[米ドル編]ブリオンボールト(BullionVault)で気にしておきたいコスト一覧

投資ブログへのリンク

[米ドル編]ブリオンボールト(BullionVault)で気にしておきたいコスト一覧

初回公開日:2017/01/25
最終更新日:2017/12/08

 

 今回は米ドルを利用する場合にブリオンボールト(BullionVault)で掛かるコストについて説明します。すべてのコストを説明するのではなく、特に気をつけたいコストに絞って説明します。

 

 ブリオンボールトでは金・銀に投資できますが、ここでは金に投資する場合について説明します(ちなみに銀に投資する場合にはよりコスト高になります)。

 

 

ブリオンボールトで掛かるコスト

 まずブリオンボールトで掛かるコストですが、それについては日本円で取引される一般の人たち向けの記事に書いてあります。そちらをご覧下さい。
 →[一般向け編]ブリオンボールト(BullionVault)で気にしておきたいコスト一覧

 

 米ドルで取引される方は日本円で取引する場合とのコストを比較することが、ブリオンボールトのコストの理解を深める上で有効だと思いますので、上のリンク先の記事と比較しながら本記事をご覧になると良いかもしれません。

 

 さて、米ドルで取引する場合に具体的にいくらコストが掛かるのでしょうか。次の2パターンについて説明します。

 

 

日本の銀行口座×米ドル

 こちらの場合は次のようになります。

 

 【スポット取引・純金積み立て】

  • 入金手数料(ここでは銀行側が掛ける送金手数料のこと):数千円
  • 取引コスト(取引手数料+スプレッド費用):購入/売却額の0.5%+0.1%程度
  • 保管料:毎月、保有金地金評価額の0.01%(ただし最低4ドル)
  • 資金引き出し時の銀行送金手数料:数千円
  • その他:両替コストが掛かる(両替額に比例)

 

 この方法は日本円で取引する場合も含めて一番手数料が掛かってしまう方法となります。

 

 何が原因なのかというと、入金手数料が数千円掛かってしまうことと両替コストが生じることです。入金手数料は日本円取引でもかかりますが、両替分だけコストが増えます。両替コストは両替額に比例して増えます。

 

 両替コストは適切な銀行やFX口座を利用すると大分減らせますが、それでも両替コストが数百円~数千円かかることには変わりありません。

 

 また入金手数料が毎回5,000円前後掛かってしまう都合上、こちらの方法では積立取引はおすすめできません。スポット取引前提で利用されるのが良いでしょう。

 

 この方法でブリオンボールトを利用されたい方は、下のブリオンジャパンの口座開設ページから「スポット取引コース」を選択し、申し込んでください。
 →ブリオンボールトの口座開設ページへ

 

米国の銀行口座×米ドル

 続いて米国の銀行口座×米ドルです。私が利用している方法です。こちらの場合に手数料は次のようになります。

 

 【スポット取引・純金積み立て】

  • 入金手数料(ここでは銀行側が掛ける送金手数料のこと):ほぼ無料
  • 取引コスト(取引手数料+スプレッド費用):購入/売却額の0.5%+0.1%程度
  • 保管料:毎月、保有金地金評価額の0.01%(ただし最低4ドル)
  • 資金引き出し時の銀行送金手数料:10ドル
  • その他:両替コストが掛かる(両替額に比例)。
  • その他:米国の銀行口座への送金手数料が掛かる。

 

 この方法は本記事で説明している方法のなかで最も手数料を抑えられるポテンシャルがあります。

 

 日本円での一般的な取引をする場合に掛かる手数料と比較すると、入金手数料と資金引き出し時の銀行送金手数料を確実に抑えられるところに強みがあります。

 

 ポイントはまず入金手数料がほぼ無料であることです。ACH(Bill Pay)と呼ばれる米国内小口送金によってほとんど無料で入金することができます。Bill Payによる入金手数料は銀行によって異なるようですが、私が利用しているユニオンバンクでは無料です。

 

 ※少なくともユニオンバンクでBill Payを利用するためにはChecking Accountが必要です!

