今回は銘柄を一つ紹介します。***です。
表題の通り、商品インフレ対策としての紹介です。これまでも金、銀の商品銘柄を紹介してきました。
ただ商品といっても需給動向、経済状況、投資家・投機家の選好などによりそれぞれ値動きは異なります。
ある程度保有する商品の種類を分散したほうが商品インフレの波に乗りやすくなると考えられますので、選択肢を広げるために、今回***を紹介することにしました。
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***の概要
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競争力の源泉である***の特徴
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一方で***は、限られた国でしか採取することが出来ません。化学的に合成して製造することはできません。
さらに生産や輸出、可採埋蔵量に偏りが大きいことも特徴です。
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国際貿易の割合が大きいということは、需給バランスの崩れやサプライチェーンの問題などにより、***価格は大きく変動しやすい性質を持つことを意味します。
前回の記事で、環境規制が強まる流れのなかで、船会社が新規貨物船の発注をしばらく抑制し、貨物船の供給が短中期的に不足する可能性について言及しました。
これがもし現実化した場合、貨物船で輸送される***の価格が大きく値上がりすることが予想されます。
さらに***は新たな開発に多くの年数が必要となります。***は地下深くまで掘らないと採掘できないためです。
これだけ新規開発に長い年数が掛かるので、財務的に余裕があり、将来の***需要増に自信がなければなかなか供給を増やすことはできません。
よって***は、需給逼迫が生じるリスクが大きいということです。
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***市場について
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***などのアジア諸国で***需要は増加し、今後年間1.5-3.0%ずつ成長し、長期的に2-3%程度の成長が見込まれています。
今後、人口増加、***需要の増加、都市化により***需要は堅調に伸びていくことは確実で、***需要は伸びていくと考えられます。
これまで途上国・貧困国では高価な***に手を出すことは簡単ではありませんでしたが、これら国々の経済が発展していくにつれ、***を購入する余裕も生まれてくるはずです。
素材企業の業績拡大のための3要素がそろい踏みし株価は急騰するか?
***需要が伸びた場合、***は現在の年間1200万トンの生産容量を、倍近くに増やすことが可能です。
現在稼働していない生産設備を稼働することで、追加で年間600万トンの生産容量をすぐに増やすことができます。
さらにいくらかの開発により、年間500万トンの生産容量を追加できます。
すでに開発済みの***からの増産となるため、新規開発する場合と比べて期間は短く、投資額も1/4-1/5程度で済むとのことです。
需要や価格が大きく増えた場合、他社に先駆けてスピーディに増産し、業績を急拡大することにつながります。
生産コストの削減を進めており、現金コストは2017年の1トンあたり66ドルから1トンあたり63ドルに減りました。
現在も、AI等の最新技術を利用した、生産設備の監視、採掘活動の自動化、生産の最適化や、再エネ自家発電によるエネルギーコスト削減を図っています。
生産量が増えれば、規模の経済が働き、単位トンあたりの生産コストや輸送コストをより下げることも期待できます。
***は、2025年までにさらに現金コストを20%前後低下させることを目指しています。
COVID-19のパンデミックで世界の政府債務残高と中央銀行のバランスシートが歴史的な規模に膨らむなか、各国通貨、とくに米ドルの信用に対する不安やインフレ懸念はますます高まっています。物流逼迫がしばらく続くおそれがあります。
そのなかで、人々の資金は商品に流れていくことになるでしょう。
金価格は昨年8月以降軟調な推移が続いていますが、それでも2018年8月から今日にかけて1.5倍以上値上がりしました。
しかし***価格はまだ歴史的に見れば低価格で、特に***は上述のように需給バランスが崩れやすく価格変動が大きいですから、将来大きく値上がりする可能性が否定できません。
2006年末から2009年3月にかけて、***価格は5倍程度に値上がりしました。
つまり***は「生産量の拡大」「生産コスト等の低下」「価格上昇」の3つがそろい踏みし、業績が劇的に伸びていく潜在性があるのです。
***の株価を振り返ると、2006年7月ごろから株価が伸び始め、リーマンショック直前の2008年6月までに株価は7倍以上に値上がりしました。
将来***は、15年前の状況が再現される可能性が否定できません。
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