[2026/08/27 ロイター]米エヌビディア、四半期売上高見通しが予想上回る 株価上昇
米半導体大手エヌビディア(NVDA.O)、新しいタブで開きますが26日発表した第2・四半期(5─7月)決算は売上高が2倍超に増加し、第3・四半期(8─10月)の売上高見通しも市場予想を上回った。 同社の人工知能(AI)向け半導体に対する旺盛な需要が続いていることを示唆した。
エヌビディアの売上と純利益が一年前から2倍以上になった!エヌビディアはやっぱり凄い!AI・半導体ブームはまだまだ続く!
そう考えるあなたは、私共とは目の付け所が異なるようです。
私共にとって売上や利益は二の次、副次的な会計項目に過ぎません。
私共が最も目を光らせているのは「キャッシュフロー」。これに尽きます。
エヌビディアの財務の数字を見て気になるのは、「純利益に比べてフリーキャッシュフローの割合がどんどん小さくなっている」ことです。
2024年の途中までは四半期や年によって変動はあるものの、概ね「純利益=フリーキャッシュフロー」でした。
ところが2024年後半からこの割合が低下傾向を示すようになりました。最新の5~7月期決算ではこの割合がなんと35.9%にまで減ってしまったのです。
主な原因は売掛金と在庫の増加、とりわけ売掛金の増加です。
5~7月期は例年、運転資本が増えやすい時期にあたるようですが、それにしてもここまでキャッシュフローを回収できなくなったのは異常です。

エヌビディアは通常、半導体を顧客に引き渡してまもなく支払いを受けます。
しかし信用力の高い顧客の大規模データセンター構築向けには、規模に応じて90日から1年までの支払期限を設けています。
「信用力の高い顧客の大規模データセンター構築向け」というのは、マイクロソフト、アマゾン、グーグル、メタ、オラクルといったハイパースケーラーへの最先端チップの提供に他なりません。
ハイパースケーラーはAIデータセンターの大規模建設のためにキャッシュフローが不足し、巨額の借入に頼り始めています。
つまりエヌビディアの売掛金の増加、これによるキャッシュフロー回収効率の低下は、顧客であるハイパースケーラーの資金繰りが悪化し、チップ代をすぐに支払うことが難しくなり始めたことの兆候です。
私共は利益が大きく伸びているのにキャッシュフローがそれに追いつかない、売掛金や在庫が増えるばかりの状況を危険信号と受け止めます。
アボマガ・エッセンシャルで新たな銘柄を発掘するにあたり、こうした銘柄は即刻、候補から外します。
★本日はアボマガ・エッセンシャルの配信日です。
[アボマガ No.396]新銘柄発掘:長期投資のお伴にAIバブルの先行きが不透明となり、米国をはじめ世界の長期金利が上昇し、世界の金融市場は危機的な状況にあると考えます。
こうした中で最近は、キャッシュフローが豊富で景気循環にあまり影響を受けず、長年増配を見込める割安な配当成長株に絞って銘柄を紹介してきました。***然り、***然り。
今回紹介する銘柄も同じ類です。2015~25年までの10年間に売上はおよそ2倍、純利益は7.9倍、フリーキャッシュフローは5.2倍になりました。
5月の決算発表で株価が暴落、その後低迷し、格好の買い機会が訪れたと思い紹介することにしました。
AI・半導体バブルの喧騒から離れて裏山に足を踏み入れると、最高の仕込み時にある優良配当成長株に案外出くわすものです。
バブルからは離れて、そろそろ王道の長期投資を始めてみませんか。