TAG

金融政策

  • 2025年12月3日

利上げ先送りは限界の日銀植田総裁、円キャリートレード巻き戻しと日本財政崩壊の悪夢を呼び覚ますのか?

今月の中央銀行の金融政策会合でどのような決定が下されるのか、気になる方々も多いかもしれません。私もその一人です。 9~10日に米国でFOMCが、18~19日に日銀の金融政策決定会合がそれぞれ開かれます。 私にとって特に関心が大きいのが日銀です。植田総裁は今年散々利上げを仄めかす発言をしておきながら、1月以降利上げを先送りし続けてきました。 そのため「やるやる詐欺」と一部で批判・揶揄されてきた日銀の […]

  • 2025年9月8日

インフレリスクを軽視し金融バブル生命維持装置と化したFed(FRB)の独立性が奪われても仕方あるまい

[2025/09/06 ブルームバーグ]ベッセント長官、金融政策含むFRB調査を要求-量的緩和を批判 米連邦準備制度理事会(FRB)は「責務から逸脱」することで自らの独立性を脅かしていると、ベッセント米財務長官が批判。金融政策を含め、FRBに対する独立した調査を行うよう求めた。 ベッセント長官は5日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)に掲載されたコラムで「独立性の核を成すのは、信頼性と […]

  • 2025年8月25日

米国株「根拠なき熱狂」が再び繰り返されるのか

[2025/08/23 ブルームバーグ]【米国市況】ダウ平均は最高値更新、パウエル氏講演が利下げ観測補強 22日の米国株式相場は急伸。週間ベースでプラス圏に浮上した。ダウ工業株30種平均は過去最高値を更新して引けた。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演が予想外にハト派的と受け止められ、投資家は利下げへの確信を強めた。 ・・・ パウエル議長は「失業率など労働市場の指標の安定により、われわれ […]

  • 2025年8月14日

Fed(FRB)の9月利下げ確率100%というのは本当か?

今月12日に米国の7月の消費者物価指数(CPI)が発表されてから、米国株式市場の雰囲気がますます強気になっている。 総合指数の前年同月比伸び率は2.7%と市場予想の2.8%を0.1ポイント下回った。 関税の影響が価格上昇にあまりつながっていないことを改めて示した形だ。 今月1日の雇用統計ショックで、米国の労働市場が想像以上に弱くなっていることが露わになった。 これらを受けて、市場参加者たちは9月に […]

  • 2025年8月4日

パウエルFed議長の終わりの始まり

Fedを巡る状況が急速に変わり始めました。 私は関税交渉に区切りがついた8月から、Fedを巡ってこれから米国政治が大きく動き始めるのではないかと何となく考えていました。 [7月25日のXのポストから] ベッセント長官、パウエル議長が今辞任すべき理由見当たらない →見出しの印象と記事の中身が全然違う!ベッセント、すごいことを言っているね。https://www.bloomberg.co.jp/new […]

  • 2025年1月30日

パウエルFed議長はインフレの全責任を負う人身御供に差し出されるのか

[2025/01/30 ブルームバーグ]FOMC、政策金利据え置き-利下げ急ぐ必要ないとパウエル議長 米連邦公開市場委員会(FOMC)は1月28、29両日に開催した定例会合で、主要政策金利を据え置くことを決定した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、FOMCは利下げを急いでいないと指摘。インフレ面でのさらなる進展を見極めるため、昨年に実施した連続利下げをいったん停止すると説明した。 パ […]

  • 2024年10月1日

「バズーカ砲」とまではいかない中国の大規模景気刺激策

先週、不動産苦境が長引く中国で政府と中銀が立て続けに景気刺激策を発表しました。 中国人民銀行は預金準備率を0.5%引き下げると発表し、1兆元の流動性が市場経済に新たに流れることになります。 年内に預金準備率をさらに0.25~0.5%引き下げて追加の流動性供給を計画しています。 また自社株買い向けに3000億元の資金枠を、株式など担保に5000億元の資金枠を設定し中国株の買い支えに充てさせます。 住 […]

  • 2024年9月30日

パウエル議長、インフレが再燃したらどうするつもり?

今月17~18日のFOMCでFedは4年半ぶりの利下げ(0.5%の利下げ)を決めました。 インフレ率が低下しているなかで、労働市場に悪化の兆候が見られ始めたのが利下げをした理由です。 今回のパウエル議長の対応は、2021年にインフレ率が急上昇している中、翌年3月まで利上げを渋ったときの鈍重な対応とは正反対です。 確かに米国の新規雇用者数はかなり下方修正され、失業率はジリジリ上昇しています。 でも個 […]

  • 2024年8月26日

植田日銀総裁は現代の高橋是清になるのか

先月末の金融政策決定会合で植田総裁は利上げと量的引き締めの開始を発表しました。 安倍元総理と黒田前日銀総裁が主導して推し進めた10年間にわたる大規模緩和路線を修正、否定するという重い決断でした。 ところがこの発表を受けて一時急速な円高と日本株の歴史的暴落が起こったことで、植田総裁への批判が噴出しました。 とりわけ日銀生え抜きの内田副総裁が今後も緩和路線を継続すると、植田総裁の決断に相反する意見を公 […]

  • 2024年6月25日

テーパリングともQTとも言えない、日銀の国債買い入れ減額

今月14日の政策決定会合で、日銀は国債買い入れ額を現行の毎月6兆円から減額する方針であることを表明しました。 これに関し大手メディアが一斉に「量的引き締めへ」と報道したことに対し、私は強烈な違和感を持ちました。 [日本経済新聞]日銀、量的引き締めへ転換 国債購入減額「相応の規模」https://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=1&am […]