当たり前を疑え-心理が生むリスクを理解し不確実を楽しむ-

投資ブログへのリンク

追随における注意点

   追随は状況確認や予測の負担を減らしてくれる大きなメリットがあります。 しかし追随も決して万能な方法ではありません。 追随をしているときも次のことには気をつけなければなりません。

  • 自分のペースと完璧に合う人は多くない
  • 同じ人に対して長時間追随できる機会は少ない
  • 横から通行する人が自分と後ろについていっている人との間に入ってくることがある

   以下簡単に解説します。

自分のペースと完璧に合う人はあまり多くない

   追随を行う上で、自分と同程度のペースの人についていくことは大切です。 自分よりもペースが速い人についていってしまうと追いつくのが大変ですし、ペースが遅い人についていってしまうとこちらがイライラしてしまいます。


   しかし自分とまったく同じペースで歩いてくれる人はあまり多くない気がします。 これは各個人それぞれのペースに依存するので人によって印象が変わってくるでしょうが、私にとっては同じペースで歩いてくれる人は少ないと思っています。


   ちなみに私自身の歩くペースは普通の人より若干速いくらいですが、追随をするといつもよりペースが落ちてしまいます。


   ただこれはしょうがないことだと思っています。 追随を行って状況確認や予測の負荷を大きく減らしてくれるメリットは、ペースのデメリットに比べればずっと大きいものだと思います。 多少自分の快適なペースとずれていても、そこまで離れていないのであれば積極的に追随を行うのが個人的にはよいと考えています。

同じ人に対して長時間追随できる機会は少ない

   一人の人に対して長い間追随できることは少ないです。 曲がり角の少ない一本道のような場所では長時間追随することは確かにできます。 しかし追随を最も行いたい場所である、繁華街や混雑している大きな駅のように縦横無尽に人が行き交うような場所では、長時間追随を行うことは難しいです。


   それもそのはず、このような場所ではみんな目的地がバラバラです。 自分とまったく同じ方向に向かっている人が圧倒的に少ないのは当たり前でしょう。


   よって追随にあまりにも大きな期待を寄せるのはおすすめできません。 個人的には長時間追随できたらラッキーくらいの気持ちです。 あくまでも歩行の基本は一人でWPAサイクルを繰り返すことです。 追随に過度な期待はせず、有効利用できそうなときはボーナスタイムのような気持ちでいてください。

横から通行する人が自分と後ろについていっている人との間に入ってくることがある

   追随を行っているとしばしば横方向から、自分と前方の人との間に歩行者が入ってきます。 追随を行っている間も、横方向からやってくる人に対してはそれなり注意を払う必要があります。


   しっかりと周りの状況確認を行い、自分と前方の人との間に人が入ってきそうであれば予測を行い、最適解を見つける必要があります。


   横方向の人が左から右に移動してくるとします。 基本的な対処の仕方は次の二通りです。

  1. 横方向の人に間に通らせてあげて、こちらは少し左斜め方向に進む
  2. 横方向の人にはこちらの後ろを通ってもらって、こちらは少し右斜め方向に進む

   Aは相手に道を譲ってあげる考え方です。 相手がこちらに大分近づいている場合に有効な手段です。 相手に通らせる意思を明確にするために、若干ペースを落としながら左斜め方向に進むのが良いです。 相手が通り終わったら、少しペースをあげてちょっとだけ離れてしまっている前方の人に追いつくようにしましょう。


   一方Bは相手がこちらと若干まだ距離があるときに有効な手段です。 少しペースをあげて前方の人の右斜め後ろにピタッとつくようにして、横からの人に間は通り抜けできないことを明確に伝えましょう。 相手が通り終わったら、位置を修正してまた前方の人の後ろにつくようにします。

追随における注意点

   状況によっては横方向の人を上手く対処することはとても難しいのですが、追随時は前方に気をつける負担が少なく前方の安全も確保されていることが多いので、 横方向の人を対処することは未追随時に比べれば楽です。

アボマガリンク


アボマガ・エッセンシャル(有料)の登録フォームこちら


アボマガお試し版(無料)の登録フォーム


このエントリーをはてなブックマークに追加   
 

▲記事本文の終わりへ戻る▲

▲このページの先頭へ戻る▲