超円安は制御不能

[2026/06/30 日本経済新聞]消え始めた「円買い派」 ドル一強で39年半ぶり安値、薄らぐ介入警戒

円相場が対ドルで1ドル=162円台と、39年半ぶりの安値となった。堅調な米経済を背景にドル高圧力が強い。政府・日銀が円買い為替介入に踏み切るとの警戒感は薄らぎ、市場ではさらに円安が進むとの見方が広がる。

日経は購読者を騙しています。今の円安ドル高に米ドルは関係ありません。

現在のドル指数は100.86です。一方2025年1月5日は109.65でした。同年1月4日の為替レートは1ドル157.20でした。

当時と比べ米ドルは8%安くなったにも関わらず、ドル円は2.66%円安ドル高に振れました。

米ドルは弱くなっている。でもそれ以上に円安が進んでいる。これが事実です。日経は購読者を騙しカネを稼いでいると言われても仕方ありません。

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日銀が債務超過に陥ることを恐れたために後手後手の利上げに迫られた中で、円安に対応するために行われたのが財務省・日銀による為替介入でした。

円安が本格的に進行した2022年にはおよそ9.2兆円、2024年には15.3兆円、そして今年のゴールデンウィークのあたりに11.7兆円の円買い外貨売りの為替介入を実施してきました。

2022年10月の為替介入のときは、ピーク時に1ドル151円台だった為替レートが翌年の1月にかけて127円台にまで円高ドル安が進みました。

2024年7月のときは日銀が利上げを決定したことによる円高圧力も加わり、161円台にあった為替レートは8月上旬から9月にかけて一時1ドル139円台にまで円高ドル安が進みました。これらの為替介入には一定の効果があったと言えます。

ところが今年のゴールデンウィークの時に行った為替介入では、160円台だったドル円が154円程度に下がっただけで、すぐさま円安ドル高に振れて為替レートは元に戻ってしまいました。

為替介入は最初のうちは市場にとって不意打ちとなり、短期的に一定の成果を得られます。しかしこれを続けるうちに市場はだんだん慣れていき、効果は乏しくなっていきます。

むしろ為替介入は日本の投資家にとって、格好の押し目買い機会となっています。為替介入を続けるほど外貨準備という「実弾」が減っていくので、市場はこれを織り込み始め、為替介入はやがて円安を招く結果になります。

これがいま、日本円で進行中なのです。

★しかしこうした市場の心理やFX投資家の行動、ストックの減少を理由に為替介入による円高ドル安の効果が薄れていくことだけが問題ではありません。

実は為替介入をしてもほとんど無意味である「構造的な」要因があります。為替介入をしても円安を食い止めることはできないのです。

詳しくは本日配信のアボマガ・エッセンシャルの記事をご覧ください。

[アボマガ No.392]超円安は制御不能

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