[2026/06/07 BigGo ファイナンス]世界市場に「暗黒の金曜日」:米国株急落、暗号資産で大規模ロスカット、金・原油も下落、27万人超の資産が一夜で消失
6月5日夜、世界の金融市場は「暗黒の金曜日」に見舞われ、株式、債券、商品、暗号資産が同時に急落する珍しい共振相場となった。米国株の主要3指数は軒並み大幅安となり、ナスダック総合指数は4.18%下落し今年最大の下げ幅を記録。フィラデルフィア半導体指数は10%超の暴落となり、エヌビディアやAMDなどの半導体株が総崩れとなった。暗号資産市場はさらに悲惨で、ビットコインは6万ドル(約960万円)の大台を割り込み、史上最高値から半減。27万人超の投資家がロスカット(強制決済)され、その金額は13.35億ドル(約2,100億円)に達した。同時に、伝統的な安全資産である金も3%超下落し、WTI原油は90ドル(約1.4万円)近辺まで値を下げた。
[2026/06/08 日本経済新聞]日経平均終値2563円安、AI熱冷ます米雇用統計 2026年で2番目の下げ幅
8日の東京株式市場で日経平均株価の終値は前週末比2563円(3.85%)安の6万4024円だった。下落幅は3月9日(2892円)に次ぎ2026年で2番目だった。歴代では5番目だ。前週末発表の5月の米雇用統計が好調で米利上げ観測が台頭。金利と比べた益回りが低いとされる人工知能(AI)銘柄で売りが相次ぎ、AIブームに沸いていた市場は冷や水を浴びせられた。
[2026/06/08 中央日報]「ブラックマンデー」KOSPIが8.3%急落…KOSDAQは9%安
8日の韓国総合株価指数(KOSPI)は8%以上急落し8000ポイントを割り込んだ。
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この日は指数急落で有価証券市場とKOSDAQ市場ともサーキットブレーカーとプログラム売りの一時効力停止(サイドカー)が相次いで発動された。
5月28日の配信にて、日本株は「靴磨きの少年」モードに入っていると書きました。→当該記事へ
米国も日本も韓国も、株高を牽引しているのは一部のAI・半導体関連株です。米国の好調な雇用統計を受けて年内利上げ期待が高まっただけでこれほどにまで株価が崩れるのを見て、「いよいよ潮時か」と悟った人も多いことでしょう。
先日、アンソロピックの共同創業者のジャック・クラーク氏が、規制を強めてAIの進化を遅らせることが必要だとBBCの番組で答えました。
すでにクロードはシステムの80%を自ら生成したコードで稼働しており、2年以内に100%に到達することが可能だろうと言っています。
他の企業もAIの自動生成が当たり前になれば、人間の監視が行き届かない中でAIが勝手に自律的にコードを生成し、何をしでかすか分からなくなる心配があるわけです。
[2026/06/05 BBC]AIの進化、遅らせる策が必要 米アンソロピック共同創業者がBBC番組で主張
AIの進化を遅らせることは難しくありません。高性能のAIチップが作れなくなったり、あまりに高額すぎて高性能チップをあらゆるAI開発企業が買えなくなれば良いだけの話です。
ホルムズ海峡の閉鎖により、半導体がいつ作れなくなってもおかしくない状況にあることは当ブログでも話してきました。
またAI開発企業があまりのチップ高騰にお金が足りず、財務がどんどん悪くなっていることも繰り返し話してきました。
アンソロピックやオープンAIがIPOに向けて準備を進めていたり、アルファベットが増資を発表したり、メタも増資を検討していることは、AI投資規模が巨額過ぎて負債による資金調達は経営破綻につながり得るとの認識を深めている証左です。
各社がこぞってAI投資を進めているのは、収益を上げる見通しが立っているからではなく、投資を進めないとAI競争に敗れてしまうからです。
半導体をまともに作れなくなり、また高金利のため巨額の借入れが経営破綻に繋がり得る中で、新株発行で十分な資金を得られなくなれば、あらゆるAI開発会社は生き残るためにAI投資を一旦ストップするしかなく、AI競争の暴走は止まります。
いまのバブルが弾ければ、AI企業は楽になれるのです。