ユニオンバンクから日本に送金する方法 via ワイズ
初回公開日:2018/04/14
最終更新日:2018/10/20
日本に居ながら口座開設可能な、米国の銀行「ユニオンバンク」。
私は2015年に口座を開設し、当サイトでも口座開設方法や注意点について説明してきました。
ユニオンバンクの口座開設(事前準備)
ユニオンバンクの口座開設
ユニオンバンク口座開設後にするべきこと
しかしユニオンバンクから日本に送金するのは面倒な部分もあります。
そんなとき、オンラインで手軽に国際送金できるワイズを使えば、ユニオンバンクの口座から日本にお金を送金する幅がグッと広がりますよ。
何故ワイズに登録しておくと便利なのか
ユニオンバンクから日本に送金する場合、大きく次の2つの送金方法があります。
- 日本のATMからの引き出し
- 電信送金
ATMからの引き出しは引き出し上限額が少ないという弱点があります。電信送金は50-100万円以上の高額送金でないと手数料が高く、またカスタマーサービスに電話して送金指図を出す必要があり、送金手続きがやや面倒くさいという弱点があります。
ユニオンバンクから日本に送金する場合、「10-50万円程度のお金を比較的少ない手数料でオンラインで簡単に送金する」ことができなかったのです。
ワイズを使えば、「10-50万円程度のお金を比較的少ない手数料でオンラインで簡単に送金する」ことができるようになります。
ユニオンバンクの日本への送金サービスの弱点を完全に補ってくれて、送金額が「少額、中額、高額」かに応じて最適な送金サービスを選択できるようになります(次のように)。
- 少額(~5-10万円程度): ATMからの引き出し
- 中額(5-10万円~50-100万円程度): ワイズ
- 高額(50-100万円~): ユニオンバンクの電信送金
オンライン上の手続きで簡単に「海外→日本」に送金できるサービスを使える・使えないの違いは非常に大きいものがあります。
私も何回かワイズを使った「ユニオンバンク→日本」への送金を試しましたが、ワイズの口座があるのとないのとでは大違いでした。
ユニオンバンク利用者は、ワイズの口座を持っておくと日本への送金がグッと楽になるでしょう。
ワイズを使うと、ユニオンバンクの着金手数料が掛からなくなる
この枠内にかぎり「日本→ユニオンバンク」への送金に関するお話をします。
通常、日本の銀行口座からユニオンバンクに海外送金すると、ユニオンバンクの着金手数料15ドルが発生します。
しかしワイズを使ってユニオンバンクに海外送金すると、ユニオンバンクの着金手数料が掛からなくなります。
その理由は、ワイズの送金の仕組みにあります。ワイズで「日本→ユニオンバンク」に送金すると、次の2つの送金プロセスが発生します。
- 「日本の銀行口座→(日本国内送金)→ワイズの日本口座」
- 「ワイズの米国口座→(米国内送金)→ユニオンバンク」
ポイントは「米国内送金の方法」にあります。米国内送金にはACH、電信送金(Wire Transfer)といったいくつかの種類が存在します。
ワイズでは、米国の口座への送金では米国内送金としてACHが使われます。
→ソース。「USDへ送金する→基本情報→送金方法」を参照
- 「ワイズの米国口座→(米国内送金=ACH)→ユニオンバンク」
というわけです。
他方、ユニオンバンクの着金手数料は電信送金対して課されるものであり、ACHによる受け取りに対しては課されません。
それゆえ、ワイズ経由でユニオンバンクに送金すると、ユニオンバンクの着金手数料は掛からないのです。
また、2018年3-4月頃に実際に私がワイズ経由でユニオンバンクに送金したとき、ユニオンバンクの着金手数料が掛からなかったことを私の送金履歴から確認しています。
ワイズでの送金手続き方法
ワイズを介した、「ユニオンバンク→日本の銀行口座」に送金する方法を説明します。ポイントとなる部分に絞って説明します。
AdBlock等、広告ブロックサービスはOFFにして下さい。送金手続きが上手く進まない可能性があります。
AdBlockをOFFにしても解決できない場合、別のブラウザを使うことで解決する場合があります。
送金手続きは「ワイズ上で完結」します。ユニオンバンクにログインする必要はありません。
