- 2025年3月3日
プーチンはトランプに中国による重要鉱物支配の是正に手を差し伸べる
トランプ大統領がUSAIDとCIAの解体に着手したことで、ウクライナ戦争の停戦に向けて急速に動き出すと同時に、米ロ関係が冷戦以降の敵対関係から協調関係に大転換し始めています。 ロシアは国内やウクライナ戦争によって獲得した地域にある、レアアースなどの鉱物資源の共同開発を米国に呼び掛けることもしています。 トランプが欲しがっているウクライナのレアアースは、下図のようにロシアの実効支配地域に大規模鉱床が […]
トランプ大統領がUSAIDとCIAの解体に着手したことで、ウクライナ戦争の停戦に向けて急速に動き出すと同時に、米ロ関係が冷戦以降の敵対関係から協調関係に大転換し始めています。 ロシアは国内やウクライナ戦争によって獲得した地域にある、レアアースなどの鉱物資源の共同開発を米国に呼び掛けることもしています。 トランプが欲しがっているウクライナのレアアースは、下図のようにロシアの実効支配地域に大規模鉱床が […]
今回は本日アボマガ・エッセンシャルで配信した記事の一部を転載します。 ロシアへの新たな制裁で石油供給はどうなる? ●これまでの石油市場原油価格は2021~22年夏にかけて3倍以上に値上がりしました。ロックダウンから経済が回復するなか、産油国の供給調整や物流の混乱による供給制約があったためでした。 これは当時の世界的な高インフレにつながりました。高インフレが続き支持率が低迷していた当時のバイデン政権 […]
アボマガお試し版にて「今日のつぶやき」を配信しました。 世界最大の大国が領土拡大を唱えたのですから、他国が同じことをしても文句を言えなくなりました。 ブログ非公開です。 本日1月9日にアボマガお試し版にご登録されるとお読みいただけます。ご登録は下の登録フォームから。
今月21日に2つの大きなイベントが重なりました。 一つはFOMC、もう一つはプーチン大統領による55分間にわたる緊急のテレビ演説です。いずれも将来の世界市場、世界情勢に不可逆的大変動を起こし得る内容を含むものでした。 市場はFedのタカ派姿勢を受け入れざるを得なくなっている まずは今月20~21日のFOMCについて簡単に触れていきましょう。 政策金利は3会合連続で0.75ポイントの利上げで、誘導目 […]
2022/04/11に配信した有料版記事[アボマガ No.208]の一部を編集したものです。 アボマガ・エッセンシャル(有料版)にお早めにご登録されると、当記事のフルバージョンをご覧いただけます。 →ご登録はこちら 今回は国際金融の場で起きているあるパラダイムシフトについてお話します。 金・エネルギー・資源本位通貨システム構築を画策するロシア側 ウクライナ侵攻後、ロシアは西側の国々を非友好 […]
ロシアのウクライナへの軍事侵攻に収束の兆しが見えないことや、欧米やロシアの経済・金融への制裁、規制導入が相次ぐ中、ルーブル安が急速に進んでいます。 現在は1ドル108.5ルーブルであり、侵攻が始まる前からおよそ1/3程度のルーブル安になっています。 急激なルーブル安で思い浮かべるのは、1998年のロシア危機と翌年のLTCMの破綻です。 LTCMはノーベル経済学賞受賞者2人が設立したファ […]
[アボマガお試し版 No.185]為替で明暗分かれているロシアとトルコの記事(一部)です。2021/10/18に配信したものです。 アボマガ・エッセンシャル(有料版)にお早めにご登録されると、当記事のフルバージョンをご覧いただけます。 →ご登録はこちら 今回はロシアルーブルとトルコリラについてです。 さて、対ドルでルーブルは緩やかに強くなり続けています。他方、リラは9月に入り急落し、1ドル […]
ワクチン接種が進み、新規感染者数が大きく減少したことで、米国も中国に続いて大きな経済成長を享受できる状況になっています。 そんな両国ですが、金融面におけるスタンスが真逆であることにお気づきでしょうか。 米国は、今年に入り景気回復が目に見える形で現れたことで、かなり浮かれています。 急速な経済回復でインフレ懸念が続いています。金融緩和マネーが米国や世界の金融市場に流れ込み、市場バブルは現 […]
ロシア中央銀行は初めて、保有する金準備がドル建て準備を上回ったとのことです。 2020年6月末現在、ゴールドはロシア中央銀行の準備資産の23%となり、ドル資産のシェア22%を上回りました。 理由は3つあります。 一つはロシア中央銀行が他国を圧倒的に上回る規模でゴールドを買い越してきたためです。 ロシア中央銀行は2006年から2020年までの15年間、毎年金準備を増やしてきました。特に2015年から […]