当たり前を疑え-心理が生むリスクを理解し不確実を楽しむ-


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物を見ながら歩くことのリスク

   道を歩いているとよく何かしらの物を見ながら通行している歩行者をよく見かけます。 あちらこちらでスマホや本を見ながら歩いている人がいます。


   何か物を見ながら歩く人に対しては昔からいろいろ言われています。 ネットを見ても、何か物を見ながら歩いている人に対する意見がいろい


  ろと書かれています。 基本的には物を見ながら歩く行為は周りに迷惑だからやめて欲しいという反対意見が多いように思えます。 しかし別に周りに迷惑をかけずに歩いている自信がある、仕事でどうしても歩きながらスマホを使用しなくてはいけないといった擁護意見も目立ちます。


   正直言ってしまえば、別に何か物を見ながら歩くこと自体が悪いことではありません。


   あくまで問題は周りの歩行者に迷惑をかけていないかどうかということです。 実際に周りの歩行者に迷惑をかけていないのであれば、歩いている最中に本を読もうがスマホを見ようが別に問題はないのです。


   ただし一つ頭に入れなければ入れないことがあります。 それは周りの歩行者に迷惑をかける/かけないというのは自分が判断することではありません。 相手がどう思ったか、それが重要なのです。


   自分では迷惑をかけていないつもりでも、もしかしたら相手は迷惑がっているかもしれません。 それは相手に迷惑をかけていることを意味するのです。


   つまり相手に迷惑をかける/かけないというのはお互いのそれぞれの気持ちが大切になってくるのです。 いくら自分では相手に迷惑をかけていないと思っても、相手が同じように思っているとは限らないです。 周りが迷惑がっていると思ったのであれば、残念ながらいくら自分が迷惑をかけていないと思っても迷惑をかけてしまっているのです。


   この点を踏まえて、物を見ながら歩くことにで周りに迷惑を与えてしまうことのリスクについて考えていきましょう。


   まず最初のリスクは余裕を持って相手を避ける能力が低下することです。


   よくスマホなどを見ながら歩く人は、反対方向の人が目の前に近づいて初めて相手を避けるという行動を行うパターンが多いです。 それもそのはず、物を見ている時間は周りの状況がわからないからです。


   物を見ながら歩く人は「前方確認→物を見る→前方確認→物を見る→・・・」ということを繰り返して歩いているわけです。 物を見ている間は状況確認が全く出来ていないわけですから、この間に人が近づいて来ても気づきません。 相手が目の前に来てようやく相手を確認することができるのです。


   物を見ながら歩いている人は相手の目の前で避ければ問題ないと思っているのでしょうか? 人によっては物理的な接触が起こらなければ別に対して迷惑を掛けていないと思っているのかもしれません。


   しかし物理的な接触を起こしていないから相手に迷惑を掛けていないというのは間違いです。


   相手とぶつかる寸前まで近づくこと自体がちょっとした精神的負荷になります。 つまり例えぶつからなくても、物を見ながら歩いている人にギリギリまで近づいてしまうこと、それ自体他の歩行者は迷惑に感じてしまうのです。 自分が迷惑を掛けていないつもりでも実は相手に迷惑を感じさせているかもしれないのです。


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