※ただし入金方法によっては、ユニオンバンクにログインする必要があります。通常は必要ありません。
ワイズにログインして送金手続きを開始してください。
入金方法
「ユニオンバンクの口座--(米ドル)-->ワイズ」に入金する方法を選択します。2018年3月末現在で以下の4つの選択肢があります。
- 電信送金
- 銀行口座振替(ACH)
- デビットカード
- クレジットカード
ここでは銀行口座振替(ACH)とデビットカードを使った入金方法を説明します。
ACHとデビットカード入金は、いずれも次の共通した特徴を持っています。
- ワイズ内で送金手続きが完結する→手続きがラクということ
- 手数料が安く済む
- 送金上限額が大きくない
手数料について。下図をみると「電信送金」が最も安いように見えます。しかし電信送金(米国銀行から送金指図を出す送金)は、別途米国銀行から30ドル前後の手数料が取られます。
そのため、少なくとも1万ドル程度までの送金ではACHやデビットカードの方が安くなるのです。
上限額は以下の通りです。
カリフォルニア州は許認可州に含まれるので、ACH入金は1回15,000ドルです。
ちなみに電信送金を使うと、1回の送金上限額は100万ドルです。
入金方法: 銀行口座振替(ACH)
最もおすすめの入金方法です。手続きがワイズ内で完結し、送金上限額がデビットカードよりはるかに大きいので。
手続き方法。まずは銀行を選択します。ユニオンバンクは「他の銀行」を選択。
続いて銀行口座情報を入力します。ユニオンバンクのルーティングナンバーは次の数字です。
122000496 (→最新の数字はこちらでチェック)
他の銀行をご利用の方、ルーティング番号はこちらをご参考に。
【ワイズ】ACHルーティングナンバーの確認方法
最後にワイズ上で銀行口座のオンラインバンキングにログインします。ユニオンバンクの場合、(ワイズではなく)ユニオンバンクの「ユーザーID」「パスワード」「ユニオンバンクに登録している郵便番号」を入力します。
入力が終わり、入力ミスがなければ送金手続き完了です。あとは勝手に送金されます。
着金予定日に無事「米国→日本」への送金が完了した
重要な注意を。私、最後のログインのところで何回かエラーが発生してACH入金に失敗した経験があります。もし皆さんもエラーが発生して入金できない場合は、次の対応策を上から順に実行してみてください。
- 住所に「ハイフン」を付け忘れていませんか?
- それでもダメなら、一度ユニオンバンクのホームページにアクセス、ログインして、ログインした状態でワイズの手続きを再開する
私は「ユニオンバンクにログインした状態」で「ハイフン」を付けたので、どちらが正しい対応策なのかはわかりません。
どちらか一方だけでACH入金できた方は、その旨私に教えて下さるとうれしいです。
入金方法; デビットカード
ユニオンバンクのデビットカードをお持ちの方は、こちらの送金も便利です。
Checking口座用のデビットカードは作成できます。
Savings口座用のデビットカードは作成できません。
ユニオンバンクのデビットカード作成には、Checking口座の開設が必須!!
送金手続きの方法。ユニオンバンクの口座に接続しているデビットカードに書かれた次の番号を入力して下さい。
- カード番号(16桁)
- カード有効期限
- CVC(カード裏面の3桁の番号)
これで「ユニオンバンク→日本の銀行口座」への送金手続きはすべて完了です。1-3日後には日本の口座に着金していることでしょう。
なお、入力したデビットカード情報はワイズに保存されます。以降の送金では入力の手間が省けるはずです。
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中々伝わりづらいかもしれませんが、ユニオンバンク利用者はワイズの口座を持っているだけで、「ユニオンバンク→日本」への送金の利便性が格段に上がります。
ユニオンバンクを2015年に開設した私としても、これは間違いありません。
海外送金の利便性を高めたいユニオンバンク利用者は、ワイズの口座開設して損はないでしょう。
→ワイズの口座開設開設方法