FirstradeとSogoTradeをどちらも開いたほうが良い理由
初回公開日:2015/04/11
最終更新日:2020/06/15
「長期投資家はFirstradeとSogoTradeの両方を開いておくのが絶対お得!」
今回からは私が開いている2つのアメリカの証券口座である、FirstradeとSogoTradeのちょっとした宣伝を複数の記事で行っていきます。
FirstradeとSogoTradeの手数料はどうなのか、サービスはどうなのか、口座開設方法はどうなのか、DRIPの仕様などについて、私が知っている限り紹介します。
今回はまず、最初に書いてあるように、長期投資家にとってはFirstradeもSogoTradeも両方開いておく価値のある口座であることを話します。何でわざわざ2つの口座を開いた方が良いのでしょうか。
長期投資家がFirstradeとSogoTradeの両方を開いておくのがお得な3つの理由
長期投資家にとってFirstradeとSogoTradeの両方を開いておくのがお得な理由は、大きく分けて次の3つです:
- 長期投資家向けのサービスを提供している
- それぞれの強みを生かした使い分けが可能
- 口座強制閉鎖リスクを分散できる
以下解説です。
FirstradeとSogoTradeはともに長期投資家向けのサービスを提供している
FirstradeとSogoTradeの両方を開いておくのが良い理由の1つ目は、ともに長期投資家にとってありがたいサービスを提供していることです。具体的にいえば次の2つの重要な要件を満たしているわけです:
- 手数料が安い
- DRIPができる
長期投資家にとっては、いかに手数料を安くして資産を複利的に殖やせるかというのが一番の関心ごとのはずです。そのために大切となるのが、手数料が安くDRIPできること。このどちらも満たすのがFirstradeであり、SogoTradeであります。
つまり長期投資家にとっては、FirstradeもSogoTradeもどちらも開く価値のある口座なわけです。
それぞれの強みを生かした使い分けが可能
FirstradeとSogoTradeの両方とも口座を開設しておくことのメリットの2つ目は、それぞれの口座を強みを生かした使い分けが可能であることです。
Firstrade、SogoTradeともに長期投資家にとってうれしいサービスの中でメリットやデメリットがあります。なので2つとも開いておけば、あなたの用途に合わせて、より強みを活かせる口座を利用できるようになります。
とは言うものの、実は現在は個人的にはFirstradeの方がサービスは優れていると思っています。
上に書いたように、長期投資家にとっては手数料の安さとDRIPの可否が大切になるのですが、いままでは手数料の安さではSogoTrade、DRIPサービスの良さではFirstradeの方が上でした。
しかし2018年8月の途中からFirstradeの売買手数料が無料となってしまったのです。
元々Firstradeの売買手数料は長らく6.95ドルでしたが、2017年に2度の値下げを行い、2018年には遂に無料となってしまったのです。
DRIPの使いやすさを考えるとFirstradeの方に分があります。Firstradeではオンライン上で銘柄ごとにDRIPの設定を簡単にすることができます。SogoTradeではこうしたことは出来ません。
さらにFirstradeではポートフォリオツールとしてモーニングスターの一部サービスを無料で利用でき、特に直近の10年間の財務データを簡単に調べることが出来ることから、少なくとも長期投資家にとってはFirstradeの方がサービス面でも手数料面でも優れているのが現状です。
とはいえ、上はあくまでも私のようにあまり頻繁に売買しない長期投資家としての目線での話です。皆さんよっては他のサービス面でSogoTradeの方が優れていると実感される可能性もありますし、実際に皆さん自身で使われてみてはじめてお互いの本当の良さがわかってくると思います。
2つの口座を開いておけば、両方の口座を利用して皆さん自身でアド・ホックな使い分けができるようになるでしょう。少なくともどちらも破格の手数料の安さであることには変わりありませんので、両方開くに越したことはないと思います。
突然の口座閉鎖リスクを分散できる
FirstradeとSogoTradeの両方を開設することのメリット3つ目は、突然の口座閉鎖リスクを分散できることです。個人的に一番重要なメリットだと考えています。
こちらの記事にも書きましたが、今までアメリカの証券口座が日本人向けの新規口座開設をストップしたり、日本人の口座を強制閉鎖するという歴史があります。Firstradeも2013年から2014年の間の約1年間、日本人が新規口座を開設できないという時期がありました。
このようにアメリカの証券口座を開くこと自体が、日本人にとってはリスクとなるのです。
そこで2つの口座を開いていれば、仮にどちらかの口座が強制閉鎖になっても、もう片方の口座に資産を移動することで対処することが出来るようになります。
最初に書いたようにFirstradeもSogoTradeも、ともに長期投資家が使いやすいサービスを提供しています。さらにFirstradeとSogoTradeはそれぞれに良いところ悪いところがあり、それぞれのアイデンティティがあります。上に書いたDRIPサービスの違いはまさに2つの口座の特徴を表しています。
なので2つ開いても無駄になることは決してないですし、しかも2つ開くことで自然に口座閉鎖リスクを減らせるんですから一石二鳥ではありませんか?
* * * * * *
いかがだったでしょうか。実際にFirstradeとSogoTradeを開いている私がいろいろと使ってみて、2つとも長期投資家にとっては価値のある口座だと思ったのです。
なので長期投資家に興味がある皆さんにとっても、きっと価値のある口座のはずです。
もし迷っていても、とりあえず口座だけ開設しておくのも良いのではないでしょうか。不要であればあとから口座を閉じればよいわけですから。
FirstradeとSogoTrade、どちらも開いておくことをおすすめします。
※SogoTradeでは口座開設後に500ドルの預入が必要になるのでご注意ください。一方Firstradeでは預入は不要ですので、気軽に口座を開くのであればまずはFirstradeから開くのが良いでしょう。
現在、SogoTradeへの最低入金額はゼロです。SogoTrade公式ページの「How much does it cost?」をご覧ください。「There is no minimum deposit required.」と書かれています。
米国証券口座を開いて米国株投資をスタートしたい方は、次の記事をご覧ください。
→米国証券口座を開いて米国株式投資を始める
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