【資産防衛に役立つ金・銀投資】ブリオンボールトのご紹介

投資ブログへのリンク

【資産防衛に役立つ金・銀投資】ブリオンボールトのご紹介

初回公開日:2016/06/16
最終更新日:2017/09/25

 

 私は現在までアメリカ証券口座のFirstradeとSogoTradeを使って海外株式投資を行ってきました。本サイトでも誰でも一から海外投資の準備を始められるように、FirstradeとSogoTradeの口座を開設するまでの準備について説明してきました。

 

 おかげさまで本サイトをきっかけに口座を開設される方も定期的にいらっしゃり、優れた投資環境で将来への資産運用を真面目に行ってくれる人が増えて嬉しく思います。

 

 そんな私ですが、最近新しい海外の口座を試しに利用し始めました。その名は「ブリオン・ボールト(BullionVault)」。Bullionとは「金塊・銀塊」、Vaultは巨大な金庫という意味。その名の通り、ブリオンボールトとは金・銀地金への投資を行えるロンドン発のベンチャー企業です。

 

 今回は何故いまの時期に金・銀地金なのか?そして何故私がブリオンボールトを利用し始めたのか?そしてどういった方にBullionVaultは向いているのか?これらについて話していきます。

 

 ご自身で詳しく調べたい方はBullionVaultのホームページをご覧ください。ホームページを下まで読むといろいろ気になることが書かれていると思います。また右上の「ヘルプ」を押すとさらに詳細な情報を見ることもできます。

 

目次(クリックでワープ)

 

何故いまの時期に金・銀なのか

 1971年のニクソン・ショックにより通貨から金の存在が消え去り、米ドルを中心とした裏付けのない通貨(不換紙幣)が世界を席巻するようになってから、金や銀は少しずつなおざりにされてきました。


 高インフレが鎮静化した1980年代以降、金や銀は利がつかないことから長期リターンが少なく長期投資家らは見放され、過去の通貨として利用された歴史についてもほとんど触れられず、原油や鉱物、穀物といったコモディティと同類扱いされ、単なる投機的商品としか見なされませんでした。
 このように現在まで地位が失墜してきた金や銀ですが、そんな金・銀に何故いまの時期に投資を考えるのでしょうか。その理由は現在の世界の状況にあります。


 皆さんご存知のように、現在までFRB、日銀、ECBといった世界の先進国の中央銀行で量的・質的金融緩和政策が行われてきました。FRBは2014年に緩和政策はストップしましたが、日銀とECBでは現在も実行中で、しかもマイナス金利という人類過去5,000年の歴史上初の政策まで行っています。


 経済の成長を度外視して信用を急激に膨張させ、バランスシートを肥大化させてきました。しかもマイナス金利政策によって中央銀行が勝手に信用を膨張させるだけで"貸し手(債権者)から"お金を勝手に吸い取ることが出来る仕組みに変えてしまいました。


 こんな不健全な状況で誰が国債や国家の通貨を信用し続けることが出来るのでしょうか?
 不換紙幣の信用が崩壊するかもしれない、そんなときに大きな救いとなるのが金・銀です。不換紙幣の信用が崩壊するとは国家の崩壊を意味し、これは結局物価が急激に上昇し、ひどいときには水や食糧すら十分に手に入らなくなることを意味します。こんな物価上昇の荒波から私たちの身を守ってくれるのが金や銀なのです。


 金や銀を持っていれば物価が上昇しても金・銀価格も併せて上昇して購買力を維持できることが期待できるので、万が一食糧や水の値段が高騰してもいままで通り購入することができるのです。


 現在の変動相場制のように貴金属に裏付けされていない不換紙幣が信用を維持できる期間は決して長くありません。最後は必ず高インフレとともに通貨制度そのものが崩壊していくものです。不換紙幣は信用を維持できたとしても大体40-50年程度と言われています(現在すでに変動相場制の導入から40年以上経っています)。


 この歴史的な傾向と現在の中央銀行の無茶な金融政策を併せて考えると、現在変動相場制の末期的段階にいると考えてもなんら不思議ではなく、ごく自然な連想なのです。だからこそ金や銀の価格が上がりきっていないいまのうちに少しでも金・銀を買っておくことが「危機への備え」として重要だと感じるのです。


 下図は金・ドル本位制が崩壊した1971年から2015年までの金の供給高と紙幣の新規発行額(マネタリーベース)の年平均上昇率です。生産によって新たに供給される金の上昇スピードをはるかに上回るペースで不換紙幣がジャブジャブ刷られてきたことがわかります。


