も値上げするのか。結局 […]