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米国

  • 2023年5月30日

財政赤字の4割超が利払い費に、支出大幅削減に迫られる米国連邦政府

バイデン大統領と共和党のマッカーシー下院議長が債務上限引き上げで原則合意しました。この報道を聞いて米国の債務上限問題は解決したと思われるかもしれません。 ただ議会での法案成立が必要なので、これで終わったわけではありませんし、そもそも米国の財務状況が良くなるわけではありません。 インフレに伴うFedの利上げ・量的引き締めがもたらした長期金利の上昇により、米国連邦政府の国債利払い費は急増しています。 […]

  • 2023年4月24日

米国を待ち受ける修羅場:景気悪化、金融混乱、インフレ、財政悪化、迫る債務上限

米国のFedが利上げを開始し金融引き締めに転じてから1年以上経過しましたが、その影響は欧米の金融や経済に拡がっており景気後退や金融危機への不安や懸念をいまでも高め続けています。 その最たる事例がシリコンバレー銀行の経営破綻であり、クレディスイスのUBSによる買収でした。 汚職政治家・官僚や麻薬密売人などのマネロンに手を貸し、アルケゴスとグリーンシルへの投融資で多額の損失を被った悪名高きクレディスイ […]

  • 2021年12月11日

中国不動産市場が揺れる中で人民元安ドル高政策を取る米中

12月9日、中国恒大集団が一部ドル建て社債の利払いを猶予期間を過ぎても行えず、ようやく一部債務不履行に陥りました。   同じく中国の不動産開発会社である佳兆業集団も、同日に一部債務不履行となりました。   この報道に市場は反応なしでした。債務不履行のリスクは市場で広く認識されており、単に個別企業の債務不履行に過ぎないと考えられているためです。中国の銀行が多額の貸倒引当金を計上していることが安心材料 […]

  • 2021年12月9日

住宅バブル崩壊が米国民を救う?

皆さんはバブル崩壊について、どのようなイメージを持っているでしょうか。   普通の人は、バブル崩壊に対して悪いイメージ、暗いイメージを持っていることでしょう。   バブル市場に参加していた人々がパニックに陥り、多額の損失を出すことだけにとどまりません。金融機関はリスク回避のため貸し渋り、貸し剥がしに舵を切り、財務状況の悪化した企業や金融機関は次々と倒産し、不況に陥ります。失業者が増え、消費は冷え込 […]

  • 2021年10月4日

嵐近づくなか、市場の混乱を見捨てる米中

[アボマガお試し版 No.182]嵐が近づいていますの記事(一部)です。2021/10/04に配信したものです。   アボマガ・エッセンシャル(有料版)にお早めにご登録されると、当記事のフルバージョンをご覧いただけます。 →ご登録はこちら 市場はいま、大きな転換期を迎えようとしています。   中国恒大集団の債務不履行問題が表面化し、不動産バブル崩壊の懸念がにわかに高まっています。   これは、中国 […]

  • 2021年6月4日

市場バブルに陶酔する米国、崩壊に備える中国

ワクチン接種が進み、新規感染者数が大きく減少したことで、米国も中国に続いて大きな経済成長を享受できる状況になっています。   そんな両国ですが、金融面におけるスタンスが真逆であることにお気づきでしょうか。   米国は、今年に入り景気回復が目に見える形で現れたことで、かなり浮かれています。   急速な経済回復でインフレ懸念が続いています。金融緩和マネーが米国や世界の金融市場に流れ込み、市場バブルは現 […]

  • 2021年5月7日

中国は笑いが止まらない?バイデン政権のCOVID-19ワクチン特許の一部放棄支持

[2021/05/06 ロイター]米、コロナワクチン特許の放棄を支持 バイデン大統領が表明   バイデン米大統領は5日、世界貿易機関(WTO)で提案された新型コロナウイルスワクチン特許の一時放棄を支持すると表明した。100を超える国のほか、米民主党議員からも特許放棄を求める声が高まっていた。   世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、米国のワクチン特許放棄表明について「新型コロナとの闘いにお […]

  • 2021年4月6日

大麻解禁と米国単独覇権の終わり

先月、嗜好用マリファナ解禁のニュースが相次ぎました。 メキシコ連邦議会は3月10日、嗜好品としてのマリファナの使用や所持等を合法化する法案を賛成多数で可決しました。 大統領の署名を経て公布される見通しで、国家としての解禁は南米ウルグアイ、カナダに次いで3カ国目になります。 3月31日、米国ニューヨーク州は嗜好品としてのマリファナの使用や栽培を合法化しました。 米国では嗜好品としてのマリファナの使用 […]