当たり前を疑え-心理が生むリスクを理解し不確実を楽しむ-

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大切なのは避ける能力ではなく避ける状況をつくらない能力

   歩行で大切なことは相手も自分も不快にさせないことです。 相手も自分も不快にさせる大きな要因の一つになるのが、相手と自分との距離感です。


   以前にも書きましたが、私たち歩行者が嫌な思いをするのはお互いが接触しそうになるときです。 お互いが接触しそうになるときに生まれる危機感や嫌悪感が私たちにストレスを与えます。


   もちろんもしお互い接触することがあれば大きな不快感を感じるとは思います。


   しかし歩いていて実際に相手と接触することはそう多くはありません。 接触しそうになると、基本的にお互い反射的に避けようとするので実際は相手と接触することは少ないです。 私も何年も人同士で接触したことはありません。


   よって相手と接触する確率よりも、相手と接触しかかる確率の方が圧倒的に大きいわけです。


   しかも相手と接触するためには、事前相手と接触しかかることが必要です。 言い換えれば、「相手と接触しかかる」→「相手と接触する」という順序が必ず存在するわけです。


   ということは相手と接触しかかることを防げれば、相手と接触することはそもそもないのです。 まぁ当たり前ですよね。


   いままでの内容をまとめましょう。

  • 相手と接触しかかることはお互いにストレスを与える
  • 相手と接触することはお互いにストレスを与える
  • 相手と接触するよりも相手と接触しかかる方が圧倒的に多い
  • 相手と接触しかかることを防げば、相手と接触することはない

   これらの事実から重要な考えが生まれます。 それはお互いが不快に感じないように歩行するには、相手と接触しかかる状況をつくらないことが大切であるということです。


   相手と接触しかかる状況をつくらないことで、相手と接触しかかることで生まれるストレスを防ぐことができます。 相手と接触しかかることは歩いているときに頻繁に起こりえるので、このような状況を防ぐことは大きなストレスの低減につながります。


   しかも相手と接触しかかる状況をつくらないことは、相手と接触しないことに直結します。 よって相手と接触したときに生まれるストレスや痛みも防ぐことができます。


   ただ単に相手とぶつからないようにすることにのみ意識をもっていると、確かに相手との接触確率は減らせます。 これにより相手と接触したときに生まれるストレスや痛みは回避することができます。


   しかしこれだけでは相手と接触する直前に生まれる不快感を防ぐことはできません。


   一方、相手と接触しかかる状況をつくらないことに対して意識をもっていれば、相手と接触しかかることによって生じる不快感を減らせます。


   それだけではなく、相手と接触することも防げるのです。 一石二鳥なわけです。


   このことから私たちに本当に大切になってくる能力は相手を上手く避ける能力ではなく、相手と避ける状況をそもそもつくらない能力なのです。


   相手と避ける状況をつくらない能力を高めるためには、WPAサイクルの実施しかありません。 状況確認を行い、相手の動きを予測して相手と接触しない状況をつくるにはこちらがどのようにすれば良いかを考え、行動する。 これに尽きます。


   特に早めに予測を行い、相手に近づく前から最適な歩行を導き出して行動をすることが大切になってくるわけです。

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