金価格とマネタリーベースの推移

画像ソース:Incrementum


 上から計算すると、金・ドル本位制が崩壊し変動相場制になってから2015年までに、不換紙幣の発行額は新たに供給された金のなんと34倍のスピードで増えていったのです!不換紙幣の発行だけでなくそこから創造された信用も含めれば、マネーの創造は金の供給を遥かに凌駕するペースで増えていったのです。


 これが意味するところは、もし米ドルを始めとする不換紙幣の信用が崩れるようなことがあれば、金価格が何倍(下手したら何十倍)にも膨れ上がる大調整が起こっても特段不思議ではないということです。


 また銀価格は金価格と連動する傾向にあり、よりプラスにもマイナスにも変動幅が大きいので、過小評価されている銀価格にはさらなる大調整が起こっても決しておかしなことではないのです。


 もし金・銀価格が上がらなくても、金・銀価格と通貨は正反対の動きをする傾向にありますから、資産分散によるリスク削減効果が期待でき、金・銀投資は決して無駄になることはないでしょう。


 将来への備えとして、多少なりとも金・銀に投資をするのはいかがでしょうか。私はすでに準備完了です。


金・銀は世界的大変動で急激に価値を増す特徴がある

 世の中の大原則、それは大きな変化がしばしば突如として訪れること。そして大きな変化は金の価値にしばしばポジティブな影響を与えるという事実があるのです。


 下図は金価格を100としたときの各国の通貨価値の推移です。図を見ると明らかなように、数十年の時を安定期間経た後に通貨価値が一気にズドーンと下落していますよね。言い換えれば、あるとき突然通貨と比較して金の価値は急上昇するという歴史的傾向があるのです。


金価格と比較した先進国通貨の推移

画像ソース:World Gold Council


 逆に各通貨建てで見たときの名目金価格の変動が下図に表されています。上図と併せて、通貨の価値の下落が名目金価格の上昇に反映されていることがわかります(対数グラフであることに注意!「直線的な上昇=指数関数的上昇」を意味するので、見た目以上に金価格がグーンと上昇しているのです)。


画像ソース:Zero Hedge


 こうしたことから資産防衛効果がゴールドにはあることが言えます。


 では20世紀に間に通貨の価値を下落させ、金の価値を相対的に大きく上昇させた要因は一体何なのでしょうか。


 それは「世界的な危機」です。上のいずれのケースも、何らかの世界的危機が発端となって通貨の急落、金の価値の相対的な急上昇を招いているのです。


 上の図を見ると「1920年前後」「1930年代」「1945年前後」「1970年代」の4つの期間に通貨の急落(金の価値の急上昇)が集中しています。これらは危機の要因によって次の2つに分類されます。


  • 1920年前後、1945年前後:軍事的要因
  • 1930年代、1970年代:経済・金融的要因

 1920年前後、1945年前後はいずれも軍事的な要因です。1920年前後のドイツ・マルク、1945年前後のドイツ・ライヒスマルクおよび日本円の価値が真っ逆さまに落ちて(ほぼ)ゼロになっていますが、いずれも二度の世界大戦の敗戦国です。


 軍事費急拡大のために莫大な額の紙幣を印刷し、統制経済によってインフレを人為的に抑えていたものの、敗戦を経て通貨価値の統制が効かなくなり、結局ハイパーインフレを招いてしまったのです。特に1920年前後のドイツ・マルクの価値は最終的に元の1兆分の1になり、文字通り紙くずになりました。


 もう一つは1930年代、1970年代の通貨価値の下落です。これは世界的な経済・金融危機が招いたものです。いずれも「金とリンクされて過大評価されていた通貨が、金とのリンクを離れて本来の通貨の価値になるまで暴落による調整が行われた」という点で共通しています。


 1930年代の通貨の暴落は世界恐慌によるものです。1929年のウォール街の大暴落に始まり、それが欧州の銀行破綻に飛び火することで世界的な経済・金融危機となりました。これによりイギリス、アメリカなどでゴールドの流出が起こり、ゴールドと通貨をリンクさせる仕組み(金本位制)の維持が不可能となり、金本位制が崩壊しました。これが世界的な通貨価値の暴落を招いたのです。


