- 2022年11月7日
金(ゴールド)の行き先
冴えない値動きが続く金市場ですが、見えないところで大きな動きが生じていることをご存知でしょうか。 今月1日にワールドコールドカウンシルが7~9月期の金需給レポートを公表しましたが、驚きの内容でした。 7~9月の金需要は一年前から28%伸びました。需要の伸びの大きさも去ることながら、その内訳がより重要です。 この期間、欧米の投資家は金ETFを227トン売り越しました。これは2013年第2四半期以来の […]
冴えない値動きが続く金市場ですが、見えないところで大きな動きが生じていることをご存知でしょうか。 今月1日にワールドコールドカウンシルが7~9月期の金需給レポートを公表しましたが、驚きの内容でした。 7~9月の金需要は一年前から28%伸びました。需要の伸びの大きさも去ることながら、その内訳がより重要です。 この期間、欧米の投資家は金ETFを227トン売り越しました。これは2013年第2四半期以来の […]
金・銀価格は銅・アルミなどの金属価格と同じく、今年3月から現在にかけて調整が続いてきました。 2月末のロシアのウクライナ侵攻後に有事の金買いが急増し金価格は3月に一時、1年8か月ぶりに1トロイオンス2000ドルを突破しました。しかしその後ウクライナ侵攻前の1800ドルを下回り、一時1700ドル割れしました。 銀価格も似たような値動きですが、ウクライナ侵攻による銀買いはそこまで進まず1トロイオンス2 […]
2022/04/11に配信した有料版記事[アボマガ No.208]の一部を編集したものです。 アボマガ・エッセンシャル(有料版)にお早めにご登録されると、当記事のフルバージョンをご覧いただけます。 →ご登録はこちら 今回は国際金融の場で起きているあるパラダイムシフトについてお話します。 金・エネルギー・資源本位通貨システム構築を画策するロシア側 ウクライナ侵攻後、ロシアは西側の国々を非友好 […]
2022/02/07に配信した有料版記事[アボマガ No.200]の一部を編集したものです。 アボマガ・エッセンシャル(有料版)にお早めにご登録されると、当記事のフルバージョンをご覧いただけます。 →ご登録はこちら 金価格は2020年8月に1トロイオンス2000ドル超えのピークをつけて以来、昨年2月にかけて急落しました。 その後1年程度、1トロイオンス1800ドル前後での値動きが続いており […]
[2021/05/26 ブルームバーグ]金、年初来の下げ消す-米金融政策据え置き姿勢と債券利回り低下で 金スポット価格は25日、1%高の1トロイオンス=1899.25ドルと1月初め以来の高水準となった。26日のアジア時間午前の取引では昨年末を若干上回る水準で取引されており、年初来の下げを消した。3月には一時9カ月ぶり安値を付けていた。 米国の景気回復に伴う物価上昇は持続的ではなく一時的との […]
今回は記事の前半で、最近の市場の最大の懸念事項だった米長期金利の上昇について触れます。 記事の後半は長期金利の変動で価格変動しやすいゴールドと、見捨てられた金鉱株である***についてです。 [アボマガお試し版 No.160]ゴールドの行方の記事(一部)です。2021/03/29に配信したものです。 アボマガ・エッセンシャル(有料版)にお早めにご登録されると、当記事のフルバージョンをご覧いただけます […]
ロシア中央銀行は初めて、保有する金準備がドル建て準備を上回ったとのことです。 2020年6月末現在、ゴールドはロシア中央銀行の準備資産の23%となり、ドル資産のシェア22%を上回りました。 理由は3つあります。 一つはロシア中央銀行が他国を圧倒的に上回る規模でゴールドを買い越してきたためです。 ロシア中央銀行は2006年から2020年までの15年間、毎年金準備を増やしてきました。特に2015年から […]
COVID-19拡大に伴い、先進国中央銀行の資産残高は一気に膨れ上がり、世界中の政府債務残高は対GDP比で第二次世界大戦並みかそれを上回りました。ハイパーインフレ、米ドルの基軸通貨としての地位陥落のリスクがささやかれる中、これらは株式にどのような影響をもたらすのでしょうか。またインフレ対策方法についても触れていきます。