- 2023年1月30日
「風が吹かない」だけじゃない、風力発電の天候リスク
すでに風力発電は石炭火力発電の半分程度のコストで運営できることは、世界の常識となっています。 しかし風力発電は発電量が天候に左右され不安定な電源であるという弱点を抱えています。 すぐに思いつくのは風が吹かないことです。電力生産の25%を風力発電に依存している英国では、2021年秋に風が吹かず、電気料金が1年で7倍に急騰したことがありました。ウクライナ侵攻の前の話です。 しかし風力発電の天候リスクは […]
すでに風力発電は石炭火力発電の半分程度のコストで運営できることは、世界の常識となっています。 しかし風力発電は発電量が天候に左右され不安定な電源であるという弱点を抱えています。 すぐに思いつくのは風が吹かないことです。電力生産の25%を風力発電に依存している英国では、2021年秋に風が吹かず、電気料金が1年で7倍に急騰したことがありました。ウクライナ侵攻の前の話です。 しかし風力発電の天候リスクは […]
今回は食料需給についてです。日本では食品価格の値上げラッシュの最中でで来年も続きそうな勢いです。 そのなかで、今後の食料需給に影響を与えそうな天候不順に関連した出来事が起こっています。ミシシッピ川の水位低下です。 ミシシッピ川の水位低下は今夏の熱波による旱魃が発生したことが原因で、9月以降に水位は歴史的低さとなっています。 10月17日時点で1988年7月に記録された最低水位を下回りました。ルイジ […]
ふと、国際貿易の約8割を占める海上輸送について改めて考えてみました。 最近の海上輸送の状況は2021年の混乱ピークに比べれば大分落ち着いているようです。 世界の工場である中国がゼロコロナ政策を堅持していることで、貿易量が低下し、2020~21年にかけて急騰した中国発のコンテナ船運賃はみるみる低下しパンデミック前の2割増し程度になりました。バルチック海運指数はパンデミック前の水準にまで暴落しました。 […]
中国政府はここ最近、ICT企業の統制を強め、習近平思想を小中高および名門大学で必修化し、英語教育の廃止を進め、「共同富裕」という社会主義・共産主義的スローガンを唐突に掲げだしました。 中国共産党創設100年という節目の年に、「先富論(先に豊かになれる者をまず富ませよう)」を打ち出した鄧小平の路線を大きく軌道修正し、毛沢東時代に逆戻りするかのような雰囲気にあります。 ********** […]
[アボマガお試し版 No.170]一過性ではなさそうな食料価格の値上がりの記事(一部)です。2021/06/21に配信したものです。 アボマガ・エッセンシャル(有料版)にお早めにご登録されると、当記事のフルバージョンをご覧いただけます。 →ご登録はこちら 世界の食料価格の上昇が止まりません。 国連が発表した5月の食料価格指数は1年前から39.7%上昇し、2011年9月以来、約10年ぶり […]
アルミニウム市場について少し調べてみました。 アルミニウム価格は2000年代に上昇し、2008年にピークを付けた後、今日まで、いくつかの変動がありながらも下落傾向が続いてきました。ただ昨春以降、価格上昇が続いています。 価格推移は、概ね、他の商品と似たようなものとなっています。 2010年代のアルミニウム価格の下落は、中国の長年にわたるアルミニウム生産能力の拡張とそれに伴う供給増によってもたらされ […]