 

 日本円でもスポット取引を利用する場合は(キャンペーン実施中にかぎり)入金手数料は無料なのですが、キャンペーンが永遠に続くかどうかは不明ですので安定感は米国の銀行口座×米ドルの方が大きいです。

 

 純金積み立てを利用する場合には間違いなく米国の銀行口座×米ドルのほうが安いです。

 

 もう一つ、こちらの方法だと資金引き出し時の銀行送金手数料が安いという特徴があります。日本円で引き出す場合には海外送金となるため少なくとも3500円の引き出し手数料が掛かってしまうのですが、こちらの場合は10ドルで済みます。理由は引き出し時も米国国内送金となるためです。

 

【注意点】
 こちらの方法は手数料を最も安く抑えられるポテンシャルがあると書きましたが、一点注意があります。それは日本からアメリカの銀行口座に米ドルを送金するときに手数料が別途かかることです。

 

 「日本円を米ドルに両替」「米ドルをアメリカの銀行口座に送金」の2つの手数料が掛かるので、このネックを克服することが重要です。具体的には次の2つで対処します。

 

  • 両替コストの安い銀行口座やFX口座を吟味して、両替を行う
  • 米国の銀行口座への送金はできるだけ一括でまとめて行う

 

 ※両替コストの銀行口座等についてはこちらも参照してください

 

 米国の銀行口座×米ドルでブリオンボールトの取引を行う場合は、ブリオンボールトの取引だけに限定するのではなく、海外投資やアマゾンで米ドルを使って買い物をするなど、米ドルを他の用途にも積極的に使ってみるときに初めて本当の効果を発揮します。

 

 ですのでブリオンボールトにとどまらず、米ドルで取引をいろいろ行いたい方は「米国の銀行口座×米ドル」にチャレンジされても良いのかなと思います。

 

 ただし米国の銀行口座をお持ちでない方は、どうしても物理的な手間(準備に1ヶ月は必要)がかかるため、ブリオンボールトに取引を限定したい方や、チューリッヒの金だけで十分という方は、圧倒的に利便性に優れる、日本円での一般的な取引を行うのが良いのではないでしょうか。

 

 「米国の銀行口座×米ドル」の方法でブリオンボールトを利用されたい方は、下のブリオンジャパンの口座開設ページから「スポット取引コース」を選択し、申し込んでください。
 →ブリオンボールトの口座開設ページへ

 

 ※やっぱり日本円で取引されたい方も、上から「スポット取引コース」または「純金積み立てコース」を選択すれば誰でも口座開設できます。

 

関連リンク

 ・→ブリオンボールト(BullionVault)の口座開設前に知っておきたいこと一覧
 ・→何故いま金や銀に投資することが注目されるのか?

アボマガリンク


アボマガ・エッセンシャル(有料)の登録フォームこちら


アボマガお試し版(無料)の登録フォーム


このエントリーをはてなブックマークに追加   
 

関連ページ

【ブリオンボールト(BullionVault)を納得して利用するために】口座開設前に知っておきたいこと一覧
金価格推移
何故いま金・銀投資なのか
何故私はブリオンボールト(BullionVault)を利用し始めたのか
ブリオンボールト(BullionVault)で金投資をするのがおすすめな人
資産防衛の観点から補足:ブリオンボールト(BullionVault)で金投資するのが良い理由
ブリオンボールト(BullionVault)の口座開設申込み方法は2種類ある
ブリオンボールト(BullionVault)のスポット取引と積立取引のメリット・デメリット
[一般向け編]ブリオンボールト(BullionVault)で気にしておきたいコスト一覧
ブリオンボールト(BullionVault)と国内金地金業者とのコストの比較
ブリオンボールト(BullionVault)との紐付けに適した銀行口座はどれ?
[一般向け編]ブリオンボールト(BullionVault)に入金する方法
米ドルをブリオンボールト(BullionVault)との取引に使う場合のメリット・デメリット
米ドルでブリオンボールトとの取引をするための口座開設準備方法
[米ドル編]ブリオンボールト(BullionVault)に入金する方法
[米ドル編]ブリオンボールト(BullionVault)で気にしておきたいコスト一覧
ブリオンボールト(BullionVault)の口座開設方法
ブリオンボールトのスポット取引コース申込み時の本人確認手続き方法
ブリオンボールト(BullionVault)で誤解を防いで純金積み立てを行う
日本円利用者がブリオンボールト(BullionVault)で世界中の金・銀地金に投資する方法

▲記事本文の終わりへ戻る▲

▲このページの先頭へ戻る▲