国際金融のトリレンマ:次の金融体制転換で犠牲になるのはどれ?

大規模な戦争が終結するときは、世界の金融体制が転換するときです。

1815年のワーテルローの戦いでナポレオンが敗北した翌年に、大英帝国は金本位制を採用しました。

普仏戦争に勝利したプロイセンがドイツ帝国となり、フランスから受け取った賠償金をもとに1871年に金本位制を採用したことをきっかけに、金本位制は世界へと広がりました(国際金本位制)。

第一次世界大戦で欧州各国は疲弊し、最終的に国際金本位制は崩壊しました。第二次世界大戦を契機にブレトンウッズ体制に移行し、金1オンスを35ドルで交換できる金ドル本位制となりました。

米国は敗北したベトナム戦争で政府債務の拡大、資金の海外流出でドル金本位制を維持できなくなり、1971年に米ドルの金兌換が停止となりました(ニクソン・ショック)。

その後不換紙幣となった米ドルを中心とするグローバル金融時代が1980年代から本格化し現在に至ります。

ウクライナ戦争が停戦に向けて動き出し、長年敵国同士であった米ロが協力関係に転換し始め、NATO、軍産複合体、ディープステートによるグローバル戦争時代に終止符が打たれようとしています。

歴史に鑑みれば、世界の金融体制の転換が近づいていると考えるしかありません。

さてここで、国際金融のトリレンマというものがあります。次の3つのうち最大2つしか選択できず、残りの1つは諦めないといけないと言われています。

1)独立した金融政策(=中央銀行の独立性)

2)為替相場の安定

3)国際資本移動の自由化

国際金本位制の時代は2)、3)はありましたが1)はありませんでした(各国の中央銀行が創設され始めたばかりでした)。

ブレトンウッズ体制下は1)と2)はありましたが3)はありませんでした(国際資本移動を自由に行えませんでした)。

1980年代以降のグローバリゼーションの時代では1)と3)はありましたが2)はありませんでした(Fedの金融政策やジョージ・ソロスをはじめとしたヘッジファンド勢の投機で、途上国を中心に為替は大変動しました)。

これから新しい金融体制に移行した場合、何が犠牲にされるのでしょうか。

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