金価格が節目の1オンス3000ドルを突破したことは周知の事実です。
金のメルマガを開始した2018年(平成30年)7月に金価格は1オンス1200ドル程度でした。金価格を比較しても平成は過去になったとしみじみ思います。
長期的にゴールドはインフレに強い代替資産という役目をきちんと果たしながら値上がりしてきました。
1971年8月15日にブレトンウッズ体制が崩壊し金1オンスを35ドルと交換できなくなってから、金価格は現在まで85倍に値上がりしました。
この間に米国の物価は7.77倍になりました。言い換えれば米ドルの価値は53年間で87%も減価したのです。
長い目で見れば、米ドルが不換紙幣となり、中央銀行が利下げと量的緩和で大量の米ドルをばら撒いてきたなかで、資産をインフレから守るために代替資産ゴールド需要が高まってきました。
米ドルや米国債への不信は世界中の新興国にも広がり、2022年のウクライナ戦争勃発を契機に新興国中央銀行は金準備を買い増し続けています。
その筆頭である中国は、元安政策や不動産不況への対応で利下げを繰り返し、いまでは政策金利が米国より低くなっています。
そのため不動産が安全資産でなくなったいま、中国人たちは利息の小さい預金を金購入に充てています。これまであまりゴールドに興味を示さなかった若者の間でも「金豆」が流行しています。
米中が揃って自国の不換紙幣の減価をせっせと推進してきたから、代替通貨であるゴールドの需要が高まり値上がりしている、ただそれだけのことなのです。
【金投資の情報提供からアボマガ・エッセンシャルは始まりました】
金(ゴールド)、それは私の投資および投資情報提供の原点です。
アボマガ・エッセンシャルの配信を始める1カ月前の2018年7月から「金のメルマガ」という金関連のメルマガを配信し、それ以前にもブログで2016年頃から金投資を推奨する情報提供をしてきました。
当時、1ドル100~110円程度で金価格は1グラム4000円台前半、ほとんどの日本人は金投資に注目していませんでした。
この時、日本政府はGDPの200%近くの借金を抱え、アベノミクスの一環として日銀は年間80兆円規模の量的緩和政策という財政ファイナンスを行ってきました。
戦時中に日本政府が国債を激烈に発行し日銀に買わせて財政ファイナンスしたことで、戦後に物価は100倍になり、日本円は紙くずとなり、預金封鎖・新円切り替えで庶民は無一文になりました。
この歴史の再来を懸念して、少しでも多くの人たちが日本の現状に気付き、手遅れになる前に財産を、生活を守ってほしいと思い、微力ながら金投資を早い段階で勧めてきました。
現在、将来への憂いは2016年よりも数段酷くなっています。円安が進み輸入物価が高まり、食料・エネルギーという必需品の価格が大きく値上がりし、実質賃金は下がる一方です。
日本企業が海外輸出で稼ぐ力はなくなり、デジタル赤字拡大とエネルギー輸入で海外への資金流出に歯止めが掛からなくなりました。
金投資と配当成長株の長期投資を組み合わせるハイブリッド投資戦略により、物価高に負けない資産形成を行うことが、アボマガ・エッセンシャルのサービス開始当初から一貫したテーマです。
アボマガ・エッセンシャルでは金・銀に関する情報を適宜配信し、ハイパーインフレが起きようが日本円が紙くずになろうが、資産を、生活を守り抜くための情報をお届けして参ります。
ご登録された方には、「配当収入を増やすための資産形成・ポートフォリオ構築」に関する特典記事を配信しています。
特典記事の内容:
・資産形成の本当の目的とは何か
・資産形成の目的を達成するために、何故資産価値でなく配当収入に着目しなくてはならないのか
・配当収入を増やすためのコツとリスクについて
・優良な配当成長株の見つけ方
・資産形成は、株価下落期の行動によりその成功・失敗が決まる
・インフレに負けないポートフォリオの作り方 etc.