退屈にならないで英文法を身につける方法
今回は退屈にならずに英文法をできるだけ楽しく身につけるための方法について話します。
こちらの記事に書いたように文法が重要であると聞いてがっくりした方もいるかもしれません。 それもそのはず、いままで学校で散々文法をまるで修行のようにこなしてきましたから。
しかし文法はそんな修行のように学習する必要はありません。 もっと自然に前向きに学習する方法があると思っています。
退屈にならないで英文法を身につける方法
退屈にならないで英文法を身につけるにはどのようにすればよいのでしょうか。 私の経験も踏まえて考えると、個人的には次のような方法で英文法を学習するのがおすすめです。
- 沢山の英語を読んで、よく出てくる文法を感覚的に理解する
- よく出てくる文法のうち、自分が苦手な文法を見つける
- 苦手な文法をメインに学習していく
つまり「必要は発明の母」ということわざ通りに文法を学習するのがよいというわけです。
決して最初から文法書を読んで一から修行のように学習するのではなく、苦手な部分をまず見つけて弱点を克服するという気持ちを持って必要な文法を学ぶのが良いと思っています。
というのは生の英語にどんどん触れていくだけでも、ある程度の文法のニュアンスや使い方は感覚的にわかってくるからです。
おそらくほとんどの人は沢山の英語を読んでいくなかで「この文法懐かしいなぁ」「この文法見たことあるけどどういう意味だっけ?」のような感覚になると思います。 中学や高校で英文法を一通り学んでいるでしょうから、意味はわからずとも懐かしい雰囲気に浸れると思います。
昔学校で習った英文法の記憶が微かにでも残っていると、生の英語を読んでいくと意外と文法の感覚を思い出せたりするものなのです。
ですのでまずは生の英語に沢山触れてみてください。 スポーツやゲームといった、皆さんの趣味や皆さんが良く知っている分野に関する英語であれば意外と読めると思います。
生の英語に触れれば昔習った文法を感覚的に思い出せるようになりますし、中学や高校では理解できなかった文法も読んでいくうちに何となくわかってくることだってあります。 生の英語に触れて得られる効果をぜひ体感してください。
生の英語に触れていくうちに、どうしても意味が思い出せない、いまいちわからない文法も見つかってくるでしょう。
このような段階になってから初めて英文法をしっかり勉強すれば十分です。 目的意識を持って英文法を学べるので、学んだことが吸収しやすい状態になっているでしょうし、楽しく学習できると思います。
ちなみに私は「文法の学習→英字新聞や洋書をたくさん読む」という、上で薦めている方法とは逆の順序をとったのですが、正直あまり効果的とは思えませんでした。
文法の学習を8ヶ月掛けて修業のように一通り学習した後に生の英語に触れても、結局覚えた文法の正確な意味の大部分は忘れてしまうんですよね。 覚えた文法の内容を実践でさらに磨きをかけたというよりかは、大量の本を読んでいく中で今まで学んできた文法のニュアンスがようやく感覚的に理解できたのです。
行動の順番は「文法の学習→英字新聞や洋書をたくさん読む」でも、実際に理解した順序は「英字新聞や洋書をたくさん読む→文法がだんだんわかってくる」という順番だったんですよね。
私の経験に沿った反面教師的な意味合いも兼ねて、皆さんには「生の英語に沢山触れる→文法の学習」という順番で行動していくことをおすすめします。
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