2種類の送金方法の特徴-Wire TransferとACH Transfer-

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2種類の送金方法の特徴-Wire TransferとACH Transfer-

   今回はアメリカで海外投資を行うときなどによく出てくる送金手法である、Wire TransferとACH Transferについて説明します。


   2つの送金方法には異なる特徴がありますので、2つの特徴を理解して用途に応じて使い分けてもらえればと思います。


   ※記事をほぼ新規に書き直しました。以前の記事には誤りが多く含まれていたためです。申し訳ありません。2016年3月23日


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Wire TransferとACH Transferとは

   まずはWire TransferとACH Transferの違いについて簡単に説明します。


   Wire Transferとは2つの銀行間で行われる送金のことで、特定の通信手段を用いて当事者の銀行間で送金に必要なコミュニケーションや手続きを経て行われる送金のことです。


   Wire Transferは主に銀行間の資金のやりとり(インターバンク取引)や貿易決済といった大口決済や海外送金で利用されています。 個人で利用する場合は、海外送金もしくは相当な額の送金を行うときにWire Transferにお世話になると思います。


   Wire Transferを「特定の通信手段を用いて」「銀行間で送金に必要なコミュニケーションや手続きを経て」と書いたのはつまりこういうことです。


   送金を行うためには、送金側(仕向銀行)が受取側(被仕向銀行)に対して「いまからそちらの銀行の口座に送金しますよ!」と連絡をするものです。 アポなしで送金したら受取側は驚いちゃいますし、お金に関することですから送金依頼情報の確認や照合、不正送金でないかどうかなどを厳密にチェックする必要もありますから。


   そのために2行間につながっている通信ネットワークを利用して連絡を取っているのです。


   こうして通信手段をコネクトしてお金の移動を行うイメージがWire(ワイヤー)に見えることから、Wire Transferと呼ばれているわけです。 Wire Transferは日本語で電信送金と呼ばれますが、これはこの送金方法が生まれた当時の通信手段として電信(テレグラフ)が利用されていたからです。


Wire Transferのイメージ


   現在ではIT技術の進歩もあって、もっと高度で複雑な様々なシステムが通信手段として利用されています。 例えば日本から海外に送金するときに「SWIFTコード」というものを書きますよね。 このSWIFTというのが、まさに国際送金などでよく利用されている通信手段なわけです。


   続いてACH Transferについてです。 ACH TransferとはACHと呼ばれる送金ネットワークを利用して行われる、主に小口決済に利用される送金のことです。 ちなみにACHはAutomated Clearing Houseの略です。


   ACHは給与振込、公共料金の引き落とし、オンラインショッピングの決済やPaypalの決済などで広く利用されており、小切手に替わる小口決済の主要手段となってきています。 私たちアメリカの証券口座を利用している人にとっては、アメリカの銀行と証券口座との間の送金を行う際に大活躍してくれるでしょう。


   ACHという呼び名はアメリカの小口決済ネットワークの固有名詞として定着していますが、ヨーロッパや日本にもアメリカのACHに似た小口決済ネットワークは存在します(EUのSTEP2、イギリスのBacsやFaster Payments、日本の全銀システムなど)。 そのため文脈によっては種類に依らず、小口ネットワークの総称としてACHという呼称が使用される場合もあります(例:STEP2)。


   (以下はアメリカのACHについての説明です。ただし大まかな仕組みはどの国のシステムでも同じようなものです)


   ACHの仕組み上の大きな特徴は、ACH運営機関がその日1日のあらゆる銀行間でのACH送金データを一挙に集めて、清算処理(Clearing)を一括で行ってくれることです(最後の決済処理はFedが行っています)。 しかもこうした仕組みはIT技術を利用して自動化されています。


Wire TransferとACH Transferの決済処理


   「送金のコアな処理を一つの機関に委託+自動化」により、ACHは毎日膨大な数の決済を廉価で捌くことができるのです。

利用者目線で見たときのWire TransferとACH Transferの違い

   (以下はアメリカ国内送金/日本-アメリカ間の海外送金を想定して記述しています)


