英語学習で大切な思想:必要は発明の母
今回は英語学習を行う上で根本となる考えを話します。
英語学習で大切な思想:必要は発明の母
英語学習をする上で常に頭に入れてほしい一つの思想があります。
それは「必要は発明の母」です。
つまり自分に何が必要か?どういったところに問題点があるのか?というのを理解した上で、自分の欠点を直すために行動する意識をもつことが大切であるということです。
必要は発明の母という考えのもとで英語学習を行ってほしい理由、それは「楽しく、効率よく、前向きに」英語と付き合えるようになるからです。
自分の不足分を補うような形で単語なり文法なりを覚えたりすると、モチベーションを保ちながら勉強することが出来るので挫折する心配が大きく減ります。 目的意識を持って学習できるようになるので、苦痛ではなくむしろレベルアップしていく自分が楽しみになっていきます。
それに自分の問題点を把握しながら学習を行うと、英語の吸収率がかなり高くなることも経験上わかっています。
学校の頃にひたすら修行のように単語や文法を覚えたり、長文を読んだり...といった感覚とはわけが違うのです。 「やらされている」「仕方なく行っている」という意識ではなく「自分の欠点を克服しよう」という明確な前向きな意識のもとで行うと、自然とモチベーションも理解力も高まるのです。
ですので英語学習をする際には自分の問題点を見つけて、それを解決したいという欲求に応える形で単語なり文法なりを覚えていく意識を大切に持ってください。 これは英語を長年楽しんで学習して、実生活に応用できるようにするために非常に効果的ですよ。
「必要は発明の母」。 先人の知恵は伊達じゃないのです。
必要は発明の母を活かす方法
それでは「必要は発明の母」を実際に活かすにはどうしたらよいのでしょうか。 つまり「必要」部分である、自分自身の問題点をどのように見つければよいのでしょうか。
特に英語を学習したてで、自分の問題点が沢山あり過ぎて逆に何から解決していけばわからない人が優先的に解決すべき問題点を発掘するためにはどのようは方法をとれば良いのでしょうか。
答えは単純です。 英語に沢山触れれば良いのです。
リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング、何でも構いません。 とにかくやれることを継続してやっていけば、何をまず解決すべきかが自ずと見えてきます。
特に英語初心者の方は問題点を見つけるためにはリーディングが一番でしょう。 リーディングが一番大量に情報を取得することが出来ますし、ネット上の文章を読むだけで良いので誰でも一人で簡単に英語に触れられますから。
とりあえず意味もわからずネイティブの文章を沢山読んでいくと、よく出てくる単語や表現、文法が出てくると思います。 こうしたよく出てくるパターンがだんだんわかってくると「この単語やフレーズ、文法は重要そうだな」というのが感覚的にわかってきます。
さらに読み進めていけば、だんだんとよく出てくる、重要そうな単語やフレーズ、文法をしっかり学ばなければならないという気持ちになっていくでしょう。
そうなればシメたもの、あとはその皆さんの気持ち通りによく出てくる単語や文法を学習すれば良いのです。 参考書でも買って、特に気になる、重要だと感じる単語やフレーズ、文法から取り掛かっていけばモチベーションを保ちながら勉強できると思います。
ある程度英語に慣れても、英語に継続して触れていくうちに「リスニングの発音を瞬時に理解したい」「もっと早く文章を読めるようになりたい」といった欲求は常に生まれてくるものです。
こうしたスキルアップへの欲求が生まれたら、欲求を満たすために重要だと思うことを思うがままにしてもらえればと思います。 毎日リスニングに挑戦するとか、速読できるようにするために文章をイメージ化して感覚で理解するトレーニングをしてみるとか、試行錯誤しながら取り組んでみてください。
ある程度英語に慣れるとレベルアップするためのシンプルな手法を見つけるのは大変になっていきますが、発明家や筋トレマニアのような気持ちになって試行錯誤しながら自分にあったスキルアップのための方法を探ってみると面白いですよ。
英語の慣れや経験に関わらず、英語に大量に触れていると勝手に「必要」部分が見えてくるので安心してください。 あとは発明家や筋トレ好きの気持ちになって、「この方法でトレーニングすればスキルアップが望めそう」というのを実行してもらえればと思います。
関連リンク
・英語のスキルアップも込めて世界のニュースを知りたい方、The Economist誌の購読はいかがでしょうか。