 1970年代の世界的な通貨の暴落についても、その発端となる要因は世界恐慌のときと似ています。このときも1オンス35ドルでドルをゴールドにリンクさせたドル・金本位制という仕組みがありましたが、ベトナム戦争激化によるアメリカの債務膨張などを背景に、フランスを初めとした先進各国が次々とアメリカからゴールドを引き出し始めたのです。


 アメリカはゴールド流出に歯止めが掛からなくなり、ドル・金本位制の維持が困難となり、結局ドルとゴールドとのリンクをやめざるを得なくなったのです。これが1971年のニクソン・ショックと1973年の変動相場制の移行を招き、米ドルの価値を急落させることにつながったのです。


 さらに1973年にオイルショックが起こることで世界的に高インフレの時代となったことで、アメリカはじめ世界の通貨価値の下落が起こったのです。


 この1970年代には、世界的な通貨の下落だけではなく金・銀価格の大暴騰も起こっています。


 このように20世紀に起こった、ゴールドと比較した場合の通貨価値の大暴落というのは、すべて世界に起こった大危機を発端として起こっているのです。特に世界恐慌やニクソン・ショック、オイルショックといった経済・金融的要因の場合は、世界中の通貨価値を暴落させる結果を招いたのです。


 (銀は金と似たような価格推移をたどる傾向にあるので、上で話したことは銀に対しても大体当てはまると思って良いです)


 この歴史から得られる教訓とは何か?いままで何十年も世界が安泰だったとしても、突然の予想だにしない大ショックによって通貨は大きく下落し、場合によっては貴金属保有者に大きな果実が舞い降りることが現実にあり得るということなのです。


 つまり金・銀に資産を分散させるのは「金・銀価格が上がってしまう前に早め早めにしておくのが良いということなのです。早め早めに対処して、あとは金・銀のことは放っておいて仕事なり、家事なり、趣味なりに没頭していればいいのです。それが危機を逆手にとって大きな果実を得るための秘訣なのです。


**********


 私は現在、ブリオンボールトという金投資サービスを利用して金地金の投資をしています(銀はETFに投資しています)。将来を真剣に考えておられる方は、こちらで口座開設できます。すぐに金投資をするかわからない方でも、スポット取引コースで申し込めば口座開設後すぐに取引をせずともOKです。いつでも好きなタイミングで取引できます。


 →ブリオンボールトの口座開設ページへ
 また以下の私のページから、利用者の立場からブリオンボールトの口座開設にあたってのアドバイスをさせていただいています。もしよろしければご覧下さい。


 →ブリオンボールト(BullionVault)の口座開設前に知っておきたいこと一覧


 何故みなさんに金や銀にいまのうちに投資をして資産保全をしていただきたいと私が考えているのか?その背景について以下の記事でもう少し詳細に説明しています。興味のある方はご覧下さい。
 →【資産を守るために】金・通貨の過去、現在、未来

 

↑目次へ戻る↑

 

何故私はブリオンボールトを利用し始めたのか

 まずは何故私が2016年から現物の金・銀の購入を検討し始めたのか、その理由を述べておきます。
 私は世界の中央銀行が発行する通貨に対する信用喪失が起こり得るのではないかとの懸念を持っていました。つまり「日本円を含む不換紙幣の減価」はいずれ避けられないと考えていました。
 特に日本の場合は深刻で、日銀の量的金融緩和政策により、日銀のバランスシートは日本のGDPの90%近くに達してしまいました。日銀のバランスシートの膨張は、日本円の将来の信用喪失をもたらす「核爆弾」だと捉えなければなりません。

中央銀行の資産総額GDP比

画像ソース:DEEPCONECTIONS

 こうした事実を私は以前から認識しており、ちょっとでも良いので資産の一部を金や銀に振り向けることが備えとして大切であると考えてきました。
【参考】
 →何故いま金・銀に投資をするのか
 →マイナス金利政策がゴールドに与える影響
 私はFirstradeやSogoTradeというアメリカ証券口座を利用した投資を行っていたこともあり、実はもうすでに少し金・銀ETFへの投資を行ってきました(どのETFかはご質問されてもお答えしませんのでご了承ください)。
 金・銀ETFは株式市場で気軽に売買できる利点があるのですが、所詮はペーパーマネーの一種。株式等のヘッジ目的で購入するのはよいにしろ、金・銀ETFが長期の資産保全目的、万が一のための流動資産として長期で保有するのはいかがなものか?と考えるようになりました。
 それが、私が地金という形態で金・銀を購入しようと動いたきっかけです。
 そのなかで見つけたのがブリオンボールト(BullionVault)でした。
 何故ブリオンボールトを選択したのか...それは日本の金地金業者では中々真似できないであろう、ブリオンボールトの高水準な安全性、透明性です。
 将来への保険として金や銀を購入するのであれば、当然、万が一の事態が生じても揺るがない安全性、そしてそれを顧客に真摯に伝える透明性を持つ貴金属購入サービスを利用したいところ。
 ブリオンボールトは、こうした私たちが求める安全性、透明性が非常に優れている、そう私は感じたのです。
 それはこの一文に凝縮されています。

