当たり前を疑え-心理が生むリスクを理解し不確実を楽しむ-

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予測その2-行動の決定について

   前回の記事ではWPAサイクルの要素である予測についての前半部分である、相手の今後の動きを推測することについて話しました。 今回は予測についての後半部分である、相手にも自分にもベストとなるようなこちらの歩行方法を決定することについて話していきます。


   相手にも自分にもベストとなる歩行を行うためには、最初に話したとおりまず相手を不快にさせない、そして自分を不快にさせないという順番が大切です。 相手を不快にさせないためには相手の動きを知る必要があるわけですが、そのために予測の前半部分である推測を行ったわけです。


   推測で得た相手の動きに関するアイディアをどのように活かせばよいのかを、前回あげた3パターンに対して当てはめてみましょう。

1. 相手が真っ直ぐこちらに歩いてきている

   相手がこちらに歩いてきている場合には、前回の記事で話したように現在の相手の目線、歩く方向、スピードそのままに歩いてくる可能性が高いです。 よってそのまま歩いてくると仮定して、こちらと相手がいつ、どの地点で最も接近するだろうかということを考えましょう。


   安全にすれ違うことができると判断すればこちらは今のペースで歩けば良いです。 しかしもしもこのままだと接触しそうであれば、方向を変える、ペースを変更するといった措置が大切です。 ただし急激に変えるのではなく、微調整で変更できるようにすることが大切です。 そのためには早くから推測を行い、相手の動きを把握することが不可欠です。

2. 前方に柱などの障害物がある

   障害物の陰から人が突然現れるとき、相手がいつ、どの方向に、どの程度のペースで歩いているかを完全に推測することは必ずしもできないと述べました。 代わりに相手が急に出てくる可能性を常に頭に入れておくことが大切です。


   これより推測内容を生かすには、障害物の側を歩かない、障害物と少し距離を空けることが大切となります。 障害物のギリギリを歩くと、相手と自分のいずれかが一瞬立ち止まったりしなければならないケースがどうしてもでてきてしまうからです。

3. 何か別のものを見ながら人がこちらに歩いてきている

   この場合は相手の進んでいる方向、スピード+そこからぶれる可能性も同時に推測した方がよいと述べました。 よってぶれる可能性を考慮に入れて、普通の人よりも少し距離を空けて歩くようにすることが大切です。


   相手と近づきすぎると相手がこちらに気づいた瞬間に急に左右によけたりするので、 せっかくこちらもよけてるのに相手もよけて結局面倒くさいことになることがあります。 これより何かものを見ながら歩いている人に対しては早め早めに予測を行うことが大切です。


   ここでは推測結果を生かしてどのように歩行方法を決定すればよいのかを簡単に説明しました。 しかし具体的にどのような歩行方法に決定すればよいのかは、周りの状況に大きく左右されるので一概にこれがいいということは言えません。


   実際、歩行方法の決定は今までの経験を生かした勘によって決定される部分がほとんどです。 ただしそのためには歩き方の基本を理解することが大切です。


   今後の記事で様々なケースを想定しながらどのように歩いていけばよいのかというアイディアを順次紹介していきます。 これらのアイディアは実際に私が相手にも自分にも迷惑をかけない歩き方を実践している中で得た経験を基にしています。


   これらのアイディアから実際に役立ちそうだな思ったものを読者のみなさんに実践していただき、 相手にも自分にも迷惑をかけない歩き方がどうなのかを自分の肌で感じてもらいたいと思っています。


   その上で経験を積んでもらい、自分なりの相手にも自分にも迷惑をかけない歩行方法を築くことで社会的にレベルの高い歩行マナーをもつ人になってほしいと思っています。

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