[2026/04/08 時事通信]米イラン、2週間の停戦合意 ホルムズ海峡は「通航可能」―パキスタンで10日にも交渉開始へ
米国とイランは7日夜(日本時間8日朝)、2週間の停戦で合意した。トランプ大統領はイランが事実上封鎖している原油輸送の要衝ホルムズ海峡の開放を条件として停戦を受け入れた。米イランは仲介国のパキスタンで10日にも和平交渉を開始する見通し。中東のほぼ全域を巻き込み、世界のエネルギー供給リスクにつながった米イスラエルとイランの交戦は、5週間以上が経過して初めて双方が歩み寄った。
[2026/04/09 読売新聞オンライン]イランがホルムズ海峡「再封鎖」表明、イスラエルのヒズボラ攻撃「停戦合意違反」と…米は「対象外」と主張
イランは8日、米国と2週間の停戦合意後も、イスラエルがレバノンの親イラン勢力ヒズボラに対する攻撃を継続したことは「合意違反」だとして、ホルムズ海峡の「再封鎖」を表明した。米国は、レバノンへの攻撃は合意の対象外だとしており、主張の食い違いが浮き彫りになっている。
ホルムズ海峡の状況が元に戻らないことが確実となりました。
イラン側は停戦の条件として次の10項目を提案しました。
1. 恒久的な戦争終結
2. イランへの将来の再攻撃を防ぐ安全保証
3. 地域全体での敵対行為の終結
4. 対イラン制裁の解除
5. ホルムズ海峡の運航再開
6. 安全航行ルールの確立
7. 通航料制度の導入(1隻あたり約200万ドル)
8. 通航収入をオマーンと分配
9. 通航収入のインフラ復旧への充当
10. 合意履行を担保する協議・監視枠組みの設置
戦争終結・制裁解除とホルムズ海峡の管理権掌握をイラン側は要求しています。
イランと米国の双方はホルムズ海峡の再開を停戦の条件としている点で一致しています。トランプは米国がイランとホルムズ海峡の通航料を共同徴収する案を検討しています。
停戦で正式に合意すれば、イランはホルムズ海峡を通過する船舶から恒久的に通航料を徴収するようになります。
通航する船舶は事前にイラン側に申請・審査して承認を得なければなりません。通常の2車線ルートではなく、イラン領海内のゲシュム島とラーラク島の間を通る指定ルートを、イラン革命防衛隊の艦艇の護衛のもとで航行することになります。
航路が半減し通航に掛かる手間が加わるため、戦争前と比べ通航量は大幅に減ります。輸送は石油優先であり、LNG、肥料、ヘリウムなどの輸送は大幅に制限されたままとなります。
停戦交渉が失敗に終わればホルムズ海峡は再封鎖されます。停戦合意してもイスラエルが攻撃を続ければ再封鎖されます。
今後、ホルムズ海峡は大幅に通航量が制限された通航料付きの再開と再封鎖を延々と繰り返していきます。
これは市場や生活に多大なる影響を与えることになるでしょうが、アボマガ・エッセンシャルですでに書いてきたことなので、ここでは語らないことにします。
あなた自身でよくお考えください。
★今週のアボマガ・エッセンシャル
[アボマガ No.380]ホルムズ海峡封鎖とベースメタル
イラン戦争が始まりホルムズ海峡が封鎖し、原油、ガソリン、ナフサ、尿素などの価格が50%以上急騰しました。
こうしたエネルギー系に比べるとベースメタル(アルミニウム、銅、鉄鉱石)の値動きは現在のところあまり大きくありません。
ホルムズ海峡が元に戻らなかった場合にこれら需給や価格は今後どうなるのか調査・分析しました。
将来の悲惨なインフレの可能性に備えるために、ベースメタル関連銘柄に投資できる最後のチャンスなのかどうかを知るためです。紹介しているベースメタル関連銘柄のフォローアップも行いました。
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