【BullionVault FAQs/セキュリティーについて】

BullionVaultの地金は顧客の所有物です。そのため、銀行、貴金属専門保管会社、BullionVaultの破綻によるリスクが介在しません。 これらの会社全てが破綻したとしても、所有する地金は顧客のものであることに変わりなく、精算人によって全て返却されるものです。 これが、BullionVaultにおいて直接地金現物を所有する本質であるのです。
※太字は原文のまま

 「地金は顧客の所有物」「ブリオンボールト含む関連企業すべてが破綻しても、地金の所有権は変わらず保証される」...
 こうしたことが堂々と、太字で書かれているのです。これは国内の金地金業者には中々真似できないことでしょう。
 これが、私がブリオンボールトで金地金を購入するようになった一番の理由なのです。
 ※ブリオンボールトは金地金の購入・保管目的をメインに利用してください。銀・プラチナは日本円で購入不可であり、また保管料もゴールドが安いので、あくまでゴールド目的でご利用ください。
 以下、ブリオンボールトの安全性に関する事柄をもう少し補足しておきましょう。
 ブリオンボールトで購入した地金は、英国法上の「寄託」として保管業者に預けられます。
 これは、保管業者に金・銀・プラチナ地金を預託しても、所有権はあくまで私たち購入者に付与されたままであるということです。
 寄託の保管者に関する判例法は、法的判断が確立しているがゆえに少ないようです。つまり万が一のことが生じても、裁判沙汰になり寄託にもとづいた所有権が覆るようなリスクは低いようです。所有権が法的に十分担保されているとみなせそうです。

【BullionVault FAQs/セキュリティーについて】

英国法においては、"寄託(bailment)"は、現物の所有物が、所有者(bailor)から他の者(bailee)へ渡された後に決まった日程で所有者へ返却される、もしくは所有者(bailor)の指示に従い預託された場合に発生します。寄託(bailment)の本質は、保管者(bailee)はこの現物所有物を保管しますが、この所有権はあくまでも所有者(bailor-BullionVaultにおける顧客)に留まるというものです。
現物の寄託(bailment)は、・・・所有者(bailor)の法的所有物として留まり、ゆるぎない所有権は法的に立証されています。過去数百年において、寄託の保管者に関わる判例法は、法的判断が確立しているがゆえに、信託や証書に関わる判例法よりはるかに少ないものです。

 ブリオンボールトで購入した地金は、英国法上の寄託として預けられますが、一般的な用語を用いれば「特定保管」という形態で預けられることとほぼ同義です。
 一方、地金の預託形態には「消費寄託」という形態もあります。これは銀行預金のようなもので、預けた地金は預け先の機関の「負債」に計上され、万が一預け先機関が経営破綻すれば「債務の踏み倒し」、つまり事実上の地金没収リスクのある預託形態です。
 日本でもオンラインの金購入サービスなどは「消費寄託」を扱っているところもあります。「利息をもらえる」という文言があれば、間違いなく消費寄託です。また低コストをあまりにもプッシュしすぎているところも消費寄託の可能性が高いです。
 ブリオンボールトの寄託という形態は、一瞬消費寄託と混同されるかもしれませんが、寄託は消費寄託とはまったく別物です。寄託(特定保管)では地金の所有権は顧客に与えられ、ブリオンボールトのバランスシートからも完全に切り離されます。
 ですので、所有権に関する安全性についてはご心配なさらないでください。

