長期投資と複利効果:時間を有効に利用することの大切さ


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長期投資と複利効果:時間を有効に利用することの大切さ

 複利効果を発揮させることが長期投資を成功させるためのカギとなります。では複利効果を発揮させるためにはどうすればよいのでしょうか。

 

 複利効果を発揮させるために最も基本となるのは「時間」を上手く使うことです。

 

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複利効果と時間

 複利効果を活かした長期投資を成功させるためには、十分な投資期間という時間が必要です。どんなに頭脳明晰で完璧な銘柄選択をできる人であっても、通常10年、20年という長い期間がなければ十分なリターンを得ることは難しいのです。

 

 地道に配当金を再投資したり追加資金を投入して、長い時間かけて投資を行ってやっと大きな成果が得られるものです。

 

 例えば株式の実質トータルリターンが毎年平均6.6%だとして100万円投資したとしましょう。このときのリターンの増え方は下図のようになります。

 

株式の実質トータルリターン

 

 20年経てば初期投資の100万円は配当金を含めて350万円以上に大きく増えることになりますが、短期で見れば毎年ずっとプラスに推移するとしても伸びは鈍いです。最初の3年では20万円程度しか増えません。

 

 よって複利効果を活かした長期投資を活かすには、とにかく早くから長期投資を行い人生を無駄にしないことが求められるわけです。

 

 とはいえ何の準備もしないで勢いのままに長期投資を始めれば良いのかと言えば、決してそうではありません。投資の勉強も心の準備もしないまま投資を行うのは賢明な判断とは言えません。

 

 実際の投資では短期では価格変動が大きくなるので、最初の3年、5年は100万円が80万円になってしまうことはよくあるものです。長期的には確かに複利効果が働いて大きなリターンを得られますが、それを実感する前に損失という投資の洗礼を浴びてしまてしまうものです(私も投資を始めて間もなく、ある銘柄の株価が90%以上下落するという経験をしました)。

 

 いくら頭では10年後、20年後に資産が大きく増えることがわかっていても、それを実感しないうちに投資額の20%の損失なんてものを先に経験してしまうと、不安になって長期投資を投げ出してしまう、そんなことだって十分考えられるわけです。

 

 複利効果の性質と投資の現実を踏まえた上で、「複利効果と時間」という観点から複利効果を活かした長期投資を成功させるには、次のような現実的な課題を克服することが必要になります。

 

  • いますぐにでも長期投資を始める、そのような意識と行動
  • 投資が成功したと実感する前に短期的な大損を経験しても投資を投げ出さない覚悟、精神の形成

 

 複利効果を頭でわかっているだけでは全く無意味です。複利効果を実際の投資に活かすために上のような行動に転嫁させることが必要となるのです。

 

長期投資を始めるなら真っ先に勉強することが大切

 複利効果という理論的な話が、実は「いますぐにでも長期投資を始めるという意識と行動が大切」と同時に「投資の洗礼を受けても動じない精神の形成が大切」という人間的な話につながることがわかりました。

 

 では真っ先に証券口座を開設して投資を行うべき?答えはノーです。口座を開設するだけであれば無料で開設できるのでOKですが、すぐに投資を始めることは危険です。

 

 長期投資を行うには、事前に投資に関する基本的な勉強を行うことは不可欠です。というのは投資することで皆さんの大切な資産をリスクに晒すことは避けられないですから。いくら長期投資はローリスク・ハイリターンを狙えるといっても、適切な資産を適切な時期に購入することができなければ、残念な結果しかもたらさないでしょう。

 

 長期投資は一度大きな大失敗を犯すと将来の資産形成に取り返しのつかない結果をもたらしうるので、大失敗を防ぐために投資の基本的な勉強をいますぐ行い、自分なりに投資の計画を大雑把でも良いので立てて、それから投資を行うことが大切です。

 

 特に長期投資では一見直感に反するようなことが成功のコツだったりするので、感覚ではなく理論的な面や過去のデータを重視した理性的な行動がとっても大切なのです。だからこそ長期投資の前に基本的なことを勉強して欲しいのです。

 

 必要なのは投資で成功するための基本的な原理を知ることだけではありません。上に書いたように短期的な損失で狼狽して長期投資をやめてしまう精神的リスクも勉強によってある程度克服することが大事です。

 

 そのためには人間心理の基本的な特徴を理解したり、バブルの歴史といった人間の歴史を知ることが重要でしょう。いかに人間は感情に左右された行動を起こしやすいか、感情に左右された行動が結果的に破滅をもたらすか、こうした人間の弱さ・脆さ・愚かさを理解することが重要です。

 

 人間のダメな部分を反面教師として自分は出来る限り理性を持った行動をするよう努めていく、こうした地道な努力が短期的な損失による精神の動揺を防ぐ効果があるのです。

 

 ですので皆さんにとって大切なのは、「知識をある程度つけた状態で早く長期投資を行うために、いますぐに投資(+人間の行動・感情面)の勉強を始めるべき」ということなのです。長期投資に必要な知識をある程度身につけた状態で、ツボを押さえた投資を出来ることが何よりも重要なのです。

 

 「長期投資成功のカギは複利効果→複利効果を発揮させるには時間が必要→時間を無駄にしないためにいますぐ投資する必要がある→その前にいますぐ投資の勉強を行う必要がある」

