・金・銀が歴史的値上がり。エヌビディア一強時代は終了
・エヌビディア株、ビットコイン価格が下落した理由
・国際決済銀行(BIS)は金がバブルだと言っているが
・銀価格急騰の理由、今後も値上がりは続くのか
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今年最後の配信です。今年のマーケットを振り返りたいと思います。
米国株を見るだけでは分からない市場トレンドの確かな変化
●米国株、エヌビディア一強トレンドが崩れた
今年の株式市場は世界的に絶好調でした。4月に相互関税ショックが起こりましたが、その後反発し、振り返ってみれば米国、日本、欧州、中国、新興国の株式のドル建てリターンはどれも揃って好調でした。
ところが年初来リターンは意外にも米国が最も小さかったのです。小さい順に「米国(17.8%)<日本(20.7%)<新興国(中国除く)(30.5%)<中国(30.8%)<欧州(32.3%)」でした。
しかも下図から分かるように、3月から現在まで米国が最も低いリターンである状況が続いてきました。

リーマンショック以降、世界の株式市場は米国の一強で、他の国々は株価で大きく水をあけられました。バリュエーションも米国のみ割高で他国は割高とは言えない状況が続きました。
米国株や日本株の値上がりに浮かれているだけでは気付きませんが、比較することで世界の金融市場にトレンドの変化が起こり始めていることが見えてきます。

今年はキャリートレードを通じて高利回りの新興国資産に投資する動きが顕著に進みました。そのリターンの大きさは2009年以来です。
Fedは今年3回の利下げを行うとともに、量的引き締め(QT)を止めて事実上の量的緩和(QE)を再開したことで、完全にハト派に転換しました。
新興国では政策金利が10%を超える国が複数あります。米国などから新興国に投資する動きは今後も続くかもしれません。

トレンドの変化はエヌビディア株および、株式以外の資産を見るとますます顕著に感じます。
エヌビディア株は23~24年にかけて、世界の金融市場の象徴でした。この2年間に同社株は約9.2倍になりました。
ところが今年のエヌビディア株のリターンは42%と、大きいとはいえ過去2年間と比べると物足りないものでした。11月から12月中旬までは下げが続きました。
ビットコインも23~24年にかけて価格は約5.7倍になりましたが、今年は悲劇の年でした。9月までは順調でしたが10月以降に大きく売られ、ビットコインの年初来リターンはマイナスです。他の暗号資産も概ね同じです。
金・銀にとって今年は最高の年でした。金価格は72%、銀価格は170%上昇し、米国株やエヌビディアを遥かに上回るリターンを叩き出しました。

●金・銀にとって歴史的な年となった
金の年初来の値上がり率は1916年以降では79年(133%)、73年(73%)に次ぐものです。銀に至っては79年(435%)に次ぐ大きさです。


特に銀価格は物凄い値上がりで、1980年に付けた当時の最高値である1オンス50ドル弱を25年ぶりに更新しました。

過去5年間で見ても金・銀は米国株や日本株を遥かに上回る値上がりをしました。「銀(197%)>金(137%)>米国株(87%)>日本株(23%)」
アボマガ開始当初から続けてきた、米国株と貴金属・その他コモディティのハイブリッド投資戦略はすでに大きな成果を上げ始めているようです。

●「隠れQE」終了とともにNVDA、BTCからマネー流出
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