【BullionVault 特定保管と消費寄託について】

特定保管による金地金とは、投資家によって直接所有され、金地金専門保管場所で、保護預かりもしくは保管契約によって、保管されている金地金のことです。これらは、法的にも投資家の所有物であることが明確となっています。
特定保管による金地金は、その所有権が投資家にはない消費寄託による金地金とは全く異なります。
特定保管による金地金の所有権が明確であることから、保管企業の破綻によるリスクを持ち合わせていません。
消費寄託による金は、投資家の所有物ではありません。
消費寄託方法による保管は、受託者(受寄者)である銀行のような保管業者が、受託物(受寄物)を消費できるとする寄託契約です。つまり、銀行における預金のような契約形態となります。そのため、銀行が顧客の預金を他へ貸し出すように、この形態で預けられた金地金は、資金調達などの目的で、他へ貸し出されることとなります。しかし、この際に預金とは異なり、預金保険などの保護の枠組みが消費寄託で保管されている金にはないため、銀行などの保管会社の破綻時には契約者に金地金が返却されないというリスクが伴います。
BullionVault(ブリオンボールト)で、購入される金地金は全て特定保管されています。

 ※銀・プラチナの地金もすべて寄託(特定保管)で預けられます
 所有している金・銀地金には保険が掛けられています。毎月支払う保管料に保険料も含まれており、私たち利用者はリスクについて思い悩む必要(オプションとして追加料金を払わなければいけないの?など)はありません。

【BullionVault FAQs/セキュリティーについて】

地金保管専門業者は、弊社のために保険を手配します。・・・この料金は保管料に含まれています。

 購入した地金は、スイス・チューリッヒをはじめとした世界5つの都市で保管できます。面倒な手間はなく、私たちは日本円を使ってオンライン上で簡単に海外に地金を保管できるのです。
 ※ただし円建て取引ではスイス・チューリッヒのみ選択可能です。工夫次第では一応、他の都市で保管することもできなくはありませんが。
 海外に地金を保管する一番のメリットは、政府による貴金属没収リスクを最小限に抑えることができることです。
 実際、世界恐慌時の1933年に米国政府は米国民からの金没収を実施しています。当時、米国は世界金融恐慌による国外への金流出に歯止めが掛からず、政府は金融・財政の維持のために金没収を断行したのです(その後戦後までに、米国の金準備は世界の6割を占めるようになり、金大国にのしあがっていきます。)
 将来日本で金没収といった措置が取られるのかは不明です。2017年9月25日現在、そのような兆候は見られません。
 ただ、万が一のために貴金属を購入するのであれば、金没収といった「生じる確率は低いが、実現した場合の影響の大きさが凄まじい」フラジャイル・イベントにも備えたいもの。
 ブリオンボールトを利用することで、自然に海外に地金を分散的に保有でき、金没収といったとんでもない出来事が起こっても、その影響を最小限に抑えることが期待できるのです。しかもブリオンボールトは日本語対応、日本円での取引も対応。これは日本の金地金業者ではマネできないでしょう。

【BullionVault FAQs/セキュリティーについて】

政府の地金個人所有に関する見解は、実質リスクとなることもあります。 このため、BullionVaultは顧客がオフショアで地金を保有することを可能とし、その保管場所の変更が最小の労力とリスクでできることを可能としています。
政府が金の没収を行ったとしても、それを国外にある金にも適応することは非常に難しいものです。 逆に言えば、このような所有権は国内の法律に容易に影響をうけるということです。
オフショアの保管のように国外に資産を所有する際、政治的また軍事的な影響を受けることがないようにすることは重要です。 その観点からすると、 英国、 スイス、 米国、シンガポール、そしてカナダの5カ国は、先のようなことからの影響を受ける可能性は最小であるといえるでしょう。
全ての BullionVaultの顧客はどこに居住していても、保管場所の適切な選択をすることにより、オフショアで保管することができるのです。これらの国々の人々は、自国の保管場所で保管するという選択も持ち合わせることになります。

 地金の貴金属含有量はしっかり保証されています。

【BullionVault FAQs/セキュリティーについて】

標準金地金は、少なくとも99.5%純度で、銀地金は99.9%、プラチナ地金は99.95%の純度です。製造後継続して専門地金保管業者で保管されているものです。
それぞれの地金は製造後から全ての履歴が保管されているため、その純度のインテグリティーは完璧に保証されています。

 購入した地金は、150年以上の歴史を持つ保管業者によって厳重に保管されています。
 ブリオンボールトで購入した地金は、スイスに本社をもつLoomis Internationalと、米国に本社をもつBrink'sという、2つの保管業者によって保管されます。いずれもロンドン貴金属市場協会(LBMA)で認証されています。
 それぞれのウェブサイトを見ればわかるように、いずれも150年以上の歴史を持つ老舗保管業者です。
 保管業という信用が極めて重要となる事業を長年継続できているということは、それ相応の厳重な保管が行われていることを示唆します。