 

 複利効果がまさか「いますぐ投資の勉強を行うべき」という結論になるとはびっくりされた方も多いとは思いますが、結局はこの点に行きつくのです。

 

長期投資に必要なツボはそこまで多くない

 早く長期投資を始めたい人、はやる気持ちはわかりますが、少しはやる気持ちは抑えてでも投資の勉強はした方が良いです。

 

 しかし一つ朗報があります。それは長期投資を行う上で大切な知識は決して多くはないことです。本当に重要ないくつかの事柄さえ理解してしまえば、長期投資を始めるための素養は整うのです。数学や英語などの受験勉強よりはよっぽど簡単です。

 

 長期投資に必要な事柄は大体決まっています。他の本でもサイトでもメルマガでも長期投資についてよく書かれている情報源はいくらでもあるでしょうが、細かい部分や説明の仕方は異なっても、本当に大切な部分の説明はどこも同じなのです。

 

 頭の良い方であればチャールズ・エリス氏の著書「敗者のゲーム」一冊を読むだけでも、長期投資に必要な素養はほとんど身についてしまうものです。

 

 たった一冊に書いてある内容を、あとは「どこが重要か?」というポイントさえ理解してしまえば、長期投資を実践するスタートラインに立ててしまうのです。ですので長期投資を始める前の勉強をすぐに始めれば、人によってはすぐに投資できると思います。

 

 長期投資についてあまり知識がない方、特に若い方々。本サイトでも別のサイトでも、本でも信頼できそうな投資情報サービスの購読でも何でも構いません。投資を始めたいという流行る気持ちを抑えて、まずは多少の時間とお金を掛けてでも投資の勉強をすることを是非とも推奨します。

 

 長期投資の基本的な知識さえ身につければ、とりあえず投資を始めてみて実践するほうが良いでしょう。もちろん投資を始めた後もビジネスや経済、金融などの未来、現実、歴史について地道に勉強していくことは欠かせないですが。

 

 実践していくうちにどういった情報を見れば良いか、財務諸表を読むコツ、不足していた知識、ちょっとした失敗から見えた改善点、様々な投資感覚などが皆さんなりにちょっとずつわかってきて、結果的に皆さんの糧となるでしょう(私も言うほど投資経験は長くないのであまり偉そうなことは言えませんが...)。

 

若さこそ投資において有利なものはない

 長期投資によりポートフォリオに金の生る木を育てるには、どうしても時間が必要です。花や作物の栽培は1年掛からないで出来ますが、ポートフォリオの育成は10年、20年という長い年月がどうしても欠かすことができません。

 

 そういう意味で、若さこそ投資に有利なものはないのです。特に20代~30代半ば程度の人こそ、隙間時間に投資をしてほしいのです。

 

 もし投資が最初上手く行かなくても、実践を重ねるうちに間違いを軌道修正していけば糧になることは確かです。私も投資経験は特別長くはないので偉そうなことは言えませんが、経験して初めて分かる投資の間違いはわかるものです。

 

 短期的な失敗や損失は覚悟してでも余剰資金を利用して投資を行っていけば、長い目でみればきっとやって良かったと思えるのではないでしょうか。

 

 いまの日本の財政・経済・金融状況ははっきり言って末期的です。今後の長期的な人口減少や、労働者のモチベーションを下げる仕事のスタイル(長時間労働、非正規社員の増大)が中々変わらずに生産性が長期低迷している現状を踏まえると、年金含め社会福祉制度の未来は暗いと言わざるを得ません。

 

 さらに若い人が考えなければならないのは、今後少子高齢化によって若い人の選挙での発言権が相対的に減ることです。何故なら若い人の人口比率が下がって高齢者の割合が増えますから。こうした現実を考えれば、将来若者が生きやすい社会になるRosyなシナリオに賭けるのは分の悪いベットではないでしょうか。

 

 もちろんもっと未来が良くなればそれに越したことはないですが、歴史的に国民の求めるような国家が出来上がる保証は全くありません。昔だってことあるごとにもっと未来が良くなることを望んだ国民は多かったでしょう。いくつもの革命も起こりました。そしてたどり着いたのが今日の現状です。残念ながらこれが人類の歴史です。

 

 現在の状況や歴史に鑑みて未来を現実的に考えると、若者が安心した老後を迎えるためには自分で運用していわゆる「自分年金」をつくりだすことがどうしても必要不可欠となるのではないでしょうか。社会に頼り過ぎず、自分で出来る対策を早くからしておくことが何よりも重要でしょう。

 

 将来が不安だからこそ、若さという最大の武器を利用して投資の勉強を行い、早くから長期投資を実践して欲しいのです。

 

 もちろん若い方だけではありません。ある程度お年を召された方でも長期投資を行う意義は十分あります。少しでも資産を殖やして子や孫に少しでも多くの相続をしたくないですか?特にこれからは長期的な少子高齢化といままで日本が積み上げてきた莫大な借金が未来の子供たちに生まれた瞬間にのしかかるのですから。

 

 少しでも子や孫、その子供が楽に暮らしていけるためにも、正しい長期投資を行うことはとても意義のあることなのです。

 

 長期投資は早く始めれば始めるほど有利です。時間を最大限活用するためにも、いますぐ長期投資を考えてみてはいかがでしょうか。

 

最終更新日:2016年7月20日

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