   それでは利用者目線で見たときのWire TransferとACH Transferの違いについて話しましょう。 本サイトではアメリカ証券口座を利用して海外投資を行って賢い資産運用や資産分散をしたい人向けの記事を多く書いているので、こうした人たちの目線で書いていきます。


  Wire Transfer ACH Transfer
主な用途 海外送金、相当な額のアメリカ国内送金
海外投資家であれば投資資金の海外送金がメイン
アメリカ国内でのほとんどの送金や決済
海外投資家であれば配当金や売買益などをアメリカの銀行にACH送金してATMで日本円として引き出したり、アメリカで得た収入を証券口座に送金するなど
料金 高い!
アメリカからの送金では大体この程度
国内送金:30ドル前後
海外送金:50ドル前後
安い!
FirstradeやSogoTradeといったアメリカ証券口座でのACH送金の利用は無料!
送金に掛かる時間 即時(国内送金)
数日(海外送金)
数日

   大体次のように覚えておけばよいでしょう。


   海外送金のときはWire Transfer、アメリカ国内での送金はACH!


   ただしアメリカ国内の送金でも、相当な額の送金をする場合や出来るだけ早く送金しないといけない事情がある場合には、ACHではなくWire Transferを利用するようにしましょう。


   Wire TransferとACH Transferで料金が異なる理由は、各銀行が支払うそれぞれのシステム利用料が異なるからです。


   例えば現在これらの送金システムを提供している機関の一つであるFed(アメリカ中央銀行)の料金体系(各銀行が支払う料金)を見れば、私たちが利用するWire Transferの料金がACH Transferと比較して高額な理由がわかります。

   →Wire Transferで銀行が支払う利用料金(Fedwire)

   →ACH Transferで銀行が支払う利用料金(FedACH)


   料金体系の違いはもちろんシステムの違いも一つの要因でしょうが、Fedのアニュアルレポートを見ればわかるとおり、ACH Transferの件数はWire Transferの件数の80倍前後も多いことも料金の違いに影響を与えていることは間違いないでしょう。


   送金に掛かる時間が異なるのは仕組みの違いによるものです。


   アメリカ国内送金でよく利用されるFedwireは即日決済システム(RTGSシステム)というものを採用しているため、アメリカ国内でのWire Transferは即日決済されるのです。 ただし国際送金の場合にはより手続きが複雑化することから、送金の時間は数日かかってしまいますが。


   一方ACH Transferでは当日決済されることは一般的にありません(一応当日決済のオプションもあるようですが)。 基本的には2-3日程度掛かります。


   これはACH Transferによる決済日が支払指図を行った日の翌日以降となるよう、仕組み上決まっているからです。 (何故このような仕組みを採用しているのかの理由については私は知りません)


   **********


   Wire TransferとACH Transferの違いが何となくわかったでしょうか? 細かい仕組みはどうあれ、「海外送金のときはWire Transfer、アメリカ国内での送金はACH」だけでも覚えておけばOKです。

参考資料

   ・決済システムのすべて

   ・Difference Between Wire Transfer and ACH

   ・ACH VS. WIRE TRANSFER – WHAT’S THE DIFFERENCE?

海外送金の疑問が解決するとアメリカでの資産運用をより安心して行えます

   ・日本よりも低コストで資産を殖やすチャンスが限りなく大きい海外投資を始めてみたいという方

   →何故海外投資なのか

   →【誰でも簡単】賢い海外投資をスタートするための口座&STEP一覧


   ・日本で唯一開設可能なアメリカの銀行、ユニオンバンクの口座を開く

   →ユニオンバンクの口座開設(事前準備)


   ・アメリカの銀行口座とFirstrade/SogoTradeの口座を開設している方はACHを設定してお金の移動を無料にできます

   →ACHの設定方法(Firstrade)

   →ACHの設定方法(SogoTrade)


最終更新日:2016年3月23日


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