【BullionVault FAQs/保管について】

Loomis InternationalとBrink'sは、BullionVaultからは独立した、ロンドン貴金属市場協会(LBMA)で認証されている、BullionVaultの地金を取り扱う保管業者です。
Loomis Internationalは、・・・その信頼度ゆえから、スイスの中央銀行からスイス国内の様々な銀行の支店への紙幣運搬業務を委託されています。
Brink'sは、バージニア州リッチモンドに拠点を持ち、銀行、小売業者、その他政府系機関を顧客とし、セキュリティー関係のサービスを提供しています。そのサービスとは、厳重な装備車両による配送、現金輸送、保管業務などです。

 保管している金・銀・プラチナ地金を取り寄せる権利も私たちに与えられています。基本的に取り寄せることはないとは思いますが、どうしても手元に貴金属を保管したい場合でも、ブリオンボールトはそのニーズに応えます。
 また地金の取り寄せサービスを提供し公表していること自体、ブリオンボールトがしっかり地金を保管業者に預けている、地金の貸借行為に深く手を染めていないといった、ブリオンボールトの地金業者としての信用を担保することにもなります。
→【BullionVault 地金の引き出し】
 最後に、ブリオンボールトの経営状況は極めて良好です。ブリオンボールトの親会社のGalmarley Ltd.の最新の決算を見てみると、流動資産が全負債の2倍以上あり、取引手数料や毎月の保管料収入で安定的に日銭を稼ぐビジネスモデルなので、早晩つぶれることはありません。今後仮に世界金融危機が生じても全く問題ありません。
 仮にブリオンボールトが潰れても地金の所有権が保証されていることは最初に述べたとおりですが、現段階ではそもそもブリオンボールトが潰れる心配すらないのです。
**********
 こうしたブリオンボールトの安全性、透明性を、私はブリオンボールトの利用前にしっかり確認したうえで、ブリオンボールトで金地金の購入を始めたのです。
 そして、「周りには言えないけど、日本の将来を危惧している」人々にとって、資産防衛のニーズに合うのでは?と思ったので、こうしてブリオンボールトの紹介をしているのです。
 2017年9月25日現在、安値で貴金属を購入できる期間は必ずしも長いとは言えません。金融市場の暴落が起これば、それは貴金属を安値で購入できる、短い最後のチャンスだと思ってください。
 最後に、ブリオンボールトの安全性について再掲しておきます。

【BullionVault FAQs/セキュリティーについて】

BullionVaultの地金は顧客の所有物です。そのため、銀行、貴金属専門保管会社、BullionVaultの破綻によるリスクが介在しません。 これらの会社全てが破綻したとしても、所有する地金は顧客のものであることに変わりなく、精算人によって全て返却されるものです。 これが、BullionVaultにおいて直接地金現物を所有する本質であるのです。

 これでも、皆さんはまだブリオンボールトを信用できないのですか?

 

 →資産を守るためにブリオンボールトの口座開設を真剣に検討したい方(本サイト関連ページへ)

 

↑目次へ戻る↑

 

ブリオンボールト(BullionVault)で金投資するのに向いている人

 世の中には様々な金地金業者がありますが、その中でブリオンボールトを利用するのに向いていそうな人とはどんな人なのでしょうか。
 個人的な回答は以下のようになります。
 「どんな事態が起こっても資産を守り、生活を守りたいという、すべての人間が共通して持つ、内に秘めた素直な気持ちに嘘をつかず、自分で納得のいく将来への備えをしたい方
 2017年9月25日現在、金融分野に関して日本含め世界が大変な状況にあることはこちらでいままで書いてきたとおりです。
 まさにいま、どんな事態が起こっても資産を守り、生活を守るための備えを完了しておくことが、今後の世界の荒波を乗り越えるための必須作業となっています。
 備えをしたい方にとっては、ブリオンボールトは非常に有用な金購入サービスでしょう。
 「どんな事態が起こっても」であれば、当然金没収という、1933年に米国が実際に行ったような最悪のリスクも考えたいところ。
 金没収という「金投資最大のリスク」を考えたときに最善の対策となるのが、金の保有場所を世界に分散させることです。金の保有場所を世界に分散させておけば、万が一のことが起こっても保有しているすべての金に対してリスクが表面化することを防ぐことができますから。
 ブリオンボールトを利用すればスイス・チューリッヒで金を保有することができますから、それだけで日本以外にも地理的に資産を分散させ、資産没収リスクを低減させることが出来るようになるのです。
 それは、ブリオンボールトの公式ページにも明記されていることです。

