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資本財・輸送・サプライチェーン

  • 2022年10月10日

業績拡大に向けての離陸スタンバイ中

航空機市場にある大きな変化が生じていることをご存知でしょうか? 航空会社はフライト需要が伸びている間は稼働率を高い状態で維持するために出来る限り整備により機材寿命を長引かせようとします。 逆にフライト需要が低下すると、老朽化が進みランニングコストの大きな機材を引退させ、燃費の良い高性能な新しい機材に置き換える動きが強まります。 航空機の旅客需要やフライト数は一昨年の世界的パンデミックにより激減し、 […]

  • 2022年8月26日

異常気象増加と物流クライシス

ふと、国際貿易の約8割を占める海上輸送について改めて考えてみました。 最近の海上輸送の状況は2021年の混乱ピークに比べれば大分落ち着いているようです。 世界の工場である中国がゼロコロナ政策を堅持していることで、貿易量が低下し、2020~21年にかけて急騰した中国発のコンテナ船運賃はみるみる低下しパンデミック前の2割増し程度になりました。バルチック海運指数はパンデミック前の水準にまで暴落しました。 […]

  • 2021年11月9日

GEの21年第3四半期の業績とサプライチェーンの混乱

2021/11/08に配信した有料版記事[アボマガ No.188]の一部を編集したものです。   アボマガ・エッセンシャル(有料版)にお早めにご登録されると、当記事のフルバージョンをご覧いただけます。 →ご登録はこちら GEについてです。GEの第3四半期の業績は良いものでした。   売上は一年前から5%減少しましたが、産業部門であるGEインダストリアルのフリーキャッシュフロー(FCF)は17億ドル […]

  • 2021年8月24日

海運運賃の急騰と港湾インフラの限界

世界の海上輸送の混乱が止まりません。   海上輸送は中国、東南アジア、米国を中心に非常に混雑しています。現在、世界中の港の外で待機しているコンテナ船は353隻あり、今年の初めの2倍以上になっています。   北米では、コンテナ船の平均停泊時間が、2019年にはわずか8時間だったのに対し、今年5月には33時間に跳ね上がりました。   船が錨を下ろしてコンテナを荷降ろしし、米国中の工場、倉庫、店舗、家に […]

  • 2021年3月25日

スエズ運河での座礁は規模の経済追求が招いた人災

[2021/03/25 ロイター]スエズ運河の大型船座礁、離礁作業を再開 「状況次第で数週間も」 エジプトのスエズ運河で座礁した大型コンテナ船を移動させる作業は25日の満潮時に再開され、船舶追跡データによると、タグボート5隻での離礁作業が進められている。スエズ運河庁によると、座礁した「エバーギブン」(全長400メートル、総トン数22万4000トン)はなお運河をふさいでおり、南北両方向とも通航できな […]

  • 2021年3月22日

物議を醸しているGEの事業売却

[アボマガお試し版 No.159]物議を醸している事業売却の記事(一部)です。2021/03/22に配信したものです。 アボマガ・エッセンシャル(有料版)にお早めにご登録されると、当記事のフルバージョンをご覧いただけます。 GEからの2つの発表について GEは3月10日に2つの発表をしました。 一つは取締役会が「8株→1株」の比率で株式併合を推奨すると発表しました。 株価を8倍にする一方、発行済み […]