[2025/06/10 NHK]自公幹事長 物価高対策めぐり給付実施で一致 金額など調整へ
物価高対策をめぐり、自民・公明両党の幹事長は即効性のある対応が必要だとして、現金などを想定した給付を実施することで一致し、金額など制度のあり方について調整を進めることになりました。
自民党の森山幹事長と公明党の西田幹事長は、10日朝、東京都内で会談し、両党の国会対策委員長も同席しました。
この中では物価高対策について、税収の上振れ分を国民に還元するとともに、即効性のある対応が必要だとして、現金などを想定した給付を実施することで一致しました。
また、給付の方法は現金に加え、公明党がマイナンバーカードを持っている人などに付与する「マイナポイント」での給付を主張していることを踏まえ、今後、両党の政務調査会長で金額や所得制限を設けるかなどを含め、制度のあり方の調整を進めることになりました。
さらに、給付の実施を参議院選挙の公約に盛り込むことも確認し、与党としての共通公約に位置づけるかどうか扱いを検討することになりました。
自民党は小泉農相の備蓄米放出政策の成果と給付金をエサに有権者を釣ろうとしているようですが、給付金を巡る環境は以前と比べ物にならないほど悪化しています。
2020年に新型コロナウイルス感染症の経済対策として全国民に一律で10万円の現金が支給されたとき、日銀は量的緩和の最中で、長期金利はマイナスで、為替は1ドル100~110円の範囲にあり、食品のインフレは進んでいませんでした。
現在日本の40年債国債利回りは3%を超え、超長期債の買い手が付かなくなっています。政府の利払い費は2020年度に7.4兆円だったのが昨年度は9.7兆円にまで急増しました。
日銀の植田総裁は量的引き締めを今後も続ける方針を見せています。給付金の実現には高い金利で国債を発行せざるを得ず、財政はさらに逼迫します。
円安による輸入インフレや人件費の上昇により食品の値上げが常態化し、天候不順で生鮮食品の価格変動も大きくなり、挙句の果てに米価が一時倍増しました。
2020年当時、給付金のほとんどは将来への備えとして貯蓄に回されました。しかし今では米価高騰を受けて国民は貯蓄が目減りしてしまう現実を突きつけられています。
備蓄米への殺到具合を見るに、国民の米需要は依然大きいものがあります。古古古米の味も気にならないという肯定的な意見が目立ちます。
たった数万円の給付金で大したものは買えません。ならば米価が高かろうと精米や玄米を備蓄として買うために使おうと人々が考えるのは自然です。
「先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない」「いくらお金をばら撒いてもインフレにはならない」という意見は「絶対に戦争に負けることはない」と同じように空虚に聞こえてしまいます。
【老後・失業に不安な方、アボマガ・エッセンシャルがお役に立てるかもしれません】
今後年金は十分にもらえないのではないか、終身雇用が当たり前でなくなりいつクビを切られて給与収入が途絶えてもおかしくないのではないか…
あなたはこのような不安をお持ちではないでしょうか。残念なことに、あなたのその直感は正しいです。
年金受取額は、インフレ率でなく賃金の伸び率に連動する仕組みとマクロ経済スライドによって、目減りし続けることが確定しています。
日本政府主導の賃上げとROE改善要求に応えるために、大企業は退職を募り、使えない高給取りの社員を切り捨て、浮いたお金を増配と自社株買いに振り向ける誘因に駆られています。
ただでさえ収益が薄くコロナ禍の過剰債務の返済に苦しむ中小企業は、政府の賃上げ要請に応えていたら潰れてしまいます。
政府が庶民の貧困化を推進しているのが現実なのです。よって我々は自身で道を切り開いていくことでしか安心・充実した生活を送ることは出来なくなりました。
そのためにどうすればよいか。簡単です。配当収入という新たな収入源を作ってしまえば良いのです。
優良な配当成長株に投資し、再投資を続けていけば、配当収入を毎年8~10%程度の複利で増やし続けることは難しくありません。
2000万円を配当利回り3%の優良銘柄に投資して、20年間再投資を続けることで、年間で400万円以上の配当収入を現実的に得ることができます。
時間を存分に生かした方法なので、早く始めるほど有利です。日本円が紙くずになってしまった後に始めても手遅れです。
配当収入という新たな収入源を築き、失業にも年金の目減りにも物価高にも負けないためのノウハウと海外ソースに基づく詳細な分析記事を、アボマガ・エッセンシャルでお届けします。
ご登録された方には、「配当収入を増やすための資産形成・ポートフォリオ構築」に関する特典記事を配信しています。
特典記事の内容:
・資産形成の本当の目的とは何か
・なぜ売却益目的の投資で老後に向けた資産形成をすると失敗しやすいのか
・資産形成の目的を達成するために、何故資産価値でなく配当収入に着目しなくてはならないのか
・配当成長株の複利運用で低リスク・高リターンとなる数学的な仕組みについて
・配当収入を増やすためのコツとリスクについて
・優良な配当成長株の見つけ方
・資産形成は、株価下落期の行動によりその成功・失敗が決まる
・インフレに負けないポートフォリオの作り方 etc.