【BullionVault FAQs/セキュリティーについて】

政府の地金個人所有に関する見解は、実質リスクとなることもあります。 このため、BullionVaultは顧客がオフショアで地金を保有することを可能とし、その保管場所の変更が最小の労力とリスクでできることを可能としています。
政府が金の没収を行ったとしても、それを国外にある金にも適応することは非常に難しいものです。 逆に言えば、このような所有権は国内の法律に容易に影響をうけるということです。
オフショアの保管のように国外に資産を所有する際、政治的また軍事的な影響を受けることがないようにすることは重要です。 その観点からすると、 英国、 スイス、 米国、シンガポール、そしてカナダの5カ国は、先のようなことからの影響を受ける可能性は最小であるといえるでしょう。
全ての BullionVaultの顧客はどこに居住していても、保管場所の適切な選択をすることにより、オフショアで保管することができるのです。これらの国々の人々は、自国の保管場所で保管するという選択も持ち合わせることになります。

 ※日本円で取引する場合は、スイス・チューリッヒの金地金のみ購入可能です。英国等のほかの地域は選択できず、また銀・プラチナ地金の購入もできませんのでお気をつけください。
 単純に金地金の保有や純金積み立てをしたいだけならば、別にブリオンボールトを使わずとも国内金地金業者を利用すれば十分だと思います。例えば田中貴金属工業は特定保管(Allocated)という安心できる保管をしてくれますし、サイトを見た限りは安心したサービスを提供してくれていると感じます。
 しかし国内金地金業者の金地金保管場所は日本ですから(購入・売却時に消費税が加味されることからそのように言えます)、万が一日本国内で金没収といった政策が行われてしまったらアウトになるかもしれないということです。
 金没収なんて私も単なる杞憂であると信じていますし、2017年9月25日時点で日本で金没収政策が取られる兆候は見られませんが、将来何が起こるかはわかりません。
 そこで日本の金地金業者を利用されている方でも、ブリオンボールトを併用することで万が一のことが起こっても被害を分散させることができ、もっと安心して夜も寝られるようになると思うのです。
 またブリオンボールトのみでの利用でも地理的に分散させることができます。日本円ではチューリッヒの金しか購入できませんが、ブリオンボールト内でちょっとした操作を行うことでチューリッヒ以外の地域で金や銀も購入できるようになります(→詳しくはこちら)。
 多くの人にとって金投資とは「万が一への備え」として行うものではないでしょうか。万が一というのは得てして世界中が混乱に陥っているときですよね。経済不況、失業率の急増、大手金融機関の破綻、取り付け騒ぎ、どこかの国家存続の危機、こうした通常時では考えられないことが生じているわけですよね。
 そうであれば当然、金没収といったついつい可能性として排除しがちなリスクだってありえないとは言い切れないわけです。
 さらにブリオンボールトは、万が一のことが起こっても購入者の地金所有権が保証されることを明記しています。特にポイントとなる箇所を抜粋しましょう。

【BullionVault FAQs/セキュリティーについて】

英国法においては、"寄託(bailment)"は、現物の所有物が、所有者(bailor)から他の者(bailee)へ渡された後に決まった日程で所有者へ返却される、もしくは所有者(bailor)の指示に従い預託された場合に発生します。寄託(bailment)の本質は、保管者(bailee)はこの現物所有物を保管しますが、この所有権はあくまでも所有者(bailor-BullionVaultにおける顧客)に留まるというものです。
現物の寄託(bailment)は、・・・所有者(bailor)の法的所有物として留まり、ゆるぎない所有権は法的に立証されています。過去数百年において、寄託の保管者に関わる判例法は、法的判断が確立しているがゆえに、信託や証書に関わる判例法よりはるかに少ないものです。

【BullionVault FAQs/セキュリティーについて】

BullionVaultの地金は顧客の所有物です。そのため、銀行、貴金属専門保管会社、BullionVaultの破綻によるリスクが介在しません。 これらの会社全てが破綻したとしても、所有する地金は顧客のものであることに変わりなく、精算人によって全て返却されるものです。 これが、BullionVaultにおいて直接地金現物を所有する本質であるのです。
※太字は原文のまま

 ブリオンボールトが日本の金地金業者と比較して圧倒的に優れているのは、その安全性と透明性の高さです。ここまで万全なセキュリティを施し、それを利用者に丁寧に公開している、日本語対応、日本円で取引可能な地金業者があるでしょうか。
 まさに「どんな事態が起こっても資産を守り、生活を守りたいという、すべての人間が共通して持つ、内に秘めた素直な気持ちに嘘をつかず、自分で納得のいく将来への備えをしたい方」のニーズにかなうサービスを提供しているのです。
 安全性や透明性についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
→何故私はブリオンボールト(BullionVault)を利用し始めたのか
 一つ付け加えておくと、ブリオンボールトは英国のサービスですので、口座開設時にマイナンバーの提出を求められることはありませんし、今後もないはずです。
 私も2016年のブリオンボールトの口座開設時にマイナンバーの提出は求められませんでしたし(日本の銀行・証券口座の新規開設時にマイナンバーの提出が義務付けられた後)、2017年9月25日現在でブリオンボールトから定期的に届くメールでもマイナンバー提出の催促を受けたことはありません。
 もし将来マイナンバーの提出が求められたならば、それは「国際外交上の何か」が起こったことを意味するのでしょう。
 ※ブリオンボールト上の取引で得た売買益は、譲渡所得として日本の税申告対象となります。しっかり税申告はしてくださいね。
 こうすれば絶対に安心できる対策は残念ながらありませんが、少しでも万が一に対する対策を施してリスクを減らしたい、安心したい、そうではありませんか。
 もしこうした考えが少しでもあるようでしたら、ブリオンボールトは一つ金投資に対する強力なオプションを提供してくれていると思うのです。
 将来への保険としてゴールドを購入・保管しておきたい方は、万が一へのリスクに対する耐久性を兼ね備えたブリオンボールトを選択されれば、後悔は少ないでしょう。
 口座開設も無料で出来ますし口座維持手数料も掛かりませんから、まずはブリオンボールトの口座を開いてみてはいかがでしょうか。

 

 →資産を守るためにブリオンボールトの口座開設を真剣に検討したい方(本サイト関連ページへ)

 

↑目次へ戻る↑

 

おわりに:厳しい世界の最新事情を知りたい方

 実は私は世界情勢等の分析といったブログを行っています。そこで世界の動きについて書いていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
→資本主義社会で生き残るためのブログ

 

 特に読んでいただきたいのが以下の記事です。何故、私がいま金や銀を薦めるのか、その理由がわかると思います。

 

[2017/09/26]世界金融市場クラッシュの予兆が見えた
[2017/09/21]暗号通貨に国債市場、日本円が抱える内憂外患
[2017/09/12]ドル離れの動きがFedの量的金融緩和政策再開を促す
[2017/08/02]「金融の神様」がグローバル金融の崩壊を警告し続けている
[2017/07/13]「世界金融市場大揺れへのカウントダウン」は、すでに始まっている
[2017/07/09]相変わらず「自身の出口戦略」にしか興味のない日銀・黒田総裁

 

 大切なのは、金融に関する厳しい厳しい現状を知ることです。金融に関する問題は、政治や魔法でなんとか解決できるような代物ではありません。

 

 どんなに優れた政治家や銀行家でも、積もり積もった金融関連の問題を安全に解決することは不可能です。最終的には必ず何らかのショッキングな、最悪破滅的な結果をもたらし、国民がその代償をすべて支払うことになります。

 

 気づいてください、本当の現実を。そして備えてください、いまのうちに。現実に翻弄される運命に抵抗する権利は、私たちに与えられているはずです。いまこそその権利を行使すべきときです。

 

 

 ...残された時間は決して長くはないと思いますが、貴重な時間を大切にし、皆さんなりの資産防衛対策を施してもらえたらと思います。

 

 下のリンク先で、ブリオンボールトの口座開設前に知っておいて欲しい事柄を私なりにまとめてあります。納得してブリオンボールトで金投資をはじめるための一助となれば幸いです。

 

 →資産を守るためにブリオンボールトの口座開設を真剣に検討したい方(本サイト関連ページへ)

 

▲トップページへ戻る▲

アボマガリンク


アボマガ・エッセンシャル(有料)の登録フォームこちら


アボマガお試し版(無料)の登録フォーム


このエントリーをはてなブックマークに追加   
 

関連ページ

▲記事本文の終わりへ戻る▲

▲このページの先頭へ戻る▲